とにかく心の底から癒される! 日本国内の動物園や水族館の人気者6選

TRAVEL 2024.03.13

ふわふわモコモコとした容姿や、あどけない仕草で私たちの心を癒してくれる動物たち。双子の誕生で日本中を沸かせたパンダから、仔ゾウ、芸達者なアイドルラッコまで、会いに行きたい6組をご紹介!

INDEX

1. 恩賜上野動物園のパンダ

シャオシャオ。食肉目クマ科ジャイアントパンダ属のオス2歳。嫌なことと怖いことはすぐ忘れるさっぱり派。レイレイとじゃれ合うとしつこい時も。
シャオシャオ。食肉目クマ科ジャイアントパンダ属のオス2歳。嫌なことと怖いことはすぐ忘れるさっぱり派。レイレイとじゃれ合うとしつこい時も。

ころんとした丸いフォルム、黒ぶちの垂れ目が愛くるしい〈恩賜上野動物園〉生まれのシャオシャオ。同じ展示スペースで一緒に過ごす双子のレイレイ(メス)とともに、2024年6月23日で満3歳を迎える。

恩賜上野動物園のパンダのシャオシャオ

1日数回に分けて摂る食事は主に竹で、トータルで10 時間以上かけて食べるとか。地面にどっしりと腰を下ろし、前脚を器用に使って幹を握り口へ運ぶ様子は必見! おなかいっぱいになると、本能の赴くままに休息タイムへ。無防備な寝姿も見ていて飽きない。本来、ジャイアントパンダは寒冷地に生息する動物のため、活発に動き回る姿を見るなら寒い時期がチャンスだ。

恩賜上野動物園

住所:東京都台東区上野公園9-83
TEL:03-3828-5171
営業時間:9:30~17:00(入園および入園券・年間パスポートの販売は16:00まで)
入園料:600円
※パンダの観覧方法、休園日などはHPで確認を。https://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno/


その他の人気者はこちら

  • アイアイ…マダガスカルに生息する、長い尾と大きな耳を持つ猿。
  • ミミセンザンコウ…鱗に覆われ鋭い爪を持つ珍獣。長い舌を使いアリなどを食べる。
  • ライチョウ…冬は尾以外は白、夏は白と茶に換羽。高山に棲む天然記念物。

2. 名古屋市東山動植物園のコアラ

一日のうち約20時間を眠って過ごすコアラ。2024年3月から4月にかけて2歳の誕生日を迎える、おもち、だいふく、ししおの3頭も基本的に木の上ですやすやと眠り動かない。ユニークなのは寝姿。前脚と後脚で木にしっかりとつかまって眠るだけでなく、二股に分かれた枝の根元に体を挟んだり、枝に寄りかかり背中とお尻でバランスを取ったりと、三者三様の寝相が萌えポイントだ。

そわそわと動きだすのは毎日13 時頃の食事時間。新鮮なユーカリが運ばれてくると、木から木へジャンプしたり、地上を小走りで移動する様が何ともいえずかわいらしく、笑みがこぼれる。

名古屋市東山動植物園

住所:愛知県名古屋市千種区東山元町3-70
TEL:052-782-2111
営業時間:9:00~16:50(最終入園16:30)
休園日:月休(月が祝、振替休日の場合は翌平日休)
入園料:500円
HP:https://www.higashiyama.city.nagoya.jp/


その他の人気者はこちら

  • ジャングルキャット…褐色系の美しい毛並み、長い脚、大きな耳が特徴のネコ科の動物。
  • ラーテル…アナグマに似たイタチ科の肉食獣。ハチミツが大好物だ。
  • ニシゴリラ…イケメンとしてよく知られるシャバーニら5頭が暮らす。

3. 宇都宮動物園のホワイトタイガー

2023年10月14日に〈宇都宮動物園〉で生まれた双子のホワイトタイガー。飼育舎の扉いよく2頭が展示エリアへ飛び出してくる。生後約4カ月ながら、顔つきはすでに勇ましく猛獣の風格が漂うが、追いかけっこをしながら丸太の陰に隠れたり、じゃれ合う姿はあどけなさが残る。ひとしきり走り回ると母親に寄り添って甘える姿が微笑ましい。

すでに性格の違いが見てとれ、体がやや小さく縞模様が薄いイオリは常に動きまわり活発で、もう一方のアイカはおっとり気味。親子3頭での展示期間は成長を見つつ終了するため、お早めに!

