取り寄せて支援&備えを整える。 買うことで支援になるお取り寄せ4選。自宅にいながらできる“楽しい支援”を。

FOOD 2021.09.03

旅や外食の機会がぐっと減ったからこそ、自宅にいながらにしてできる“楽しい支援”は大事なアクション。被災者の声が生かされる常備食、買うことで支援になるお取り寄せ…など、ストーリーのあるアイテムをセレクトしていただきました。8月27日(金)発売 Hanako1200号「好きなのは、京都らしさ。」よりお届け。

1.福島の農園から届けられる、“日本でいちばん優しいたまご”。〈大野村農園〉の「相馬ミルキーエッグ」

〈大野村農園〉の「相馬ミルキーエッグ」

〈大野村農園〉は、東日本大震災後に、福島県相馬市で新規就農したご夫婦が営む農園。納豆、玄米、海藻、魚のアラを発酵させた独自のエサを与え、平飼いされた鶏の生む人にも鶏にも優しい卵。「愛らしいパッケージに惹かれ、背景の物語を知り、さらに惹かれました。色白の黄身のミルキーな風味は健やかそのもの!」(藤森さん)。10個入り830円。ちょっと小さいミルキーエッグ10個入り550円も。

https://www.oonomuranouen.com/shop/

2.毎年3月11日に発売するさわやかな味わいの純米吟醸。〈鈴木酒造店〉の「甦る」

〈鈴木酒造店〉の「甦る」

福島県双葉郡浪江町の酒蔵が、東日本大震災を経て奇跡的に残っていた酵母をもとに、山形にて再開を果たした。この「甦る」は、移転先の山形の希少な米「さわのはな」を100%使った純米吟醸。「スッキリとした飲み心地で、食事との相性も抜群。冷やで飲みたくなるお酒」(池田さん)。売り上げの一部は原発事故による避難児童支援団体等に寄付される。720ml ,540円。1.8l 2,860円もあり。

http://www.iw-kotobuki.co.jp/

3.ちょうどいい塩気がご飯もお酒もすすませる。〈かけあしの会〉の「瓶ドン」各種

〈かけあしの会〉の「瓶ドン」各種

東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県宮古市。地元の観光協会が、牛乳瓶にウニを入れて保存する地元の習慣にヒントを得て、“新たな名物”として開発したのが瓶ドンだ。「めかぶ、イカ、ウニ、いくらなど、宮古の旬の食材がぎゅっとつまった贅沢な品。ご飯にかけてどんぶりとして食べるだけでなく、そのままでも。ギフトにも喜ばれます」(池田さん)。ウニ、イカ、タコ3本セット4,800円(送料込み)。

https://store.shopping.yahoo.co.jp/kakeashinokai/

4.ソルベ状態でアイスに添えれば、もう立派なデセールに。〈ももがある〉の「ももふる」各種

〈ももがある〉の「ももふる」各種

福島の農業を支え、ともに発展していきたいという理念のもと作られている「ももふる」。福島の名産である桃を完熟まで「樹成り」させ、瞬間冷凍させた新食感フルーツソルベだ。「5年ほど前、“果実園デザート”というテーマで新商品を探していた際に出合いました。品種別の味わいの違いに感動!」(藤森さん)。あかつき、黄金桃など5種入りセット2,150円(桃の種類はメーカーお任せ)。

https://www.momogaaru.co.jp/shop/

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・藤森陽子(ふじもり・ようこ)/ライター、エディター。『Hanako』や『BRUTUS』をはじめとする雑誌、Webで活躍。スイーツはもちろん、コーヒーやレストラン、酒場、ホテル、台湾等のジャンルで多くの取材を手掛ける。

・池田祐美子(いけだ・ゆみこ)/ライター。『Hanako』『Casa BRUTUS』などで執筆。グルメ、旅などのジャンルに精通し、アンテナショップ、地方のお取り寄せ、ご当地スーパー情報などもチェックを欠かさない。

(Hanako1200号掲載/illustration : naohiga photo : Wataru Kitao text : Ikuko Hyodo)

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