大阪・関西万博に行くなら泊まりたい、話題のおすすめホテル7選

1. 〈リーガロイヤルホテル大阪 ヴィニェット コレクション〉

90年の歴史で初の大リニューアル、クラシックの最先端。
金蒔絵の柱に、錦の紅葉が彩る大。正面玄関に入るやいなや、訪れたゲストを非日常世界へと誘う“日本の伝統美”を取り入れた優美な空間は、日本を代表する建築家・吉田五十八氏によって1973年に建てられたもの。

1935年に「賓客のための近代的ホテルを大阪に」という大阪政財界による声のもと創業して以来、「大阪の迎賓館」として国賓・皇室をはじめ多くのゲストをもてなしてきた。


創業90周年の節目となる2025年4月には、ホテルの歴史やアイデンティティ、和洋折衷の意匠設計などを生かしながら、より快適で思い出に残る滞在を提供すべく、〈リーガロイヤルホテル大阪 ヴィニェット コレクション〉として新たなスタートを切る。客室やレストラン、共用部に至るハード面の大規模改修をはじめ「全ての方が自由においしい食事を楽しめるように」と、世界各国の料理が楽しめるビュッフェ、ヴィーガンコースをスタートさせるなど、ソフト面でのアップデートも。伝統を受け継ぎつつ革新が進む新たな「大阪の迎賓館」に注目したい。

住所:大阪府大阪市北区中之島5-3-68
客室数:全1001室
料金:1泊2名1室25,000円〜
電話番号:06-6448-1121
HP:https://www.rihga.co.jp/osaka/
リニューアルは2025年3月に全館完了。ホテルで日本の伝統を楽しむ宿泊者限定のアクティビティの開講や、宿泊者専用フィットネスジムの新設など、新たなサービスも続々とスタート予定。
2. 〈大阪ステーションホテル、 オートグラフ コレクション〉

JR大阪駅直結、列車や駅舎の記憶に囲まれたステイを。
1874年に開業した初代大阪駅の跡地に、時空を超えたような旅時間が過ごせる〈大阪ステーションホテル〉が誕生した。エントランスを入れば、そこから「時空の旅」がスタート。1階から29階に上がると、初代駅舎の趣を伝える重厚な赤レンガに導かれ、駅員が切符を切っていた改札ボックスのフォルムをしたフロントデスクがお出迎え。また、かつて駅に必ずあった水飲み場を現代風に再現した「WATER STATION」がフロアの中央で存在感を放っている。

タイムトリップしたかのような空間だが、窓の向こうには梅田のビル群が一望できるギャップが面白い。
全418室が30階以上というゲストルームは、全室見晴らしが素晴らしく、大阪にゆかりのある千利休の「見立ての心」を大切にした内装でおもてなし。大阪産のお菓子やオリジナル日本酒などでゲストを迎える。

レストランのデザイン、パブリックエリアのインテリアやアートなど、館内のあちこちに鉄道モチーフの演出。滞在中はずっと、時空を旅しているような気分を味わえるはず。
住所:大阪府大阪市北区梅田3-2-2
客室数:全418室
料金:1泊2名1室90,000円〜
電話番号:06-6105-1874
HP:https://osakastation-hotel.jp/
〈THE-MOMENT GRILL&DINING〉のメインが選べるビュッフェはランチ8,000円〜、ディナー13,000円〜。〈THE LOBBY LOUNGE〉では旬のフルーツを主役にしたアフタヌーンティーやケーキセットを提供する。
3. 〈フォーシーズンズホテル大阪〉

ついに大阪に上陸、あこがれのラグジュアリーブランド。
江戸時代に水運によって発展し、現在はショッピングやエンターテイメント、ビジネスの要であるキタに位置する堂島。そんな歴史と文化が息づく西日本随一の繁華街にそびえる49階建て高層ビル〈One Dojima〉の12フロアにて「アーバンラグジュアリー」のアイコンとして2024年8月に開業。「館内全てで日本らしさを取り入れたラグジュアリーな体験を」と、〈フォーシーズンズホテル〉ブランド初となる全室畳敷きの特別コンセプトフロア「GENSUI(玄水)」をはじめ、日本の伝統的な素材や技術を取り入れたトリートメントを堪能できるスパ、個性的なレストランとバーなど、五感を通して和のエッセンスが感じられるように。


