充電しながら走れるプラグインハイブリッドって? 〈ボルボ〉×〈星野リゾート 界 箱根〉充電しながら走る次世代型「Volvo Recharge」で行く、優雅でサステナブルな1泊2日。
公共交通機関を使わずに、のびのびと旅をしたい!でも普段運転はしないので長距離移動や都心の運転に不安を感じている・・・。というHanako読者の皆さん(私も含め)へ、安全性をとにかく重視したスウェーデンの自動車メーカー〈ボルボ〉の魅力をお伝えしたい!今回試乗したのは、今話題の電気とガソリンの両方を活用できるプラグインハイブリッド(PHEV)。試乗してみて気づいた、地球に優しいボルボ車の快適な乗り心地の所以、と国内最高峰のおもてなし〈星野リゾート 箱根 界〉で過ごす優雅な女子旅をたっぷりレポートします!
スマートなプラグインハイブリッド「Volvo XC40 Recharge」。
SDGsへの取り組みにおいて、世界をリードしている北欧。ボルボも北欧を代表する企業として、全世界で新車のカタログ印刷を廃止したり、2030年までに電気自動車だけのブランドになることを発表するなど、環境保護への大きな施策を打ち出し、SDGsへの取り組みを積極的に行っています。
そんなボルボの人気車種がプラグインハイブリッド「Recharge」シリーズ。ボルボと聞くと、質実剛健で男性のロマンを感じる四角いフォルムが印象的なイメージではないでしょうか。それが最近のモデルになると、北欧らしいシンプルかつモダンな内装と、ゴツさがなくしなやかで女性にも親しみやすい!今回はその中でも一番コンパクトなモデル「Volvo XC40 Recharge」をセレクトし、ペーパードライバーの筆者が実際に箱根まで運転してみることに・・・!
「環境への配慮=我慢や制約」を覆した、「充電しながら走るボルボ」。
電気自動車が環境にいい、というのは十分に理解している。けれど、充電に時間がかかったり、充電スポットがなかったり。やっとこさ見つけても前の人が使用中だったり・・・日常使いする車として迎え入れるのに、一切の障壁がない!とは言い難いでしょう。そんな我慢や制約なしで、環境にも優しいといういいとこどりを実現できるのが、電気モーターとガソリンエンジンの両方を持つ「PHEV」なんです。電気がなくなってもガソリンに切り替えて走り続けてくれるだけでなく、なんと走りながら充電もできてしまうというできすぎな一台。これなら、充電スポットを探しに焦るなんてこともなく、スマートに都市を駆け巡れます。
5種類のドライブモードを変更すれば、電気とガソリンを使い分けて走ることができます。電気だけでも約40km走行可能なため、例えば日常の通勤や住宅街の走行時は、ガソリンエンジンを停止したまま電気モーターのみで走行する「Pure」モードに。高速などパワーが必要なときはエンジンと電気モーターのパワーをフルに引き出す「Power」モードになど、シーンに合わせて選んでみましょう。
若者にも寄り添う操作性と、スタイリッシュなデザイン。
コンパクトながらも広い室内空間と収納の多さもRechargeシリーズの特徴。ポケットやフォールディングフックがあちこちに設置されていて、荷物が多い時でもごちゃつかずすっきりと収納できます。原材料にはプラスチックのリサイクル素材など持続可能なマテリアルを多用し、ここでもサステナブルな取り組みを徹底。高級感のある空間ながらも、環境への優しさに溢れた内装になっています。
至るところに小さな使いやすさや工夫が詰まっているのがボルボのすごいところ。タッチスクリーンは赤外線センサーのため、手袋などをつけたままでも、爪が長い人でも反応してくれます。後部座席にはタイプCの充電コードも備えるなど、痒いところに手が届く利便性の高い設計で嬉しい。
安全第一のメーカーが開発した、技術の結晶。
ボルボはどんな車種でも安全装備を統一。コンパクトなXC40 Rechargeにも、衝突被害を軽減するための警告、ブレーキ作動を行う「City Safety」機能を標準装備しています(道中、何度助けられただろうか・・・)。
他にも運転が楽しくなる仕掛けがたくさん!
