注文率が驚異の9割以上の名物って何? 門前仲町の新旧絶品グルメ店6選
隅田川や清澄白河エリアにも近く、東西線と大江戸線が乗り入れ、日本橋や大手町など東京のビジネス街にも電車一本で行けるなど利便性が高い。今回は、永代通りを挟んだ南北のエリアにちらばる魅力あふれるスポットを紹介する。
1. 名店出身の店主が焼き上げる毎日食べ飽きないパン。〈たむらパン〉

店主は名店〈シニフィアン シニフィエ〉出身。故郷の北海道産小麦粉や発酵バターを使った、風味よく食べ疲れしないパンにファンが多い。15時からはパン飲みできるバー(予約不可)に変身。
住所:東京都江東区牡丹3-9-1
TEL:03-6458-5022
営業時間:7:30~売り切れまで、バー15:00~21:00(飲酒できる人のみ来店可)
定休日:水木休(バー火水木休)
席数:6席
2. ジン蒸留家が提案する蒸留酒と小料理の小さき酒場。〈かまびす〉

にぎやかな様子を意味する“噌(かまびす)しい”が店名の由来。〈虎ノ門蒸留所〉の蒸留家が営むカウンター居酒屋で、〈虎ノ門蒸留所〉や〈辰巳蒸留所〉などの20種以上のジンと焼酎がずらり。ジンと相性のいい、発酵食品やスパイスを使った和食ベースの料理も逸品ぞろいでお酒の杯がすすむ。
住所:東京都江東区深川1-8-12
TEL:070-8957-5794
営業時間:17:00~22:00
定休日:日月休
席数:8席
3. 地元で100年近く愛され続ける、手作りを貫く老舗中華。〈三勝菜館〉
2025年で創業95年目の中華料理店。“万人ウケする味つけ”がモットーで、化学調味料不使用の手作りにこだわった料理が愛されている。昼は近所のビジネスマン、夜は一杯飲みながら料理を楽しむ客でにぎわう。小上がり席からは、初代が手がけた中庭を望める。
住所:東京都江東区富岡1-6-10
TEL:03-3641-3487
営業時間:11:30~15:00、17:30~21:00(水は夜のみ)
定休日:月休
席数:26席
4. うまい、安い、早いが揃った立ち食い蕎麦の名店。〈笠置そば 深川店〉

2024年8月に現在の牡丹へ移転した立ち食い蕎麦店。こだわりは、茹でたて、揚げたて、作りたての“3たて”。注文が入ってから茹で上げる生そばと、サバ節や鰹節を独自に調合した風味豊かなだしが絶品。落語家の林家木久蔵親子も懇意にする、深川の隠れた名店だ。
住所:東京都江東区牡丹2-3-5
TEL:なし
営業時間:7:00~14:00
定休日:日水休
5. 八幡様のお膝元にある地元密着の老舗和菓子。〈御菓子司 中山堂〉

大正12年に創業。良質な素材を使い商品ごとにあんこを使い分けるなど、丁寧なお菓子作りと味わいが地元で評判だ。注文後にあんこを詰める「下町最中」や、こし餡にすりごまを合わせた「ふか川」は不動の人気商品。季節ごとに変わる大福にファンも多い。
住所:東京都江東区冬木12-4
TEL:03-3642-7725
営業時間:9:00~18:00(土9:00~17:30)
定休日:日祝休
6. 美しい佇まいと味わい!これぞ洋食レストラン。〈レストラン 中じ満〉

2025年で創業65年目を迎える3代続く洋食店。創業時からある牛フィレステーキが名物で、それ目当てに長年足を運ぶ常連客も。昼夜共に人気のハンバーグは合い挽き肉を二度挽きしたやわらかな食感で、上品なデミグラスソースとの優しい味わいに笑顔がこぼれる。
住所:東京都江東区富岡1-1-17
TEL:03-3641-2088
営業時間:11:30~13:40LO、17:00~20:30LO
定休日:日祝休
席数:20席
各スポットを紹介してくれた門前仲町の案内人
こばやし・のりこ/2012年に〈watari〉をオープン。門前仲町~清澄白河の周辺マップ「私的深川案内」を自作するなど街への愛が深い。

















