メルボルンに本店があるおチビちゃん。北参道〈CIBI〉|斉藤アリスのコーヒースタンド探訪
カフェ好きで知られるモデルの斉藤アリスの連載がリニューアル!今度は「コーヒースタンド」をテーマに、気になるお店をご案内します。
素敵な朝の時間を堪能できる北参道〈CIBI〉
北参道にあるコンセプトストア〈CIBI〉へやってきました。読み方は「チビ」。2008年に日本人のご夫婦がメルボルンで第一号店をオープンし、2017年に千駄木、2020年にここ北参道にお店ができました。
「オーストラリアには、朝の時間をゆっくりと過ごす文化が根付いています。街のカフェも朝早くから開いていて、コーヒーだけでなく朝食を提供しているお店も多いです」と話すのは、ジェネラルマネージャーの土井さん。日本のお店も朝時間を堪能できるように、〈CIBI〉のオープンは朝の8時半。
8時半のオープン時間に合わせて焼き上げる日替わりのマフィン。焼き立てを求めて開店時間にやってくる人も少なくないそう。この日は2種類。「ベーコンとトマトのマフィン」と「ベリーとアーモンドのマフィン」。具沢山だから朝食にもぴったり。ほかには「あずきと抹茶のマフィン」「さつまいもとフェタチーズのマフィン」「胡桃とバナナとチョコレートのマフィン」などがあるそう。名前だけでもおいしそう!マフィン以外にも朝食メニューがあるのが嬉しい。
オリジナルブレンドの豆を使用した毎日飲みたくなる味わい
コーヒー豆は、湘南・辻堂にあるスペシャルティコーヒー専門店〈27 COFFEE ROASTERS〉に依頼。メルボルンだから浅煎りなのかな?と思っていたら、意外や意外。味わいのしっかりした深煎りのコーヒーでした。
「バランスの取れたコーヒーなので食事との相性も良く、ブラックで飲んでもミルクと合わせて飲んでもコーヒーの味わいをしっかりと感じます」(土井さん)。
スペシャルティコーヒーの深煎りってなんだか贅沢な気分。暑い夏はひんやり冷えたコールドブリューでいただくのもおすすめです。
〈CIBI〉の名前の由来は、文字通りのおチビちゃん。
「子供の頃のようなワクワクを感じられるお店にしたい、という想いが込められています」と話す、土井さん。そんな〈CIBI〉のカウンター横には、フーセンガムの箱やウルトラマンのソフビ人形が並びます。な、懐かしい。ドンピシャで世代です。
お店の一角には物販コーナーも。柳宗理のカトラリー、白山陶器のカップ、森正洋の醤油さしなど、〈CIBI〉がセレクトした日本の“いいもの”が並びます。実際にお店で使っている食器類も棚に並んでいるので、気にいったら買って帰るのもあり。1日を気持ちよく始められる朝の時間を堪能しました。