食パンがおやつになるのだ! ふわふわ食感に夢中!今チェックすべき最新「甘とろ食パン」6選【東京×ベーカリー】
空前の食パンブームが到来中の今。食パンといえども個性は様々。今回はふわとろ食感かつほんのりとした甘さが特徴の「甘とろ食パン」をピックアップ!おやつにも軽食にもぴったりな逸品をご紹介します。
1.〈告白はママから♡〉の「しあわせの食パン」
吉祥寺駅から徒歩5分の場所にオープンした高級食パン専門店〈告白はママから♡〉は、思わずその美味しさに“キュン”としてしまう食パンを提供しています。人気ベーカリー〈ボンジュール・ボン〉と注目のベーカリープロデューサー岸本拓也さんが手を組んで生み出された、その名も「しあわせの食パン」。このお店の食パンは、しっとりやわらかい食感が特徴。プレーンは「しあわせの食パン」と名付けられ、国産バターに、フランス産の希少な発酵バターを加えた芳醇な香りが広がる一品。また、国産さくら蜂蜜も使っているため、やさしい甘みと華やかな香りも感じられます。
〈告白はママから♡〉
■東京都武蔵野市吉祥寺本町1-10-8
■0422-27-1513
■10:00~19:00(パンがなくなり次第終了)
■不定休
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2.〈銀座に志かわ本店〉の「「水にこだわる高級食パン」」
〈銀座に志かわ〉のベースになっているのは、三重や愛知で多くのファンを持つ〈513ベーカリー〉の食パンです。2016年の伊勢志摩サミットでパンを提供した実績もある〈513ベーカリー〉が、長年の研究を経てたどり着いたというその食パンは、現在、伊勢神宮にも奉納されているという逸品です。そして、その奉納食パンにさらに改良を重ねて作られたのが〈銀座に志かわ〉の食パンです。改良の際に注目したのは、“水”。一流料亭やホテルに浄水器やアルカリイオン整水器を納めるOSGコミュニケーションと共に、食パンに使われる“仕込み水”を開発・研究の結果、通常の天然水よりもph値の高いアルカリイオン水を使うことで、甘く、柔らかく、口溶けの良い食パンが出来上がりました。
店舗に並ぶ食パンは、店の奥にある工房から焼きたてが運ばれます。お値段は1本(2斤)800円。販売する商品はこれだけの一本勝負です。日常使いするには少々高価なお値段ですが、ちょっと贅沢したい時や手土産には喜ばれそうですね。持ち帰り時は、口の大きなビニール袋に入れることで、焼きたてでも蒸気を逃がしやすいようこだわって作られています。紙袋は銀座らしい上品さ。画像では見えにくいですが、袋全体に水のしずくが描かれていて、水へのこだわりがここでも表されています。
〈銀座に志かわ〉
住所:東京都中央区銀座1丁目27-12 キャビネットビル1F
電話番号:03-6263-2400
営業時間:10:00〜18:00(売り切れ次第終了)
※予約(取り置き)は電話にて。
アクセス:都営浅草線 宝町駅A1出口徒歩4分、東京メトロ有楽町線 新富町駅2番出口徒歩4分、東京メトロ銀座線京橋駅2番出口徒歩6分、東京メトロ日比谷線・JR京葉線八丁堀駅A2出口徒歩7分
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3.〈R baker北千住店〉の「ヨーグルト酵母の食パン」
こちらなんと〈TSUTAYA〉が運営しているベーカリーカフェ。なぜ〈TSUTAYA〉が!?という謎は残しつつ(解明は、しません)、店内はお客様がいっぱいで活気があり、地元に愛されているお店なんだなぁと心温まります。焼く前に触れると、しとしとしと。雨に濡れひんやりとした空気のような憂いのあるしっとり具合です。もちっと系だときいていたので、存分に味わおうと厚切りにしてトーストしました。
皮はさっくり。ヨーグルト酵母によるものなのか、爽やかな風味がヒラリと漂います。酸味まではいかないこの風味によって、しとしとモチモチ食感で甘みも重みもあるはずなのに軽やかです。爽やかさとしっとり食感、テンポ感の良さに魅了されて、無我夢中で食べている私がいました。こんな風に朝に優しい気持ちをリセットできたらいい顔で歩き出せそうです。
〈R baker北千住店〉
■東京都足立区千住2-25 やよいビル 1F
■03-3882-5827
■8:00~21:00 無休
●さらに詳しい記事は花井悠希の朝パン日誌vol.34から。
4.〈俺のBakery&Cafe〉の「俺の生食パン」
皆さんもよくご存知のあの〈俺の〉系列のパン屋さんです。近くに住む友人がプレゼントしてくれて、ついに対面することが出来ました。
