「たまごサンド」が再ブーム! Hanakoおすすめ!純喫茶のバラエティ豊かなパンメニュー4選
FOOD 2018.02.28
純喫茶の魅力の一つ、懐かしグルメ。その中でも今回は人気のパンメニューにフォーカスし、海苔×醤油×バターの「のりトースト」をはじめ、バラエティ豊かな4品を集めました。
1.〈カヤバ珈琲〉の地元民も外国人観光客もとりこにするサンド/根津
大正時代からの民家を改修して営業を続ける〈カヤバ珈琲〉。実は12年前に一度閉業したのだが、創業者の家族や町の人の熱望を受け、2年後に再スタートした。ふわふわのパンに、しっとりとした卵焼きが優しい「たまごサンド」は、再開後もメニューに並ぶ看板の品。
近ごろは谷根千を観光する外国人にも大人気。コーヒーは〈フグレントウキョウ〉の豆を使用。
2.〈銀座ブラジル〉のパンとカツとキャベツの三位一体サンドイッチ/浅草
銀座に1号店があったことから、店名にその名残がある。銀座店で生まれたカツサンドは、70年以上もの歴史の中で材料も製法も変えることなく守り抜かれてきた。
ふわふわの食パンと揚げたてで柔らかなロースカツ、しんなりとしたキャベツが一体となり、大人から子供まで大好きな一品に。当時の社長が海外を食べ歩き取り入れたメニューだ。
3.〈珈琲専門店 エース〉の代名詞「のりトースト」/神田
清水英勝さん、徹夫さん兄弟が仲良く店主をつとめる店。この店の代名詞「のりトースト」は、海苔と醤油とバターだけで口福をもたらしてくれる。
単品で170円、11:30までのモーニングサービスでは、ブレンドコーヒーとセットでワンコインという驚きの安さも魅力。店内のいたるところに飾られた、英勝さん手作りのメニュー表にもほっこり癒される。
4.〈カフェ トロワバグ〉の母から娘へ受け継いだ家庭の味/神保町
地下への階段を下りると、洞窟のように静かで穏やかな空間が広がっている。この店を継いで8年目の2代目・三輪徳子さんは、先代である母からベシャメルソースのレシピも継承した。名物メニュー「グラタントースト」の決め手となっている。
(Hanako1150号掲載/photo : Yoko Tajiri text : Kahoko Nishimura)