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中村 暁野編集者、エッセイスト。
一年をかけてひとつの家族を取材する、家族と一年誌「家族」編集長。家族にまつわるエッセイやコラムの執筆も手がける。夫と9歳女子、2歳男子、たれ耳うさぎのバターと一緒に、2017年から、山梨と神奈川の県境にある藤野へ移住。古い一軒家を少しずつ自分たちで改装しながら暮らしている。kazoku-magazine.com
- 脱ティッシュ生活、その後の変化【親子ではじめるエシカル暮らし・36】新しい年も気づけば半月ほど経っていて、びっくり。今年も1日1日を大切に過ごしたいものです。 そういえば、去年の年末から我が家に新たに導入されたものが、ひとつ。 導入というか、妥協…折衷案というか…。MAMA 2022.01.21
- ほうき生活の心地よさ【親子ではじめるエシカル暮らし・23】新しい年が始まりました。 さて去年の秋に、床材を天然素材のリノリウム「マーモリウム」に替えて我が家の暮らしに起きた変化がひとつ。それは、掃除機を使う必要がなくなったこと! わたしはもともと掃除機使わない派で、藤野に越してくるまでの東京生活は、ほうきとちりとりで掃除をしていました。 なのですが、藤野で暮らすことになった築36年の元・別荘宅のリビングはカーペット敷の床で(そしてその床を活かして自力リノベーションして暮らすこと数年……という話の顛末は前回参照)不本意にも掃除機とコロコロクリーナーが必須の生活となり約3年半。 この度、床のカーペットを剥がしたことはふたたび掃除機とコロコロクリーナーを手放せる(まだ家にはあるけれど)きっかけにもなりました。MAMA 2022.01.15
- エシカルB面。書籍「家族カレンダー」ができました【親子ではじめるエシカル暮らし・番外編】気づけば12月。少し久々の更新になってしまったのですが、実はこの期間にわたしのはじめての著書「家族カレンダー」という本が刊行されていたのです〜。MAMA 2021.12.10
- ノープラスチックキャンプへの道【親子ではじめるエシカル暮らし・35】晴れた秋の日の風って、なんでこんなに気持ちいいんでしょうか。外で遊ぶのも楽しい季節。 せっかくのいい時季、ちょこっと車を走らせれば近くにキャンプ場がたくさんある場所に住んでいるので、いろいろなキャンプ場に行ってみようと思っている今年です。 普段山と湖に囲まれて暮らしていても、キャンプはやっぱり非日常。子どもたちもあれしたいこれしたい、と張り切るのですが、心がけているのは、できるかぎりプラスチックフリーで向かうこと。 自然の中に入って遊ぶ時、そこに根を生やしている植物、暮らしている鳥や虫や魚、生き物たちに、わたしたちもお邪魔しますねっていう気持ちで遊べたらいいなと思います。人は生きてるだけで、どうしたって水を汚してしまうし、ゴミも出してしまう。そのことは重々わかっているのですが、だからこそ。 わざわざ自然の中に向かう日こそ、立ち止まって意識してみることで、気づけることも多いと思うのです。 さて、プラスチックフリーキャンプ。MAMA 2021.10.15
- パンはパンバッグでお買い物【親子ではじめるエシカル暮らし・34】前回、この連載でもお知らせさせていただいた家族と一年商店も、オープンから一ヶ月ちょっと経ちました。 ちいさく始めた家族と一年商店ですが、いろいろな方に商品を手に取っていただき(なれない業務に時に失敗したりしつつも…)嬉しかったり励みになったり、そんな日々です。 お店に並べるものを考えた時、手に取った人が前向きな気持ちになれるもの、世界にとっても使う人にとっても、ほんのちょっぴりだけ「今より善い」何かが生まれるようなものを並べたいなと思いました。 そんなひとつとして、オリジナル製品として作ったのが「パンバッグ」。その名の通り、パンを入れるバッグです。MAMA 2021.10.01