宇都宮動物園

住所:栃木県宇都宮市上金井町552-2
TEL:028-665-4255
営業時間:9:00~17:00(1・2月~16:30)、最終入園は閉園30分前
休園日:無休
入園料:1,500円
HP:https://utsunomiya-zoo.com/公開はHPで確認を。


その他の人気者はこちら

  • アミメキリン…8頭のキリンの群れは見ごたえあり。エサをあげることができる。
  • シロテテナガザル…東南アジア周辺や中国に生息し、鳴き声が大きい。絶滅危惧種。
  • ホワイトライオン…ライオンの白変種。オスのステルクはカメラ目線をよくくれる。

4. 旭川市旭山動物園のシロフクロウ

一面に降り積もった雪に紛れこむように、じっとたたずむシロフクロウが一羽。その姿は、まるで小さな雪だるまか、ふっくらとした鏡餅のように白く美しい。うっかりすると見過ごしてしまいそうになるほど上手に雪と同化し、静寂な空気に包まれている。

名前はない。フクロウ目フクロウ科ワシミミズク属のオス4歳。北海道帯広市の〈おびひろ動物園〉生まれ。人の声や物音に物怖じしないのんびり屋。
名前はない。フクロウ目フクロウ科ワシミミズク属のオス4歳。北海道帯広市の〈おびひろ動物園〉生まれ。人の声や物音に物怖じしないのんびり屋。

気に入った場所から動かずにじっとしていることが多く、時折くるくると首を回し、目を細めて周囲を観察している姿がミステリアス。鮮やかな黄金色の目もチャームポイントで、微笑んでいるようにも、こちらの心の内を見透かしているようにも思えて興味深い。白銀の北海道でこそ出合える風景をぜひ体験して。

旭川市旭山動物園

住所:北海道旭川市東旭川町倉沼
TEL:0166-36-1104
営業時間:10:30~15:30(最終入園15:00)※4月27日以降の営業時間はHPで確認を。
休園日:4月8日~26日休
入園料:1,000円
HP:https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/


その他の人気者はこちら

  • レッサーパンダ…歩道の上3.5mの位置に架けた吊り橋を移動する様子は必見。
  • ペンギン…3月中旬頃までの積雪期に、1日2回、園内の散歩を実施。
  • アザラシ…特徴的な泳ぎを間近で観察できる、円柱水槽や大水槽が人気。

5. 鳥羽水族館のラッコ

現在、国内で飼育されているラッコは3頭。うち2頭が〈鳥羽水族館〉のアイドル、メイとキラだ。

水中を縦横無尽に泳ぎ回り、プカプカと浮かびながら入念に毛づくろいする姿は愛らしさ全開! 多くの人を惹きつけてやまないのが、1日3回の食事タイムだ。健康チェックも兼ねたパフォーマンスで、飼育員が渡すおもちゃをいくつも脇のたるみにためこんだり、水槽のガラスに張り付いたイカを水中からジャンプしてキャッチしたり。飼育員とハイタッチを交わす仕草も微笑ましい。

鳥羽水族館のラッコのメイとキラと飼育員さんたち

キュートな決め顔があるメイに、マイペースでおっとりタイプのキラ。どちらを推しますか?

鳥羽水族館

住所:三重県鳥羽市鳥羽3-3-6
TEL:0599-25-2555
営業時間:9:30~17:00(最終入館16:00 )
休園日:なし
入館料:2,800円
※営業時間の変更等はHPで確認を。https://aquarium.co.jp/
ショーや食事タイムなど見どころ満載。


その他の人気者はこちら

  • ジュゴン…人魚伝説のモデル。世界で飼育例は珍しく、日本ではここだけ。
  • スナメリ…イルカの仲間。水族館前の海で野生の姿を見られることも。
  • セイウチ…約600㎏の巨体が目の前を歩き、触れられるショーは圧巻。

6. 札幌市円山動物園のアジアゾウ

ミャンマー語で“輝き”を意味するタオは、2023年8月19日生まれ。北海道初となる赤ちゃんゾウの誕生だ。体重はすでに350キロ(2024年1月17日時点)を超え、すくすくと育っているが、母パールと並ぶと大きさの違いは歴然。お腹の下をくぐり抜けて足元にまとわりつき、鼻をのばして母乳を飲む様子を見ると心が和む。

札幌市円山動物園のアジアゾウのタオ

本来、メスと子だけで群れを作り生活するアジアゾウの生態に考慮して、約5年前、パールとともにミャンマーから日本にやってきた2頭のメスとの同居を少しずつ開始。絶滅危惧種を保護し命をつなぐ動物園の取り組みとタオの成長、どちらにも注目したい。

札幌市円山動物園

住所:北海道札幌市中央区宮ヶ丘3-1
TEL:011-621-1426
営業時間:9:30~16:30(2月末まで~16:00)、最終入園は閉園の各30分前
休園日:第2・4水休ほか休園日あり
入園料:800円
HP:https://www.city.sapporo.jp/zoo/


その他の人気者はこちら

  • ホッキョクグマ…豪快に水の中を泳ぐ様子を、水中トンネルから見学できる。
  • エゾヒグマ…北海道にのみ生息するクマ。メスとオス1頭ずつ飼育する。
  • シンリンオオカミ…オオカミの中で最も大きく頑丈な体つき。2頭の姉妹を展示中。

その他の人気者はこちら

photo_Takemi Yabuki / W,Norio Kidera ,Ryoichi Kawajiri text_Yumiko Ikeda edit_Ai Sakamoto

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