モダンな小料理屋さんに古民家カフェ&イタリアンバル… グルメ激戦区・中目黒でいま行きたいおしゃれで使い勝手のいいお店はここ。
グルメ激戦区・中目黒で使い勝手のいいおいしいお店とは?おしゃれでモダンな小料理屋さんに古民家カフェ&イタリアンバル…いま訪れたいおすすめ2軒をご紹介します。
1.懐かしいけど新しい、お洒落な現代版の小料理屋〈1988 KORYORI-YA〉
1988年生まれの女性ふたりが切り盛りする〝小料理屋〟が、中目黒にオープン。切り盛りするのは河野絵里さんと藤田奈都子さん。
1階はひとりでも居心地のいいカウンター席。
お酒を飲みながらおいしいものをちょっとずついろいろ食べるのが大好きなふたりが、ずっとやりたかったお店なのだそう。カウンターには、和をベースに、アジアや洋の要素を加えた創意工夫あふれる大皿料理が並ぶ。「ふたりでずっと小料理屋をやろうと話していたんです。でも、1988年生まれの私たちがやるからには、昔ながらのザ・和食の店じゃなくて、今の小料理屋にしたいなと思って、この形になりました」(河野さん)
大皿料理盛り合わせ1,400円。上から時計回りに、たくあん入りクリームチーズポテトサラダ、いかの自家製ラー油和え、ワカメとセロリのナムル、ニンジンのトムヤム風ナムル、なすのピリ辛揚げ出し。中央は海苔とわさびで和えたもずく。
たとえばイカは自家製ラー油で和えたり、ニンジンをトムヤムクン風味のナムルにしたり。とろっとろで濃厚なブラータチーズには、納豆たくあんを組み合わせるという斬新さも。
山盛りパクチーズの国産牛カルパッチョ1,380円。
どれもが個性的で、ここにしかない美味ばかり。味にも雰囲気にも、センスの良さがあふれている。
2階はテーブル席。
(Hanako1143号掲載:Photo:Kanako Nakamura text:Riko Saito)
2.毎日気軽に立ち寄って、行きつけにしたいお店〈Y2T STAND〉
目黒銀座商店街の奥にある築50年の一軒屋。それが、1階はスペシャルティコーヒーのコーヒースタンド、2階は昭和レトロなインテリアのバルに生まれ変わった。
コーヒー豆は日替わり2種類とデカフェ1種類。
〈ジャッジョーロ銀座〉出身の加藤英儀シェフが作るのは、イタリアンに和のテイストを加えたオリジナル料理。ハーブをたくさん使い、バターは使わずヘルシーに仕上げる。コーヒーの粉とスパイスで肉をマリネしてローストしたりと、コーヒー店併設らしい料理の創作にも意欲的。
エスプレッソ・ステーキ1,800円(税込)。葡萄牛をエスプレッソ粉とスパイスでマリネ。肉汁あふれるステーキはもちろん、つけあわせの野菜も美味。
オーガニック野菜など、体に優しい食材も積極的に取り入れていくという。
ハーブミントサラダ1,000円(税込)。7種類以上の野菜やハーブとミント入り。デトックス効果も抜群。
ユニークなのは、ワインを自社輸入のポルトガルワインに特化していること。ハウスワインのヴィーニョ・ヴェルデはすっきりした微発泡で、加藤シェフの料理を引き立てる。日本ではまだめずらしいポルトガルワイン、加藤シェフのおいしい料理、朝から深夜まで楽しめるコーヒーと3拍子そろった魅力を体験したい。
(Hanako1143号掲載:Photo:Kanako Nakamura text:Riko Saito)