- 夏の終わりに始めた、小さなお店のはなし【親子ではじめるエシカル暮らし・34】もうすっかり秋の風。今年の夏、はじめた新しいことがあります。 それは「家族と一年商店」というちいさーーーなお店。 お店、といってもこんな時期だし毎日開けるわけではなく、いや…こんな時期じゃなくても毎日開けるつもりでもなく、果たして「お店」と呼べるのかと思いつつ。 でもでも。わたしたち家族が、誰かの暮らしに届いてほしいと思うものを並べるお店。それが「家族と一年商店」です。MAMA 2021.09.10
- 手作りアイスの楽しみと、今年の夏に思うこと【親子ではじめるエシカル暮らし・33】あっという間に夏休みの終わりが近づく。 真夏日から突然、長雨の寒い日が続き、そしたらまたじめじめと暑い日がやってきて……と随分身体への負担もあった今年の夏。 我が家は家族全員アイス好きなので、暑くなると、ついつい毎日のようにアイスを食べてしまいます。生活クラブで注文しているカップのアイスは絶品だし、お出かけしたとき、市販のアイスを買い食いするのも楽しい。MAMA 2021.08.27
- 「竹のある暮らし」でクローゼット大改造【親子ではじめるエシカル暮らし・33】この夏、ずっとずっと気になっていた我が家のある場所の大改造に、ついに着手しました。どこかというと、それは寝室のクローゼット。 もともと和室だった部屋を自力リノベーションで板張りにして、ベッド(も夫が制作)を置き、奥部分をクローゼットとして使っていました。ですが高多湿な町、藤野で十分な換気ができない押し入れクローゼットには、毎年カビが大発生。 更にクローゼットじゃない場所をクローゼットとして使う不便さ。いろいろ相まって、重なって、クローゼット問題は家族の大きなストレスとしてこの数年鎮座したままだったのです…。ですが、どういうクローゼットにしたいか、イメージが湧き、重すぎる腰をあげ、ついについに大改造したのです!MAMA 2021.08.06
- 楽しい夏のために考えたい、日焼け止めの話【親子ではじめる、エシカル暮らし・14】夏休みを迎えた我が家の子ども達が楽しみにしていることといえば、水遊び。去年の夏は近くの川に小さなテントとお弁当を持って行って半日遊ぶ、というのが定番コースでした。夫の実家は三重県の海のそばにあり、帰郷の際の海水浴も毎年の定番。生き物がいて、風や水の動きがたえず変わり……川や海って飽きることがないなあと思います。 そんな水遊びをする時に気をつけていること。それは環境に有害な化学物質を含まない日焼け止めを塗ることです。 わたしは皮膚が弱く、日焼けをするとすぐに吹き出物がでたり、ピリピリ痛むので、昔から日常的にも日焼け止めは必須でした。ですが、オキシベンソン、オクチノキサート、オクトクレリンなど多くの日焼け止めに使われている紫外線吸収剤は、ほんの1滴でも珊瑚やイルカや魚たち……さまざまな海洋生物に深刻な影響を与えてしまうことを知って、長い間自分が無自覚に塗りたくってきた日焼け止めの量を考え……泣きたくなりました。(紫外線吸収剤が海洋生物に与える影響については、たくさんの記事があるので、ぜひ調べてみてください) 直接川や海に入らなくても、お風呂で洗い流したその排水も巡り巡って川や海にたどり着くのだとしたら……と考えると普段から帽子や上着で日差しを防ぐ工夫もしつつ、環境負荷のない日焼け止めを使うことを大事にしています。MAMA 2021.07.31
- 中村暁野さんが実践!生活クラブでかなえる、無理なく続くエシカルライフ「サステイナブル」「エシカル」「SDGs」……そんな言葉を見聞きする機会が増えてきたこの頃。わたしたちの過ごす毎日が積み重なって、未来はつくられます。 当然、これらの言葉は明日を生きる子どもたちにも知っておいてほしいことばかりです。そうは言っても、「サステイナブルを意識した暮らし」と言われると、なんだか堅苦しくも思えます。どうやって子どもに伝えたらいいの? まず始められることって何? ちょっと悩んでしまいそうです。MAMA 2021.07.19
