COOL TOKYO!!夏を涼しむ東京ガイド。 Magazine No. 1139 2017年08月10日 発売号
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掲載店舗
- ベーカリー ベッカライ 徳多朗カレーパン、ミルククリーム…。売り場は名物パンが目白押し。なぜそうなのか、厨房に入ってわかった。手作りゆえのおいしさ。大きな銅鍋にデニッシュ用のリンゴが煮えていて、煮汁の、なんとも美しいピンク色。「皮まで使うのがコツ」と、久美子さんは教えてくれた。本当に料理が好きな人。元気いっぱいに厨房を走りまわる。「おいしいものを食べてもらいたくて。お客さんの顔を思い浮かべて作ります」 食パン、バゲットは取り置き可。カフェスペースあり。ブレンドコーヒー300円、ジンジャーレモン300円。
- バー BAR RIVER ROOM 蔵駒若手クリエイターによるショップが続々誕生し、注目を浴びる蔵前エリアに昨夏オープン。窓外に広がる景色に、訪れる誰もが目を奪われる。ビルの中にすっくと立つスカイツリー、川沿いを走る高速道路のテールランプ、光を映して輝く隅田川……。バーテンダーの繰り出すカクテルまでも美しく、ロマンチックなことこの上ない。 1.スイカのソルティドッグ1,200円、アプリコットバター500円。2.フレッシュピンクグレープフルーツの果肉を浮かべたチャイナブルー1,000円。チャージ500円。ウイスキーの充実ぶりはマニアも驚くほど。
- インド料理 エリックサウス 東京ガーデンテラス店トマトとタマリンドの酸味が食欲を刺激する、夏限定の冷え冷えのカレー。具は、ほわっと崩れるハモ、トロッと甘いナスのコンビ。ひと口ごとにスパイスがしっかりと香り、生姜や大葉が味をひきしめる。冷たさに誘われ食べ進めると辛みがじわじわと追いかけてくる。800円(税込)。
- その他アジアンエスニック料理 ベトナム料理 ベトナミングベトナムのつけ麺がこれ。ヌクマムベースの甘めのスープに、パクチーなどのハーブを入れて、ブン(米粉の細麺)をつけながら食べる。年中暑い現地では、流し込む感覚で食べて体の熱を取るそう。ランチタイムは、春巻や豚串などがセットでつく。1,200円(税込)。
- カフェ バー fuzkue「ゆっくりする気持ちで来てもらえば、満足度は高いと思いますよ」。来店する人はほぼすべてひとり。平均滞在(読書)時間は2時間半と聞けば、過ごしやすい空間であることが想像できるだろう。ゆるゆると落ち着ける静けさがあり、客同士の目線が重ならないレイアウトだったり、コーヒーだけでなく、おなかがすけば食事もできるしアルコールも豊富。店主の阿久津隆さんが考える「どうすればひとりで居心地よくいられるか」がそこかしこに。家やカフェでは得られない、ここだけに流れる時を味わいに足を運んでみてはいかが。 4.モスコミュール850円(税込)。5.席間がゆったりとられたカウンター席は隣のお客さんが気にならない。会話不可等決まりごとがいくつか。詳細はHPで確認を。fuzkue.com
- アイス・ジェラート Gelateria SINCERITA常時15種以上、年間で300種近いフレーバーが店頭に並ぶジェラート専門店。「頻繁にラインナップが変わるので、毎週でも毎日でも通いたいくらい。定番味ならメルノワがイチ押しです」。メルノワ、完熟梅、スイカ。3フレーバー540円〜。コーン+50円。
- カフェバー パティスリー ベーカリー TRASPARENTEイタリアのトラットリアでパティスリーのシェフも務めた森シェフ。店は色彩とモダンな形に満ちている。その代表はグラノ。形は曲線的にうねり、枝豆のドットがちりばめられたデザインは確かにイタリアン。ベーコンの旨味と塩が、枝豆の青々しさへ伝染し、噛みごたえある生地はスルメのようにかじりつく快感を生む。仕事帰り、ワインとともに楽しみたい、中目黒的なパン。あるいは、カーニにあるクランベリーの目にしみるピンク。アイシングの甘さとクランベリーの酸味が口の中で火花を散らしあい、じんじんさせる。静かにして熱い森シェフにとって、ただスタイリッシュな店だと思われるのは本意ではない。地元密着を目指し、食パンを安価に抑える。国産小麦を使ったプリマベーラ。麦の香りと、ミルクの甘さ、なめらかさという、両立しがたい2つを兼ね備える秀逸な食パンだ。 取り置き可。店内には常時70種のパンがそろうほか、ケーキなどの生菓子も並んでいる。イートインではビールとともに。学芸大学に2号店も。
- とんかつ かつ吉 日比谷国際ビル店一番出汁にトマト、白味噌を加えた“トマト出汁”を、カラリと揚げた岩中豚のカツにたっぷりかけた丼。トマトの酸味と芳醇な出汁の風味、肉の旨みが三位一体となったおいしさ。ロース1,600円、ひれ1,700円。
- カフェ スターバックス コーヒー 東京ミッドタウン店スターバックスが扱うコーヒーの中で、個性豊かで質が高い希少な豆を使ったコールドブリューがベース。「スターバックス® ナイトロ コールドブリュー コーヒー」760~1,140円(使用する豆により価格が変わる)。
- スタンド 【閉店情報あり】Mill美容や健康に意識の高い女性の間で注目のハーブコーディアル。それを5種のミネラルウォーターと組み合わせコーディネートする、ハーブドリンクのお店がこちら。目の前で作ってくれるのは、水ソムリエの資格を持つオーナーの江口慶太さん。たとえば、夏の陽ざしでダメージを受けた肌が気になるなら、ローズヒップやリンゴを使った「ミルレッド」をチョイス。合わせるミネラルウォーターは、硬度、ガス入り、味わいなど、アドバイスを参考に選ぶのがいい。栄養満点の野菜とハチミツを用いることで、さらりと軽やかな飲み口に仕上げる工夫も。 1.左から、ペパーミントベースの「ミルグリーン」、ネトルベースの「ミルイエロー」、ローズヒップベースの「ミルレッド」各630円(税込)。残ったミネラルウォーターは持ち帰れる。2.営業は8月末まで。その後の詳細はmill-juice.comで確認を。3・4.ハーブコーディアルは3種、水は5種から選ぶ。