レジェンドや進化系、ワインに合うものまで。大阪で絶対外せないお好み焼き3選

FOOD 2023.08.26

大阪のテッパングルメを紹介するシリーズ、続いてはお好み焼き。スタンダードとニューウェイブなお店を紹介。

予約の価値大。珠玉のオーセンティックお好み焼き〈tanpopo〉。

高級飲食店の街、北新地エリア。このお店も、少し敷居高めだけど心配は無用。写真の「豚玉」1,100円ほか、多彩な鉄板焼きも良心価格。お好み焼きは「ちゃんとした粉ものらしく、生地のおいしさを大切に」の、心温まる正統派。生地に練り込む桜海老や干し貝柱の滋味がしみじみ広がるおいしさが、きっと深々と旅の思い出に焼き付く。2週間ほど前に予約がベター。20時以降が予約容易。イタリアワイン200種、グラス900円~。

リピーターは世界から。ナチュラルワインに合うお好み〈パセミヤ〉。

上質素材とスパイスを活用した前菜と煮込み料理のセット(3,800円)をオーダーした後、アラカルトでお好み焼きを選ぶのがこちらのスタイル。約20分かけて焼く写真の「牛スジ、ネギコン入り」2,800円ほか、お好み焼きはどれも小麦粉量最小限で、野菜の甘みが際立つスフレのようなエアリー感。ナチュラルワインの鋭いセレクトでも知られ、世界からリピーターが詰めかけている。予算の目安8,000円前後~。1週間ほど前に要予約。

アーティストに愛される、レジェンド味〈お好み たまちゃん viva!〉。

フロアの壁に、この店を訪れた有名ミュージシャンの直筆サインがびっしり。彼らを魅了するお好み焼きは、牛スジとコンニャクを醤油でじっくり甘辛く煮込んだなにわ味の“スジコン”と、上品な天かす、そして昆布と鰹節を贅沢に使った出汁がおいしさの命。たっぷりネギとキムチがのった写真の「たまちゃんゴージャス焼き」1,540円のほか、麺自体のおいしさがパワフルな焼きそばも大阪の伝説だ。予約がベター。JR大阪駅直結のビル「ルクア」にも支店あり。

photo : Kunihiro Fukumori text & edit : Mitsuhiko Terashita

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