一斤、どんと目の前にそびえ立つ様は、なんともたくましい。ちょっと遠慮がちにナイフを差し入れて、丁寧に丁寧に、パンへ目一杯の敬意を払ってそっとナイフを動かします。パンをお姫様のように甘やかす、この時間がたまらない。焼かずにそのまま食べるのがオススメとなっているこちら。綺麗に切れた、真っ白な断面に惚れ惚れしながら、大きなお口を開けて、はむっと一口。極上に柔らかな表面に触れたと思ったら、しゅわしゅわしゅわしゅわと泡のように消えていく……。粒の細かい空気が生地の隅々まで入りこみ、クッションのような役割をしているので、スフレのような儚い溶け方をします。甘さはあるタイプ。なかほら牧場のミルク、北海道産小麦「キタノカオリ」を使った【究極のミルク食パン】というフレーズが添えられているだけあって、ミルクのまろやかなコクと甘みを感じることができます。ぜひあなたのお口のサイズに合わせた厚みでカットしてみてください。ピタッと口にハマるサイズの食パンです。
〈俺のBakery&Cafe〉
■東京都渋谷区恵比寿4-20-6 恵比寿ガーデンプレイス 時計広場
■03-6277-0457
■モーニング 9:00〜1000(L.O.9:45)カフェ 9:00~21:00(L.O.20:00)食パン販売 10:00~21:00(パンは完売次第終了致します)
※食パンのご予約のみ、webにて承っております。カフェはご予約できませんので、予めご了承ください。
●さらに詳しい記事は花井悠希の朝パン日誌vol.5から。
5.〈Mont St. Clair〉の「パティスリー生食パン」
高級食パンシーンに、実力者たちが続々参入してきた。コロナ禍で、〈モンサンクレール〉に近所の人たちの来店が目立ちはじめた月。「パンを増やしてもっとよろこんでもらえるように」という辻口博啓シェフの思いからパンへの挑戦がはじまった。「パティシエの僕らだからできることを」とスーシェフの大井博司さん。「パティスリー生食パン」は、乳製品のリッチさを、りんご種の隠れた酸味で際立たせる。「ハニーバター」のかりかりの表面はフロランタンを焼く技術で。「キャラメルフランス」のクランチチョコも、キャラメルソースも、ケーキのパーツの応用。パンをおいしくする術は、厨房に、そしてパティシエの頭脳にすでにあった。先頭を走り続ける辻口博啓シェフのパティスリーでパンが本格始動。従来あったクロワッサンやデニッシュに加え、トレトゥールのようなフォカッチャ、サンドイッチ、パティスリー生食パンを使用したハニーバター…晴れの日だけではなく、日常使いできるお店へと進化。
〈Mont St. Clair〉
■東京都目黒区自由が丘2-22-4
■03-3718-5200
■11:00〜18:00 水休(臨時休業あり)
■4席/禁煙
●Navigator
池田浩明 いけだ・ひろあき/パンラボ主宰。パンについてのエッセイ、イベントなどを柱に活動する「パンギーク」。著書に『食パンをもっとおいしくする99の魔法』『日本全国 このパンがすごい!』など。 パンラボblog
(Hanako1187号掲載/photo:Kenya Abe)
6.〈ふじ森〉の「ふじ森」
日本国内においてパンとその食文化を普及させた功績により、2006年にフランス政府から農事功労章を、2019年には日本厚生労働省から「現代の名工」を受賞した藤森二郎氏を父に持つ、藤森もも子氏がプロデュースする〈ふじ森〉。パンをこの上なくおいしく食べるためのコンセプトショップ〈ふじ森〉は、職人の流儀を受け継いだ藤森もも子氏だからこそ追求できた本物の味を堪能できるお店なのだそう。
フランスの高級発酵バター・エシレバターが惜しみなく使われ、しっとりまろやかな甘みを感じられるパンです。ハーフサイズではなく1本(1斤半)で買うと、このパンだけでなんと3,000円します!普通の食パンより水分量が多く、とても柔らかい「ふじ森」。トーストするとより生地のバターの風味が増して、ブリオッシュ生地のような濃厚な味わいに。付属のリーフレットには食パンの保存の仕方も記載されていて、すぐに食べない分は1枚1枚ラップなどでしっかり包んで冷凍保存すると、風味が損なわれにくくおすすめだそう。せっかくの高級食パンなので、最後まで大事に味わいたいですよね。
〈ふじ森〉
◼︎「2種ギフトセット 」3,000円(税込・送料別)
◼︎東京都目黒区八雲1-3-8
◼︎03-6421-4455
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