インスタグラマーきょんさんの京都カフェ案内! 和食割烹が手掛けたカフェ〈cafe attmos.〉へ。和食屋のこだわりを引き継いだ心奪われるメニューがずらり。~カフェノハナシin KYOTO vol.54〜
いつもどこかのカフェで過ごしているという、インスタグラマーきょんさんが、京都のカフェ&喫茶店をご案内。そこで見つけた「ここにきたらぜひオーダーしたい一皿!」を、ピックアップ。第54回目は、主要観光スポットが集まる東山区の一画に、祇園に店を構える和食割烹が手掛けたカフェ〈cafe attmos.〉を訪れました。
洋空間で垣間見た和の哲学。
主要観光スポットが集まる東山区の一画に、祇園に店を構える和食割烹が手掛けたカフェ〈cafe attmos.〉がオープン。雰囲気を意味する英単語”atmosphere”から生まれた店名の通り、前を通ると気にならないわけにはいかない空気感を醸すスタイリッシュな空間で提供されるのは、こだわり抜かれたここだけメニューの数々。その背景には、和食の表現技が光っていました。
シンプルにまとめた無機質さがかえって心地よし。
空間を俯瞰するドライフラワーは特注だそう。
思わずうっとりするメニュー。
トーストの上に咲き誇る花の正体はなんと柿。薄くスライスされた柿を一枚一枚繊細な手つきで作り上げていく工程はまさに職人。しかも作り置きしているわけではなく、オーダー後に作り始めるため、ライブ感あるその光景に思わずうっとり。
その美しさ、見た目だけに収まることなく、合わせる素材へのこだわりも追求されていて、瑞々しい柿の味わいを引き立てるため、自家製のブルーベリーソースをプラス。淡い酸味が加わることで、食べていて楽しくなれる愉快な組み合わせです。
シルバーのトレーに乗った玉子サンド、ここまでは"かっこよさに磨きがかかった"って一言で収まりそうなところだけど、ペーストされた具材がマスタードではなくなんと味噌!見た目には分からないところに、和食割烹の感性があるからこそ生み出せたこだわりが…。しかも、ただの味噌ではなく、しょうが味噌とのり味噌の両方を楽しめるという、一度に二度美味しい唯一無二の存在。一味違った玉子サンドを食べたいと思ったときにここに来れば、二味違った玉子サンドを楽しめますよ。
トーストだけでなく、グラスの中にも咲いた花。こちらは蜜漬けされたりんごを花に見立てたもので、もちろんすべて可食。紅茶を注いでもその姿は変わることなく、むしろ美しさを増すあたり、アップルティー界のクレオパトラと言っても過言ではなし。
溶け出したりんごジャムが、これまたいちいち美味しくって…。最後は花弁に対して一枚ずつ敬意を払いながら、美味しくパクり。
第一印象として、スタイリッシュなカフェって印象を受けると思うのだけど、その奥に秘められたこだわり抜かれた想いの気付きは、口に運んだその瞬間に訪れます。
そんなメニューたちの中には、季節の移ろいに合わせて変化するものもあり、それもまた一興。カフェ利用はWeb予約も可能なので、季節メニューの確認等も含め、まずは公式インスタアカウントをCheck it out!
〈cafe attmos.(カフェアットモス)〉
■京都市東山区下馬町490 ELLA490 1F
■9:00〜17:00(L.o 16:30)不定休(Instagramアカウントを要確認)
■Instagram:@cafe_attmos
☆前回の「京町家を活かした〈京都四条 くをん〉で、本格派キーマカレーうどん&京スイーツ。」はこちらから。