COOL TOKYO!!夏を涼しむ東京ガイド。 Magazine No. 1139 2017年08月10日 発売号
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掲載店舗
- 甘味処 【閉店情報あり】賛否両論 寄り道恵比寿〈賛否両論〉の笠原将弘さんが手がける甘味処の、本店同様の技を集約した「出汁を飲んでほしい」ひと皿。冬瓜、ナス、長芋、トマトをそれぞれ炊き、少し濃いめにひいた冷たい出汁でまとめた、清涼感あふれる料理だ。やさしく胃にしみわたる味わい。1,200円(税込)、限定10食。
- カフェ ALPHA BETA COFFEE CLUBタップを倒してグラスに注ぐ様子は、一見するとドラフトビールのよう。コーヒー好きの間で人気急上昇中なのが、約16時間かけて水出し抽出したグアテマラ産のコーヒーを窒素ガスと注いだ「ニトロ コールド ブリュー」だ。ホイップクリームのような口当たりの泡となめらかな喉越しは、ひと口で釘づけに! ミルクやガムシロップを加えずとも、ほのかに感じる甘さがある。「注ぎたてはシルキータッチの泡の食感を楽しみ、そのあとでコーヒーのフルーティな部分を味わってください」と、オーナーの大塚ケビンさん。体験したことのないコーヒーの世界へ。 「ニトロ コールド ブリュー」500円。2.ドラフトビールのようにサーバーで注ぐ。ミルクを使う「ニトロ ラテ」500円も。「アボカドトースト」700円(各税込)。トッピングのショウガとゴマが合う! 風が抜ける夕方以降はベンチスタイルの広いテラスがおすすめ。
- スタンド 【閉店情報あり】Mill美容や健康に意識の高い女性の間で注目のハーブコーディアル。それを5種のミネラルウォーターと組み合わせコーディネートする、ハーブドリンクのお店がこちら。目の前で作ってくれるのは、水ソムリエの資格を持つオーナーの江口慶太さん。たとえば、夏の陽ざしでダメージを受けた肌が気になるなら、ローズヒップやリンゴを使った「ミルレッド」をチョイス。合わせるミネラルウォーターは、硬度、ガス入り、味わいなど、アドバイスを参考に選ぶのがいい。栄養満点の野菜とハチミツを用いることで、さらりと軽やかな飲み口に仕上げる工夫も。 1.左から、ペパーミントベースの「ミルグリーン」、ネトルベースの「ミルイエロー」、ローズヒップベースの「ミルレッド」各630円(税込)。残ったミネラルウォーターは持ち帰れる。2.営業は8月末まで。その後の詳細はmill-juice.comで確認を。3・4.ハーブコーディアルは3種、水は5種から選ぶ。
- アイス・ジェラート KANAZAWA ICE 原宿竹下通り店金沢大学の教授が開発に取り組んだ日本初の溶けないアイス。クリーミーでシャリッとした食感、冷たい食べ心地は正真正銘のアイス。イチゴ味、抹茶味、各500円(税込)。全5種。金箔トッピングは+100円。
- アイス・ジェラート Gelateria SINCERITA常時15種以上、年間で300種近いフレーバーが店頭に並ぶジェラート専門店。「頻繁にラインナップが変わるので、毎週でも毎日でも通いたいくらい。定番味ならメルノワがイチ押しです」。メルノワ、完熟梅、スイカ。3フレーバー540円〜。コーン+50円。
- カレー その他アジアンエスニック料理 タイ料理 ムンランギットカフェ下高井戸駅から3分ほどの細い道を入ると〈ムンランギットカフェ〉がある。タイやベトナム、インドネシアなどの東南アジア料理を出す同店の特長は、調味料からほぼ手作りをしているところ。こだわり抜いた料理はどれもハイクオリティ! ランチでは、カレーやナシゴレンのほか麺類も豊富。あっさりしたスープにピリッと辛い肉あんがおいしいラオスのカオソーイ880円や、新メニューの自家製ソーセージ、サイウア580円は特におすすめ(各税込)。パクチー大盛り無料のサービスもあり!
- カフェバー パティスリー ベーカリー TRASPARENTEイタリアのトラットリアでパティスリーのシェフも務めた森シェフ。店は色彩とモダンな形に満ちている。その代表はグラノ。形は曲線的にうねり、枝豆のドットがちりばめられたデザインは確かにイタリアン。ベーコンの旨味と塩が、枝豆の青々しさへ伝染し、噛みごたえある生地はスルメのようにかじりつく快感を生む。仕事帰り、ワインとともに楽しみたい、中目黒的なパン。あるいは、カーニにあるクランベリーの目にしみるピンク。アイシングの甘さとクランベリーの酸味が口の中で火花を散らしあい、じんじんさせる。静かにして熱い森シェフにとって、ただスタイリッシュな店だと思われるのは本意ではない。地元密着を目指し、食パンを安価に抑える。国産小麦を使ったプリマベーラ。麦の香りと、ミルクの甘さ、なめらかさという、両立しがたい2つを兼ね備える秀逸な食パンだ。 取り置き可。店内には常時70種のパンがそろうほか、ケーキなどの生菓子も並んでいる。イートインではビールとともに。学芸大学に2号店も。
- カフェ ベーカリー ルヴァン 富ヶ谷店その歴史は日本、東京での発酵種(いわゆる天然酵母)パンの歩みとほぼイコール。1984年創業の老舗。オーナー甲田幹夫さん自筆の絵、野の花が無造作にテーブルに置かれる。甲田さんの手にかかれば、なにをやっても味になるのだ。 厨房の壁や天井に見えるにじみこそが、この店にすみついた酵母や乳酸菌たち。約30年ものあいだ種をかけ継ぐことで、継ぎ足し続けたウナギのタレのように熟成が進み、パンのまろみや深みを増す。 〈ルヴァン〉のパンを食べることは、この店の歴史を食べることだ。 平日のみカフェ予約可。取り置き、取り寄せ可(FAXにて受付)。エコバッグを持っていくとベター。
- カフェバー フレンチ ベーカリー RÉFECTOIRE〈ル・プチメック〉の西山逸成オーナーは、オープン前、この店の構想を熱っぽく語ったものだ。 「パン屋でサンドイッチを売るときは、冷蔵ケースに入れとかなきゃいけない。食堂という形式なら、いちばんおいしい瞬間を出せる」 フランスで修業をした西山さんのクリエイティビティが解き放たれた。時間をかけ丹念にダシを取ったオマール海老のビスクに、自家製のアイスを使ったアシェット・デセール(皿盛りのデザート)に。「タルティーヌ ローストビーフ」は、肉汁したたる牛肉に青カビチーズのソースがかかり、サラダがたっぷりと盛られたのを、ナイフとフォークで食べる。このサンドイッチが、1,000円札1枚でお釣りがくるとは。見下ろす明治通りの街並みも、ランドスケーププロダクツによる内装もパンをおいしくする。 ランチセット1,020円(平日限定)、オマールエビ ビスク670円、ワインは250ml 480円。
- インド料理 その他アジアンエスニック料理 ダルマサーガラ北インド発祥のスナック。セモリナ粉生地を香ばしく揚げ、スパイスで和えたジャガイモ、タマネギ、ヒヨコ豆を詰めてある。タマリンドに青唐辛子やハーブを加えた、酸っぱくて辛い爽やかな冷たいスープを注ぎひと口で!864円(税込)。