内装は3つのデザインオフィスが担当し、明るく開放的なロビー、静謐な客室、のどかなウェルネスゾーンなどと、フロアごとに趣の異なる空間が広がる。
大阪の街並みを一望するダイナミックな眺望を眼下に、日本の伝統とモダンラグジュアリーが融合した上質な空間で、独創的なおもてなしに酔いしれて。


住所:大阪府大阪市北区堂島2-4-32
客室数:全175室
料金:1泊2名1室110,000円〜(サ別)
電話番号:06-6676-868
HP:https://www.fourseasons.com/jp/osaka/
〈江南春〉のほか鮨レストラン、バーなど5つのバラエティ豊かな飲食店を展開。ウェルネスゾーンには、スパやジムをはじめ、室内プールや貸切可能な温浴施設もあり、サービスが充実した館内でおこもりステイもおすすめ。
4. 〈voco大阪セントラル〉

コンパクトな空間に、新旧の共存が心地いい。
〈IHGホテルズ&リゾーツ〉のプレミアムブランド〈voco〉日本初のホテルが、かつて商人の町として栄えた大阪・京町堀に。街を象徴する歴史的建造物として親しまれてきた旧〈京町ビル〉の跡地に誕生した。
「100年近くにわたり紡いできた物語や歴史を次世代につなぎたい」と、館内の随所に街の歴史をテーマにしたアートや、当時のビルで実際に使われたアイテムを再構築したオブジェを展示。エントランスの吹き抜けスペースには、古い家屋から回収した古材を日本の伝統技法で組み上げた設えが広がり、スタイリッシュながらもどこか懐かしい、温かみを感じる空間に。


客室は白とグレーを軸にアクセントカラーを効かせたシンプルモダンな佇まい。館内には地元食材を積極的に取り入れ、趣向を凝らした皿を供してくれるレストランと、スペシャルティコーヒーやカクテルなど、一日を通してこだわりの一杯が愉しめるカフェ&バーも。街の歴史や文化に思いを馳せながらのんびりと過ごす、そんな優雅な滞在を叶えてくれそうだ。


住所:大阪府大阪市西区京町堀1-7-1
客室数:全191室
料金:1泊2名1室25,400円〜
電話番号:06-6445-1100
HP:https://www.ihg.com/voco/hotels/jp/ja/osaka/osakn/hoteldetail/
畳敷きの小上がりやテラス付きの客室もあり。ディナーはオーセンティックなイタリア料理が楽しめる「トラディショナル」、オリジナルカクテルを含むフリーフロー付きの「カジュアル」など3タイプを用意。
5. 〈ゼンティス大阪〉

ユニークな新プランも魅力的、都市型デザインホテル。
緑豊かな庭園を望み、光が優しく差し込むゲストラウンジ。無造作に置かれたアートブックを手に取り、ゆったりと配されたソファに腰掛けると、「感性が、深呼吸する場所。」というホテルのコンセプトに納得する。インダストリアルな素材の中に木材やファブリックなど有機的な素材を取り入れ、洗練されたラグジュアリーと親しみやすさや温もりが同居する空間は、イギリスのインテリアデザインオフィス「タラ・バーナード&パートナーズ」によるもの。居心地の良さにこだわった空間では、日本各地から取り寄せたこだわりの食材を使用した料理、「職人の技」にフォーカスしたホテルアクティビティなどを通して、ゲストに新しい価値観やアイデアなどの知的邂逅を提供してきた。

2025年7月に開業5周年を迎えることを記念し、「SDGs」の要素を取り入れたディナーが楽しめる宿泊プランを開始。一見相反するコンセプトに見える「美食」と「サステナビリティ」を両立させたオリジナリティあふれる料理やカクテルなど、期間限定の特別な体験をぜひ。

