焼肉天国・大阪で、ワンランク上の味を楽しめる大満足の焼肉屋3軒

FOOD 2023.08.17

赤身、熟成、ホルモン…やっぱりおいしいお肉が食べたい!名店があちらこちらにひしめく焼肉天国、大阪の中でもさらにワンランク上の味を楽しめる大満足の3軒をセレクト。

大阪で大満足の焼肉屋3軒

熟成の最難関、タンの熟成に成功し、ブレイク〈焼肉 㐂舌〉。

すっかり定着した熟成肉だけど、このお店は長年の独自研究で、ロースやモモの稀少部位だけでなく、非常に困難とされたタンの熟成にも成功。2週間以上の熟成タンは、旨みの凝縮感、コクのスパーク感ともまさに未体験領域。写真の「熟成タン盛合せ」(2名分・2,970円)はタンの部位ごとの滋味と食感の違いを味わえるのもアカデミック。全室落ち着いた個室で、その楽しさをゆったり満喫できる。コースは夜6,600円〜。予約がベター。

生産農家単位で目利きする、プレミアム黒毛和牛に感動〈やきにく萬野 ホワイティうめだ店〉。

宮崎牛、山形牛など生産地域単位ではなく、より厳しく、各地の畜産家から特に品質志向の腕利き農家を見極めて仕入れる黒毛和牛専門店。噛むごとに五感に響く圧倒的な旨みと、心地いい後味が良心価格なのは名門精肉卸店直営ゆえ。大阪各地に支店があり、こちらは特に1〜2名利用向きで、写真の「究極の一切れ9種盛り合わせ(イチボ、ウチヒラほか)」3,740円など1人用メニューの充実もうれしい。

伝説的シェフのアイデア輝く、下町のガストロ焼肉〈にくさぶろう 天満店〉。

一見、さりげない昭和風情の下町の焼肉店。でも、こここそ関西イタリアンの別格レジェンドシェフ、本窪田(もとくぼた)雅文さんが監修するお店。タンはエスカルゴバターで。写真の「ツラミ」1,200円は、和出汁と刻み塩昆布で下味をつけ、刻みピーマンを包んで。タレも鶏白湯など7種を自家製。天才肌シェフならではのセンスが強烈に輝くレシピの数々。大阪が世界に誇る焼肉、その歴史の偉大で新たな扉を、この店が輝かしく開いている。夜は5,000円前後が目安。

photo : Kunihiro Fukumori text & edit : Mitsuhiko Terashita

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