木村ミサと本日のティータイム。 和紅茶界のトップに君臨!おうち時間を彩る、優しくて奥深い〈吉田茶園〉の魅力。

LEARN 2020.08.11

みなさまこんにちは。木村ミサです。ついに長かった梅雨が明けましたね。気兼ねなく洗濯物を干せるという主婦の幸せを噛み締めています。今回は茨城県古河市にある〈吉田茶園〉のお茶をご紹介。以前〈Satén japanese tea〉さんでおすすめしていただいた茶園さんです。地元の近くでずっと気になっていたので、この前仕事で帰った際に寄ってみたら、実は知らないうちに馴染みのあるお茶だったのです。

【本日の1杯目】「はるみどり」

木村さん連載 32回

〈吉田茶園〉は、茨城県古河市でさしま茶を6代にわたって作り続けている茶園さん。実は夫の実家でいつも義母が淹れてくれていたお茶がさしま茶で、知らず知らずのうちに飲みやすいなぁとガブガブ飲んでいたのです!そんな渋みが少なくて飲みやすいのが特徴のさしま茶。〈吉田茶園〉の茶葉の中でも、気品溢れる上品な飲み口なのが「はるみどり」です。

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茶葉はしっかりとした印象。パッケージの裏側に表記してある通りに、3gの茶葉に85度のしっかりめの温度で100mL、50秒待って抽出します。

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綺麗な透き通ったみどり。爽やかな香りが立ち、春の若葉を感じる。「はるみどり」は特に渋みが少なく、口当たりが柔らかくて品の良い味わい。優しく包んでくれる、気品のあるマダムのような母性を感じます。これを少し濃く抽出してキンキンに冷えた氷入りのグラスで飲めば、超絶贅沢なガブガブ系の冷茶にも。そんな夏の贅沢があってもいいでしょう。

【本日の2杯目】「実生やぶきた50年樹 1st Flush 春摘み紅茶」

木村さん連載 32回

「〈吉田茶園〉の紅茶がとっても美味しいですよ」と教えてもらい、気になっていたのがこちら。「やぶきた」の実(種)から育てた「やぶきたの実生」の希少な樹齢50年の紅茶です。この和紅茶は「プレミアムティコンテスト2019」で4つ星を受賞している、お茶界のトップに君臨するもの。

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大きな茶葉が特徴。リーフ2gに100度の熱湯150ccを一気に流し込み、4分待って抽出します。

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新芽を丁寧に摘み、浅い発酵度で仕上げられた和紅茶。一番に春の爽やかな香りが鼻を通ります。紅茶独特の渋みが全くなく、すっきり飲めることに驚きです。そして、冷めても香りがずっと続いたまま美味しくいただけるのも嬉しいポイント。丁寧に作られた〈吉田茶園〉さんのこだわりがこの香りから伝わってきます。淹れた後の茶殻がしっかり一枚の葉になって膨らんでいたのもびっくりで、目で見ても楽しめる1杯です。

【本日の3杯目】「やぶきた夏摘み紅茶 2nd Flush」

木村さん連載 32回

こちらも「プレミアムティコンテスト2019」にて3つ星を受賞した和紅茶。やぶきたの夏摘みの茶葉です。和紅茶は色々買っていますが、春摘み、夏摘みなど細部に分けている茶葉は〈吉田茶園〉の茶葉が初めて。同じものでも表情が全然違うことに気付かされる嬉しい出会いです。

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こちらもしっかりとした1枚のリーフになっています。紅茶の茶葉は細かくなっていることが多いので、これも初めての出会い。では、いただきましょう。

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こちらは1stより甘みのある香りで、日本の緑茶用の品種からできたとは思えない、紅茶の気高い顔をのぞかせます。そしてやはり、渋みが全然なく飲みやすい。紅茶ってどうしても淹れるのが難しくて緑茶より敬遠しがちだったのですが、こんなに飲みやすい口当たりの紅茶があるなんて…!これも日本茶ならではであり、〈吉田茶園〉の紅茶への本気度がバチバチと伝わります。

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和紅茶でチャイを作るのがおうち時間での日課となっていたので、こちらの茶葉でも作ってみました。しっかりミルクと紅茶の甘みが重なり合ったところに、爽やかイケメンのようなカルダモンの爽やかさ、ブラックペッパーや生姜のピリッとさ…全てに引けを取らない茶葉の香り。最高のおうち時間のお供になりました。煮出してもあまり渋くなり過ぎないのがチャイにも最適です。

今回は〈吉田茶園〉のお茶をご紹介しましたが、いかがでしたか?私は地元の近くにこんなに素敵な茶園さんがあるなんて!と驚きと感動で心が追いつかないくらいときめきでいっぱい。そしてお店の外に広がる茶畑に癒され、吉田さんはとても丁寧に説明してくださいました。またすぐ行きたいし、いつかここで茶摘み体験ができたらいいな…!それでは本日の一杯、召し上がれ!

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