住所:大阪府大阪市北区堂島浜1-4-26
客室数:全212室
料金:1泊2名1室77,610円〜
電話番号:06-4796-0111
HP:https://zentishotels.com/ja/osaka/
特別ディナー&カクテル、朝食付きの5周年記念プラン(2025年4/12〜2026年3/31)では「PACK YOUR ADVENTURE」とプリントされたオリジナルエコバッグをプレゼント。「冒険するための準備をしよう」などの意味が。
6. 〈キャノピーbyヒルトン大阪梅田〉

アートな大阪を客室で、グルメで、とことん楽しめる。
ヒルトンのライフスタイルブランド〈キャノピーbyヒルトン〉の日本初進出として、再開発が進む「うめきた」エリアに誕生。大阪っ子のソウルフード・たこ焼きを模したエントランスの照明にはじまり、館内のあちこちに潜む大阪の歴史や文化にインスパイアされたインテリアは必見。大阪ゆかりの多様なデザインを探す時間が、滞在をより楽しく、豊かなものにしてくれる。


全308室中、スイートルームが53室も用意されているのもこちらの特徴。なかでも各階の角部屋に位置する「キャノピーコーナースイート」は、ゆったりとくつろげるソファーを配したリビングとベッドルームにコーナーウィンドウを備え、梅田のビル群や緑あふれる〈うめきた公園〉、淀川も望める都市ならではの景色が自慢だ。
アレンジが光る小皿料理を提供するオールデイダイニングや公園に面した開放的な雰囲気のカフェなど3つの料飲施設があり、気分に合わせて使い方は自由自在。さまざまな“大阪らしさ”を提供する宿で、心躍る滞在を。

住所:大阪府大阪市北区大深町6-38 グラングリーン大阪 北館
客室数:全308室
料金:1泊2名1室50,600円〜
電話番号:06-7658-5300
HP:https://canopy-osaka.hiltonjapan.co.jp/
屋外テラスを備えたバー&ラウンジ〈!JaJa!Bar〉には、大阪の下町で親しまれてきたスマートボール台を設置。ハッシュパピータコ焼きや牛肉の赤ワイン煮込みお好み焼きなど大阪らしさ満点のフードも。
7. 〈W大阪〉

ラグジュアリーホテルがミナミの街を表現したら…。
大阪のメインストリート・御堂筋沿いでひと際目を引く〝ブラックボックス〟の正体は、NY発のラグジュアリー・ライフスタイルホテル〈W大阪〉。その土地ならではの文化をデザインに巧みに反映させる同ブランドらしく、館内には大阪を連想させる多彩な要素がちりばめられている。例えば、ロビーには提灯モチーフの照明や、漫才ステージ(!)が。道頓堀のネオンを連想させる照明によって滞在中も街の活気を感じられるなど、海外デザイナーならではのフィルターを通して描かれた鮮やかでエネルギッシュな〝OSAKA〟の世界観を遊び心あふれる演出で楽しませてくれる。


館内には大阪のソウルフードをモダンに昇華した鉄板焼店など6つの飲食店があり、食の方面からも大阪をアピール。全客室にカクテルカルチャーを持つWらしくバーカウンターが設けられ、夜景を眺めながら自作のカクテルを一杯…なんて粋な時間も。美しい建築やデザイン、豊かな食に触れ、自分の中のクリエイティビティが刺激される、大人の遊び場的ホテルだ。


住所:大阪府大阪市中央区南船場4-1-3
客室数:全337室
料金:1泊2名1室65,274円〜
電話番号:06-6484-5355
HP:http://wosaka.jp
外装デザインは大阪出身の建築家・安藤忠雄が監修。江戸幕府の方針で過度な贅沢が禁止されていた当時、表地は控えめな黒、裏地は豪華な柄の着物を着ていた大阪商人の粋な着こなしを表現したそう。
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