- お米作りで出会った「田んぼの神様」【親子ではじめるエシカル暮らし・32】なんと! 今年の春から、ご近所で何組かの家族が組んでいる田んぼのチームに入れてもらって、お米作りをしています。 「お米を作る」のは庭で野菜を作ってみよう、というのとは全然違う、高い高いハードルを感じていました。 ですが田んぼチームのみなさんに引っ張ってもらい、新米(まさに新米という言葉がぴったり!)は手取り足取り教えてもらい、やっています。MAMA 2021.06.25
- 「お金」では引き換えられないもの【親子ではじめるエシカル暮らし・31】わたしが暮らしている藤野地区には「萬(よろづ)」という地域通貨があります。 なんと藤野に暮らす人の1/10の人が加入している(!)とも言われ、「萬」は1萬=1円で、加入者はメーリングリストに登録し「萬通帳」をもらいます。必要なものがある時や手助けしてほしいことがある時はメーリングリストにメールをすると、登録メンバーに届き、応えられそうな人が返事をするという流れ。あとは各自直接やりとりし、そのやりとりを通帳に書き込んでいく、というシステムです(萬の説明会・登録会は月に一度ほど開催されています)。MAMA 2021.06.11
- 湖のクリーンアップと62%【親子ではじめるエシカル暮らし・30】今年のG.W、湖のクリーンアップをしました。わたしが住んでいる藤野は山と湖に囲まれていて、我が家の窓からも湖が見えます。 いつもたくさんの人がボートに乗ったり釣りをしたりと楽しんでいる場所。なのですが……水際やほとりには、たくさんのゴミが落ちていることがずっと気にはなっていました。ちょっと前から4歳の息子に「ねー、みずうみのゴミひろいしようよ〜」と言われるようになりました。プラスチックの仕組みやゴミ問題について書かれた「プラスチックプラネット」という絵本に、海や川のクリーンアップをしてみようということも書かれていて、絵本を読んでいるうちに、書かれていることと自分の目の前にある湖のことが息子の中で繋がったのだと思います。 「そうだね、しよう」と答えつつ、その機会を作れないまま迎えたG.W。近所に同じくゴミ拾いをしたいと言っている子どもたちがいて、一緒にクリーンアップ作戦を決行することにしました。MAMA 2021.05.14
- たんぽぽ染めと春の一日【親子ではじめるエシカル暮らし・30】日差しがぐんと強くなって、季節がすすんでいくのを感じます。花が終わってしまう前に、と先日、息子とたんぽぽ摘みをしました。たんぽぽを使って、草木染めをしたかったのです。 どこでも咲いてくれる、なんとも身近なたんぽぽ。でも改めてみると、花も葉っぱもなんとも可愛いたんぽぽ。 たくさん集めました。MAMA 2021.04.30
- 春の花の砂糖漬け【親子ではじめるエシカル暮らし・29】春の山が好きです。新緑がぽこぽこし、河津桜や枝垂桜や桃の花がつぎつぎ開いていく。淡く優しい色に包まれていく様子を見ていると、なんとも幸せな気分になってきます。 小道や土手には菜の花、ムスカリ、スイセン、山吹...たくさんの花が咲き、歩いているだけで楽しい季節。MAMA 2021.04.16
- ヴィーガンチーズで春のピザ作り 【親子ではじめるエシカル暮らし・28】3週間以上もある、長い春休み真っ只中。なので、子どもたちとごはんを食べる・作る機会が必然的に増えているわけですが、手抜きなのに子どもたちは喜ぶ、母と子双方にありがたい定番メニューといえばピザ。 我が家のピザ生地は発酵なし、強力粉、塩、豆腐、ノンアルミニウムベーキングパウダーを混ぜ合わせて230度のオーブンで20分焼くだけ!(各分量も目分量、とにかく耳たぶくらいのかたさにして伸ばす) 載せるのは、その時にあるもの! 今の季節は、菜の花やのらぼう菜、はくさい菜などの菜花類が美味しい。なのでピザにも当然、菜花を載せちゃう。 今回はのらぼう菜で。MAMA 2021.03.26
- ティッシュの使用量が減った!”さらし”の魅力「家の中」編【親子ではじめる、エシカル暮らし・7】とあるきっかけから、サラシに魅了されたわたし。 前回の「すごいよ、サラシさん〜家の外編」に続き、今回は家の中でもこんなに使えるよ!ということを書きたいと思います。MAMA 2021.03.13
