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ニュージーランド航空で行く、マインドフルネスの旅。 ココロを解放し、カラダにも栄養チャージ。 ニュージーランドだからできるマインドフルネスな旅④。 -テイスト グッド編-
あっちを見れば牛さん。こっちを見れば羊さん。のどかで緑豊かな景色は、ニュージーランドの食材がおいしい理由でもあります。広くおおらかな牧場で、牧草だけ食べて大切に育てられる牛と羊たち。これが本当においしいんです、そして安全でもあることを実感できるのです。漫画家・マキヒロチさんとHanakoチーム(ニュージーランド二度めの編集長・杉江と初NZの編集チーム、藤田と中川)とで、ニュージーランドにまだ行ったことない人のための、初めてのニュージーランドの旅の楽しみ方、第四回は、食事編。
(PR/ニュージーランド航空)
安心安全、そしてなによりおいしい。ニュージーランドの食を満喫するなら。
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今回の旅をするにあたり、ひとつ決めていたことがありました。おいしい店について調べたり、予約をあくせくするよりも、みんなで泊まって、自炊をすること。それは、前にニュージーランドを旅したときに、バケツいっぱいのムール貝をスーパーマーケットで購入してシンプルなワイン蒸しにし、ソーヴィニヨン・ブランのワインと合わせて食べたときのおいしい思い出があったから。旅に出て、ファーマーズマーケットや市場やスーパーマーケットに行って、その土地にしかない食材や、美しい陳列を見ていると、「買いたい! 食べたい!」でも、「調理するところがない!」と思うことが多々ありますよね。今回は、自炊をする気マンマンで、キッチン付きの宿泊施設を予約して、ニュージーランドに乗り込んだのでありました。
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まずは、ムール貝のワイン蒸し。大粒で貝殻の縁が緑色で「グリーンマッスル」の愛称で知られているニュージーランド固有種のムール貝は、 ニュージーランド近海でしか捕れない味。オリーブオイルににんにくのみじん切りを入れて、白ワインで蒸したものに、塩コショウで味を整えて、パセリをはらりと。ものの数分で、最高においしい前菜の完成で、スパークリングワインで乾杯。その後に、野菜をオーブンで焼きながら、いざ今日のメインのグラスフェッドビーフのスコッチフィレでステーキを作ります。
自炊メニューは、簡単に誰でも作れるもの。素材のポテンシャルで最高のディナーに。
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グラスフェッドビーフとは、自然な環境の下で放牧され、牧草のみで飼育された牛のこと。そう、ニュージーランドを旅していると、常に見る景色ですね。これは、羊も同様。穀物で育てられた牛に比べ、牧草の栄養を吸収したグラスフェッドビーフは、オメガ3脂肪酸を豊富に含んでいるとのこと。オメガ3脂肪酸について調べてみると、中性脂肪や悪玉コレステロールを低減するほか、血流をよくして代謝アップ、炎症を抑える働きがあるといわれています。と、前置き長くなりましたが、なんと言ってもおいしい! のです。塩コショウをしたあと、表面と裏面に焼きを入れて、アルミホイルで包んで中心部まで熱が通るのを待って。最後に、ニュージーランドは乳製品も格別においしい! ということで、バターを入れて風味づけ。たったこれだけで、そして、自分が作ったような素人料理でも、Hanakoチームの女性陣から「おいしいなぁ」と賞賛いただきました(かなり気を使ってもらっているはずですが……)。ちなみにですが、このグラスフェッドビーフがとても安く手に入るのが、ニュージーランドのすごさ。スーパーの精肉売り場で、1kgあたり4000円弱。安い。おいしいムール貝、焼き野菜、ステーキ、そしてチーズとワイン。けっこう豪勢な食材を使って、しっかりと飲んで、ひとりあたり2500円ほど。円安の時代でもニュージーランドでの自炊はとても優しいんです。
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こちらは、2日めに作ったキングサーモンのムニエル。世界に流通するキングサーモンの半分以上がニュージーランド産ということで。こちらも、もちろん最高でした。オーブンで焼いた野菜とともに。
忘れてはいけないのが、ワインです!
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ニュージーランドが“気になる国“になったきっかけは、ニュージーランドワインを15年以上前に飲んだことでした。大好きな白ブドウの品種、ソーヴィニヨン・ブランの一大生産地であり、同様に大好きな黒ブドウの品種、ピノ・ノワールの評価も上がっている。近年では、ナチュラルワインの生産者も増えているとのこと。ワイン通の友人に、前もって飲むべきワイナリー情報を仕入れてのニュージーランド入り。ちなみに、教えてもらった情報をいくつか。「Hermit Ram」、「Sato Wines」、「Kusuda Wines」、「Burn Cottage」……。ということで、Hanakoメンバーをひきつれて、ワイン探しも入念に。オークランド市内にある〈EVERYDAY WINE〉で、目当ての「Sato Wines」を発見! さっそく購入して食事とともに、飲んでみると、自然とみんなが「おいしいなぁ」というため息のような声々が。ワイン特集も作り、そして毎日のように飲んでいるナチュラルワインですが、ここのワインは本当においしい。こういう出会いがあると、またニュージーランドにワインを飲みに来たくなってしまいますね。
忘れてはいけない、パート2。アイスクリームを食す。
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酪農が盛んなニュージーランドは、アイスクリーム天国でもあります。新鮮な生乳で作ったアイスクリームはやはり絶品。人口約510万人超にもかかわらず、なんとアイスクリーム消費量は日本の約5倍というのも納得です。今回は、オークランド市内にいくつかチェーン店のある〈Duck Island Ice Cream〉へ。自分は、ダブルコーンで、バニラビーンズとミルクチョコレート(アイスの選びはコンサバティブなのです)で。ビーガンメニューも用意されているのは、これまた嬉しいところ。
ニュージーランドを巡っていると、「おいしいなぁ」「平和だなぁ」「のどかだなぁ」という言葉が何度も出てきます。幸せな言葉は、口に出すと、自分自身を幸せにしてくれる。当たり前のことを思い出させてくれる、世界一幸せを呼ぶ、ニュージーランド。次に訪れるときは、今回行くことができなかった、南島を中心に巡りたいと思います。
「平和だなぁ」「のどかだなぁ」「おいしいなぁ」。ふっと口から漏れる幸せな独り言は、どんな大金を払ってもなかなかでてこないもの。そう、ニュージーランドには、わたしたちをハッピーにしてくれる不思議なチカラがあったのです。