かき氷ブームの軌跡を総ざらい! 【2003年〜2019年かき氷進化論まとめ!】注目の独立店やイベントなど、2019年トレンドもチェック。
ブームが、いまだ衰える気配を見せないかき氷。頭がキーンとしないフワフワ氷は、その後どう進化したのか。十数年前から、その変遷を体感してきた愛好家が分析します。
2003年:一年中開店のかき氷専門店が誕生する。〈埜庵〉
〈阿左美冷蔵〉で天然氷のおいしさに感動した石附浩太郎さんが、鎌倉に、首都圏初となるかき氷専門店をオープン。2年後に、現在の鵠沼海岸に移転したが、当初はランチのお客さんのほうが多い日もあったとか。
2010年:山手線内初のかき氷専門店、大ブレイク!〈ひみつ堂〉
屋台で天然氷のかき氷を出していた森西浩二さんが、実店舗で店を開く。瞬く間に人気店に。
〈ひみつ堂〉
■東京都台東区谷中3-11-18
■03-3824-4132
■10:00頃~18:00頃 月休(11~6月は火休・変動あり)
■32席/禁煙
2013年:エスプーマブームの兆し。〈しもきた茶苑大山〉
新茶の風味を活かすべくエスプーマを使用。イメージは氷に染み込む“泡のシロップ”。
2016年:ケーキ化の火付け役、炙る!〈セバスチャン〉
フレンチの経験を活かした“ケーキ”かき氷。バーナーで炙るクレームブリュレは2016年誕生。
〈セバスチャン〉
■東京都渋谷区神山町7-15
■03-5738-5740
■11:00~19:00 金休
■18席/禁煙
瀬戸内からかき氷店が進出。〈SETOUCHI HIDAMARI KAKI-GORI 鷺沼店〉
かき氷店が相次いで誕生しているホットなエリア、瀬戸内から香川の人気店が首都圏に出店。シロップに使うフルーツはすべて香川県産。器も高知からと、地元四国にこだわるところも新しい。
〈SETOUCHI HIDAMARI KAKI-GORI 鷺沼店〉
鷺沼店は2019年は9月末までの期間限定営業。
■神奈川県川崎市宮前区鷺沼2-13-17 RENOWA-SAGINUMA 1F
■12:00~18:00 7~9月は水休
■12席/禁煙
2017年:フレッシュな果物の栄養がそのまま!〈THE Tokyo Fruits パーラー〉
フルーツパーラーの人気店が、2017年、かき氷を本格的に開始。目利きが選ぶ生の果実と非加熱フルーツソースのアレンジが新鮮。日光〈松月氷室〉の天然氷を手動で削り、かき氷ファンのみならず早くも支持が。
2018年:“動画映え”の時代がやってきた!〈cafe Lumiere〉
元祖「焼き氷」を筆頭に、「ティラミスの焼き氷」、「ベリーとキャラメルの焼き氷」など焼き氷の種類は複数。炙ったメレンゲの中には、フルーツ、クリーム、クッキーが続々と顔をのぞかせ、最後まで飽きない。
シャンシャンブームはかき氷にも波及。〈サカノウエカフェ〉
写真の「こおりパンダ」は不定期メニュー。百貨店などイベント出店では出会える可能性大。
〈サカノウエカフェ〉
■東京都文京区湯島2-22-14
■03-5817-4767
■11:00~19:00LO、土日祝~18:00LO
■不定休
■16席/禁煙
2019年:デパートの催事にもかき氷専門店が出展。〈小田急百貨店新宿店〉〈池袋東武〉
〈池袋東武〉
■東京都豊島区西池袋1-1-25
■0570-086-102
【島の恵み、あふれる。沖縄展】
■開催期間:2019年8月15日(木)~8月20日(火)
〈小田急百貨店新宿店〉
■東京都新宿区西新宿1-1-3
■03-3342-1111
【小田急うまいものめぐり】
■開催期間:2019年8月28日(水)~9月2日(月)
人気店からの独立組が続々オープンラッシュ。〈mizoreya〉
5年半の修業を経て独立。やわらかい氷は口溶けもやさしい。
写真は濃厚な甘みと酸味が爽やかな「プラムみぞれ」730円(税込)。
〈mizoreya〉
■千葉県習志野市大久保1-28-6
■047-778-3100
■11:00~17:00LO 水休
■10席/禁煙
(Hanako特別編集『Hanako sweets いつだってかき氷。』掲載/photo : Masahiro Tamura, Michi Murakami, Kenya Abe, Kayoko Aoki, Shinichi Yokoyama, Masahiro Tamura, Kaori Ouchi, Naoki Hasegawa text : Yuko Saito, Yoshie Chokki)