- ミツバチにもらうもの【親子ではじめるエシカル暮らし・27】食卓で欠かせないもののひとつ。それは、蜂蜜です。 パンとヨーグルトを食べるのが定番の我が家の朝食では、蜂蜜はなくてはならない存在。とくに4歳の息子は「はちみつは〜? はちみつかけて〜」と、毎日うるさいくらいで、我が家のプーさんと呼んでいます。MAMA 2021.03.12
- バレンタインが終わって思うこと【親子ではじめるエシカル暮らし・26】2月の一大イベントが終わり、ほっと胸なで下ろす今日このごろ。 なにって、バレンタインデーです。 娘10歳。好きな男子はまだいない様子。ですが、最近のバレンタインデーは友達同士でチョコを交換しあうのが定番(?)なのですね…。もともとお菓子作り大好きな彼女なのでチョコをあげたい友だち、先生がたくさんたくさん…。 「今年はチョコ!って感じのチョコにする」と本人。溶かして固めるチョコだったら手助けすることもないかしらね〜と思っていたのですが。MAMA 2021.02.26
- さよならティッシュペーパー運動【親子ではじめるエシカル暮らし・25】昨年末から試験的に我が家に取り入れてること。それはサヨナラティッシュペーパー運動。 ティッシュは木から作られている。それは言わずもがな。だからできるだけ無駄遣いしないようにしたい。と心がけているつもりでも、あればついつい使っちゃう「できるだけ」という言葉の頼りなさ、難しさ…。というか、「一番使ってるの、ママじゃん!」と娘に言われる始末。そうなのです。鼻炎もちなのもあり、ついつい盛大にティッシュを使ってしまっていたわたし…。 と、いうことで一念発起。年末に買い置きティッシュが切れたタイミングで、よし! ティッシュペーパー買わないで過ごしてみよう、とチャレンジすることにMAMA 2021.02.12
- 「家族環境サミット2021」開催!【親子ではじめるエシカル暮らし・24】先日、計画していた家族会議が開催されました。その名も「中村家環境サミット2021」。夕食後、夫、わたし、10歳の娘、3歳の息子、家族全員でお茶とお菓子を用意したテーブルに集まり、いざ! サミットの目的はわが家全員、そして家族それぞれの今年変化すべく目標を「具体的」にすること。 環境にまつわる問題がありすぎる中、漠然としたところから一歩進むのに、どんなに小さくても目標を「具体的」にすると始めやすい、とひしひしと感じた去年一年。MAMA 2021.01.30
- 喘息の息子にも環境にもやさしい素材。我が家の床を変えました【親子ではじめるエシカル暮らし・22】2020年もあっという間に残りわずか…。予想もしていなかったことが起こって、大変なことも戸惑うことも多かったけど、だからこその学びも多い一年だったな、と思います。 コロナの影響で、思わぬ変化が起こったことが一つあります。MAMA 2020.12.25
- もうすぐクリスマス。アドベントの過ごし方【親子ではじめるエシカル暮らし・21】クリスマスが近づいてきました。子どもの頃のキラキラした記憶を思い出しながら、今、こうして親となり迎えるクリスマスも、特別な時間だなと感じます。 朝はアドベントカレンダーを子どもたちが開け、夜はアドベントクランツに火を灯しながらアドベントティーを飲み...と家族みんなで楽しんでいる我が家。MAMA 2020.12.11
- ろうそくを灯して【親子ではじめるエシカル暮らし・20】日暮れが早くなってくると、なんとなく恋しくなるもの。それはろうそく。寒い朝、起きたばかりの薄暗い明け方や、とっぷり暮れてしまった夕方なんかに、ふっと灯るろうそくの光がみたくなってくるのです。 我が家でよく使うのは、ミツロウからできたミツロウろうそく。MAMA 2020.11.27
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