“10年後になくなるべきブランド”を理念に掲げる。ビニール傘で作られたクールなカバンブランド〈PLASTICITY〉

“10年後になくなるべきブランド”を理念に掲げる。ビニール傘で作られたクールなカバンブランド〈PLASTICITY〉
Good design, So ethical Vol.1
“10年後になくなるべきブランド”を理念に掲げる。ビニール傘で作られたクールなカバンブランド〈PLASTICITY〉
SUSTAINABLE 2024.07.24
地球にも人にもやさしいものを選びたい。今を生きるわたしたちにとって、エシカルかどうかという視点はもの選びでは欠かせないよね。でも、やっぱりデザイン性も大事にしたい。学生時代からサスティナブルを追求し続けているhaluさんの愛用品はまさにGood design, So ethical。真似したくなる、素敵なアイテム、少し覗き見させてください〜。 今回はビニール傘で作られたクールなカバン
halu
halu
サスティナブルライフプロデューサー

学生時代から、エシカルな暮らしやオーガニックの食品に関心を持ち、地元葉山でのウェルネスな体験型ツアーの企画や、企業のリブランディングプロジェクトに携わる。また、食にまつわる資格を複数保有し、ヴィーガンスイーツのプロデュースなど、多方面で活躍する。ハナコラボパートナー。Instagram:@haluchn

1年間で約8,000万本。この数字を聞いて、ピンとくる方はどれくらいいるでしょうか?

今年は全国的に遅めの梅雨スタートでした。雨が降れば一番使用頻度が高まるものといえば、傘。そして、傘の中でも、一番使用されている割合が高いのが、ビニール傘。誰もが1度は使ったことがあるかもしれません。

普段、みなさんが何気なく使用しているビニール傘、実は日本で1年間に8,000万本が廃棄されていると言われています。分解のしにくさからリサイクルが難しく、多くが埋め立て処理や焼却処分がされているのが現状です。

悲しいことに、世界的にみてもプラスチックの消費量が多い国、日本。そんなプラスチックを使うビニール傘の廃棄問題に着目したのが、今回ご紹介するカバンブランド〈PLASTICITY〉です。

「PLASTIC」の問題を抱える「CITY」にフォーカスを当てる

東京で生活していると、“便利“が生み出すさまざまな “もったいない”を日々目に見えて実感します。

日本ではコンビニに行けば、ある程度生活に必要なものは何でも手に入りますが、ビニール傘もその1つ。

突然、雨が降っても1本を約1コイン程度で手軽に買えてしまうのがビニール傘です。突然の雨で、購入したものの、そのまま電車やトイレに置き忘れてしまった、という経験がある人も少なくないはず。

ビニール傘は“最も所有権が主張されない物“だと言われることがあるそうです。

自分の属するコミュニティーが1度、不要としたものを形を変えて再びコミュニティーに戻せたら面白いのではないか?

そんな発想から、生まれたブランドが〈PLASTICITY〉です。今後解決されるべき環境問題が近い将来解決されるという思いを込めて“10年後になくなるべきブランド”を宣言しています。

今回はその“10年後になくなるべき素材“から作られた、魅力的なカバンについて、愛用者の1人である筆者がレポートしていきます。

半透明ならではのファッションカテゴリを選ばないデザイン性

使用していて一番感じるは、ビニール傘の素材が予想以上にファッションジャンルを問わないということです。

半透明だからこそ、コーディネートの邪魔をせず、カジュアルな服装から少しフォーマルな格好まで、そして夏服から冬服まで、服装を選ばず使用できます

※公式HPよりトートバック(ラージサイズ)

おしゃれ上級者の方であれば、あえてこの半透明性を生かして、中身にワンポイントで色味のある小物を入れてみたり、柄物を入れてみたりと、主張しすぎない、さりげないおしゃれが演出できるのも、この素材ならではの良さかもしれません。

中身を見せたくない方は、内装生地のついたものも販売されているので、ご安心を。

A4ノートもPCも楽々!耐重量5kg。サイズ調整可能なトートバック

愛用している〈PLASTICITY〉、ブランドが出来て一番初めに発売されたトートバック(ラージサイズ)は、A4ノートやPC、ポーチや長財布を入れてもまだ余裕があるほど大容量なので、通勤・通学時の使用にもおすすめです。

荷物が少ない時には、開口口両サイドにあるホックを止めることで、ワンサイズ小さな形状に変化するので、スッキリと見せることもできます。

元ビニール傘ならではの優れた防水性

〈PLASTICITY〉のカバンで一番魅力的なのは、ビニール傘から作られているということで、防水性が抜群で、かつ汚れが付きづらいこと。

本来のビニール傘がもつ雨や汚れに強い特徴は残し、さらに4層に重ねることで、しっかりとした厚みと強度を兼ね備えています。

雨天時にも安心して使えますし、この防水性の高さで、例えばこれからの季節、海やプールなどのレジャーシーンにもおすすめです。濡れたタオルや水着をそのまま収納するのにも役立ちます。

私は普段、畑仕事もしているのですが、畑作業など、アウトドアシーンで泥がつきそうな時も、汚れてもカバンを丸ごと水洗いすることができるので、安心して持っていくことができます。

見た目以上に大容量!コンパクトなのにたくさん入るミニショルダー

旅行時に活躍しそう!ということで、私も先日、追加購入したばかりのミニショルダーバック

こちらは重さが約65gと非常に軽く、小さいポシェットサイズに見えて、マチがあるフォルムによって見た目以上に容量があるのがポイントです。

スマホ、財布、イヤホン、ハンカチ、化粧品、パスポートetc…を入れても十分余裕なサイズなので、デイリーユースにはもちろんのこと、旅行時にとてもおすすめしたいアイテムの1つです。

この付属のファスナーもなんと、ペットボトルを再利用して作られているということで、環境に配慮された素材への徹底ぶりに驚きです。カラーバリエーションも6色と豊富で、半透明からポップなカラーまで選べるので、ギフトとしても喜ばれそう

捨てられるはずの運命にあった素材。利用価値を改めて考える

このブランドが無ければ、廃棄されるはずだったかもしれないビニール傘たち。こんなにもクールで汎用性のあるものに変身し、さらには実用性とデザイン性を兼ね備えているとなると、もしかしたらビニール傘以外にも、ポテンシャルのあるゴミになる運命にある素材が、まだまだ世の中には眠っているのかもしれません。

ごみをごみとして捉えずに、アイディアとデザイン力で魅力的なプロダクトにアップサイクルし、再び魅力ある商品へと変化させるクリエイティブ力。

これからの令和の物作りにおいて、必要な力かもしれません。

今回紹介した2つのバックはほんの一部にすぎず、リュックや財布、ウエストポーチやハットなど豊富なサイズや型、カラー物や柄物まで幅広く展開しているので、是非公式サイトもチェックしてみてくださいね。

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