2024年、いま旅に行きたい開運スポット 鏡リュウジ「今いちばん行きたいのは大甕神社」。2024年の開運神社3選

TRAVEL 2024.03.07

2024年の開運キーワードのひとつ「インスピレーションを磨く」。占星術の大家・鏡リュウジさんと、神社検定1級を持つモデルのMARIKOさんに、キーワードに合った神社を教えてもらいました。空間美に感性が研ぎ澄まされ、もっと魅力的な自分に変われるはず。

INDEX

2024年の開運キーワード「インスピレーションを磨く」神社とは

鏡リュウジ
鏡リュウジ(以下、鏡)
2024年の開運キーワードのひとつが、インスピレーションを磨くこと。その理由は、およそ250年かけて12星座を巡る太陽系最遠の冥王星は、物事を根底から大きく変容させていくという働きがあるのですが、それが2024年11月下旬に、山羊座から本格的に水瓶座へと移行するからです。
MARIKO
MARIKO(以下、M)
新しい時代に突入するということですね。
鏡リュウジ
そう。いままさにその転換期で、社会の中でいろんなことが巻き起こっていますよね。そんな激動の時代だからこそ、予測できない変化に慌てないように、自分の中に余白を持てるような場所に赴き、インスピレーションや感覚を養うことが大切です。そんな意味でも僕がいまいちばん行きたいのが大甕神社。ここには日本では珍しい星を神格化した神様が祀られているんです。
MARIKO
M
大甕神社は、日本最古の地層といわれる約5億年前のカンブリア紀の地層の上に本殿があることで有名ですよね!  神社って自然に囲まれた場所に立っていることが多いから、行くと心に余裕が生まれるような気がします。私が心をニュートラルにしたい時によく訪れるのが虎ノ門金刀比羅宮です。オフィス街の一角に鎮座しているとは思えないほど、抜け感があって本当に気持ちいい場所で、おのずと無になれます。
鏡リュウジ
無になることってすごく大事で、常に自分の中に余白を持っておくと、新しいものを受け入れやすくなるので、チャンスも舞い込みやすくなるんです。
MARIKO
M
あとインスピレーションを磨くという意味で私がいまいちばん行きたい神社が、205年ぶりに拝殿と本殿を総建て替えする遷宮を行った鳥とり飼かい八幡宮。古代の建築様式に原点回帰した造りなのですが、一般的な神社の拝殿とは一線を画すモダンな雰囲気で、感性が一気に高まりそう。

茨城県日立市 大甕神社

新築された神門は、楼門形式の屋根が羽ばたく鳥のように見えるのが印象的。星の神様は、織物の神様に一度封じ込められたが、その後この地の住民の生活や国家安寧に尽力された神として祀られることになった。
新築された神門は、楼門形式の屋根が羽ばたく鳥のように見えるのが印象的。星の神様は、織物の神様に一度封じ込められたが、その後この地の住民の生活や国家安寧に尽力された神として祀られることになった。

鹿島・香取の強い武神が、唯一征服することができなかった星の神様・甕星香々背男地主神。その星の神様をこの地域平定のために封じ込めることに成功した織物の神様・武葉槌命を主神として祀る。

甕星香々背男の霊力が封じ込められている岩山「宿魂石」を登った先に厳かな雰囲気の本殿がひっそりと佇む。昨年、大鳥居の先に新たに建立された二層造りの神門も迫力満点。

大甕神社

住所:茨城県日立市大みか町6-16-1
TEL:0294-52-2047
参拝自由(社務所9:00~17:00)
HP:http://www.omikajinja.net/
Instagram:@omikajinja

東京都港区 虎ノ門金刀比羅宮

総尾州檜造り、銅板葺ぶきの屋根からなる社殿。日本最初の建築史家・伊東忠太氏の設計校閲による建物。
総尾州檜造り、銅板葺ぶきの屋根からなる社殿。日本最初の建築史家・伊東忠太氏の設計校閲による建物。

万治3(1660)年、讃岐国丸亀藩主が「金刀比羅宮(本宮)」の御分霊を芝・三田へ勧請。その後、延宝7(1679)年に、江戸城の裏鬼門にあたる現在の虎ノ門へと遷座。当時から国や人々に平安をもたらしてくださる神様として、広く尊信されてきた。

高層ビルに囲まれた場所にありながら清々しい空気に包まれ、都会の喧騒を忘れさせるオアシス的存在で、多くのビジネスパーソンが訪れる。

虎ノ門金刀比羅宮

住所:東京都港区虎ノ門1-2-7
TEL:03-3501-9355
参拝自由(社務所9:00~17:00※土日祝~16:00)
HP:http://www.kotohira.or.jp/

参道沿いに立つ、霊鳥・霊獣の彫刻が施された銅鳥居も必見。港区指定有形文化財に指定されている。

福岡県福岡市 鳥飼八幡宮

斬新なデザインが目を引く新しい拝殿。神が天下る岩「磐座」のような雰囲気を醸し出す。
斬新なデザインが目を引く新しい拝殿。神が天下る岩「磐座」のような雰囲気を醸し出す。

1,800年の由緒を持ち、主祭神の八幡大神をはじめ、様々な神様を祀る。2022年12月に、205年ぶりに神殿を建て替え、原点回帰をコンセプトにした茅葺きと巨石の「鳥飼様式」ともいえる新しい社殿が完成。拝殿、本殿ともに直線を多用したデザインは、伝統的なモチーフを扱いながら再構成することで、モダンな神社建築へ変化。全く新しい神社の景色を形成している。

日本の風土が生み出す紋様を取り入れたお守り。
日本の風土が生み出す紋様を取り入れたお守り。

境内では、新しいコミュニケーションの場として、グルメイベントやマルシェなどが開催されることも。

鳥飼八幡宮

住所:福岡県福岡市中央区今川2-1-17
TEL:092-741-7823
参拝自由(社務所9:00~17:00)
HP:https://hachimansama.jp/

photo_Michi Murakami text_Emi Suzuki

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