広がる日本茶の楽しみ方に注目! ほっと落ち着きたい時に訪れたい。こだわりの日本茶専門店3軒

FOOD 2018.02.05

日常に寄り添う日本茶の可能性を追求する専門店が続々オープン!ほっと落ち着きたい時に是非訪れたい、こだわりの日本茶専門店3軒をご紹介します。

1.最先端でありながらアットホームな〈幻幻庵〉/渋谷

「お茶は最高のエナジードリンクです」と、店長の田邊瞭さん。店先には茶葉が入ったガチャポン、店内はまるでバーのような空間と、従来のお茶のイメージを覆す遊び心に満ちた店だ。

〈幻幻庵〉/渋谷

お茶には風味を引き出す超軟水、屋久島の縄文水を使用。

扱う茶葉は、茶師・松尾俊一さんが吟味してそろえた品。佐賀県嬉野の嬉野茶をメインに、昔ながらの製法の釜炒り茶や、各地の選りすぐりのお茶など、1年半かけてたどり着いた究極のお茶を楽しめる。

「釜炒り玄米茶」400円など。
「釜炒り玄米茶」400円など。
「玉緑茶 お茶うけつき」450円
「玉緑茶 お茶うけつき」450円

茶葉は「奥豊」(時季により変更)。40℃、40㏄の湯で淹れることで玉露のような甘味に。ポン酢や塩でいただく出がらしもオツ。

ここではお茶を飲んで終わり、ではない。お客さんはみなカウンターで楽しそうに、お茶を片手にスタッフと談笑している。そんな豊かな時間も醍醐味だ。

「テイスティングセット」1,080円
「テイスティングセット」1,080円
〈幻幻庵〉/渋谷

2.【閉店情報あり】茶葉の個性や淹れ方にこだわり日本茶の楽しみ方を広げる〈UNI STAND〉/吉祥寺

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大きなガラス扉を開けるとお店の中へと続く階段があり、地下ながら光が降り注ぐ開放的な空間が。ここではバリスタならぬ“茶リスタ”の小山和裕さんが、こだわりの日本茶を淹れてくれる。

右・ブレンド茶「猿島」は渋味や甘味のバランスが絶妙。左・単一品種の「はるみどり」はフローラルな香り。各M 550円。
右・ブレンド茶「猿島」は渋味や甘味のバランスが絶妙。左・単一品種の「はるみどり」はフローラルな香り。各M 550円。

全10種の茶葉はすべて単一農家から仕入れており、風味と個性を最大限に引き出すための淹れ方も追求。

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シングルオリジンに使う茶海。

シングルオリジンの場合は、まず急須に氷水を入れ茶葉を開かせたあと、熱湯を入れた茶海という茶器に注ぎ、また急須に注ぎ、と繰り返して煎じていく。ブレンドの場合は、茶海に入れて熱湯を注ぎ、3分かけてゆっくりと抽出することで、味の重なりを生み出す。

「宇治抹茶オレ」520円。甘さ控えめの大人味。
「宇治抹茶オレ」520円。甘さ控えめの大人味。

3.日本茶、伝統、アートetc.さまざまな文化が集まるスポット〈artless craft tea & coffee〉/中目黒

アートディレクターの川上シュンさんが手がける日本茶とコーヒーの店が、今年原宿から中目黒高架下に移転。

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オーダーごとに目の前で一煎一煎淹れてくれる。

茶室がコンセプトの空間は、日本の伝統美を現代的に再構築。内装は洗練されており、人間国宝の高橋敬典氏が手がけた茶釜を設えたカウンターや、アート作品のような美しい茶器が並ぶ。

「焙じ茶ミルク」600円。サクサクの「トロウマッド クッキー」300円(各税込)
「焙じ茶ミルク」600円。サクサクの「トロウマッド クッキー」300円(各税込)

オーガニックミルクでまろやかな香ばしさに。

提供される日本茶は、川上さんが選りすぐった無農薬栽培のほうじ茶や玄米茶、京都ではなじみ深い手炒りの刈番茶など、いずれも少数しか生産されていない貴重なものばかり。

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オリジナルのタンブラーも販売。

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店内にはアポイント制のギャラリーも併設されている。

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(Hanako1145号掲載/photo : MEGUMI (DOUBLE ONE), Yoichiro Kikuchi)

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