実際に運転して感じたのは、圧倒的な静かさ。エンジンがついたかどうかも気づかないほど無音でした。また、信号待ちの後の走り出しや加速の際はモーターらしい瞬発力を感じ、非常に滑らかで快適でした。コンパクトとはいえ、軽自動車と比べると車体が大きいことが不安要素でしたが、「City Safety」機能のおかげか都心でもスムーズに走ることができました!
15:00 チェックイン!
無事に〈星野リゾート 界 箱根〉へ到着!洗練された空気と緑豊かな景色に心が浄化されたような気分・・・!
その土地の個性を感じる「ご当地部屋」。
「勝手にSDGs」と題し、住み続けられるまちづくりのため、その土地の伝統工芸などの作家とコラボレーションした「ご当地部屋」を用意しているのが界ブランドの特徴。居心地の良さだけでなく、その土地の文化や歴史を通じて魅力を体得できるのは嬉しいですね。
ステイの間に充電を!
滞在中に車の電源供給も忘れずに。付属のケーブルをカチッとさすだけなので時間はかかりません。ちなみに、電気で走る際のランニングコストは、ガソリンの3分の1以下!電気自動車って、使い続けるほどお得なんですよ。
16:00 お部屋でおこもりクラフト体験!
感染拡大防止を万全にしながらも、滞在を通して新鮮な発見をしてほしい、という想いでつくられた「界のご当地おこもりグッズ」。〈界 箱根〉では、寄木コースター作りとミニ小田原提灯の絵付けの2種類を体験できます。自分だけのオリジナルを作って、旅の思い出として持ち帰りましょう!
17:30 夕食は特別懐石「明治の牛鍋」!
明治時代に牛肉を食べる文化が入ってきた際、臭みのあるお肉をお味噌で煮込んで食べていたことが由来となった今回の特別会席「明治の牛鍋」。甘めに仕上げたタレが、お肉の脂身と合わさって極上の旨みが口に広がります。コース自体も圧倒的な品数。温泉旅館の会席料理というと、格調高いお料理に少し背筋が伸びてしまいそうですが、角の丸いお味ばかりなので、肩肘張らずお子さんでも楽しめる会席になっています。
19:00 温泉のいろはを学びながら座禅タイム。
夜になるとエントランスに小田原提灯がずらり。ロビーでは、温泉の泉質の特徴や入浴法など、心と身体を整える「温泉のいろは」を、楽しいトークや遊びを通じて学べます。座禅を組み瞑想をしながら、現代版の湯治をプチ体験してみましょう。
20:00 大自然に囲まれた天然温泉に癒されて。
まるで風景画を眺めているような半露天。一面に広がる湯坂山が湯面に映り込み、静けさの中に川のせせらぎだけが聴こえてきます。朝と夜は違った景色が見れるので、2回は入っておきましょう。保温力の高い熱めのお湯なので、湯上りの水分補給を忘れずに。
21:00 寄木CHAYAの紙芝居。
毎夜21:00〜は、寄木細工の成り立ちや歴史についてスタッフが紙芝居で紹介しています。寄木のからくり、「秘密箱」を開ける「秘密箱チャレンジ」も。開けることができたら、中に入った豪華商品がゲットできるかも・・・?!
21:30 地元酒造の日本酒を飲みくらべながらゆったり時間。
7:00 朝のわらじ体操で代謝アップ!
界全施設で毎朝開催している「わらじ体操」は、その名の通りわらじを履いて旅人気分で楽しく体を動かせるミニイベント。脚や股関節周りを中心とした体操で体もぽかぽかに。
8:00 「ご当地朝食」で元気チャージ。
白ご飯が美味しく食べられる、これまた品数の多いご当地朝食。大きな鯵の干物がインパクト抜群!ご当地というだけあり、宿場町として栄えた箱根で昔から親しまれていた食材が使われています。特に「力はんぺん」とよばれる、餅を入れて蒸し上げた餡かけのはんぺんは、毎朝食べたくなる中毒性のあるおいしさでした!
10:00 露木木工所へ工房見学!
〈界 箱根〉では、「手業のひととき」と題して、ご当地文化体験として寄木細工の工房「露木木工所」を訪ねるツアーを行なっています。滞在中に目にした沢山の寄木作品のルーツを知り、工芸が生み出される瞬間に立ち会える希少な体験。旅が終わっても、工芸品を目にすることで旅の記憶が蘇ります。
「パイロットアシスト」を利用して、帰路もらくらく。
旅の帰りは知らず知らずのうちに疲労も溜まっているもの。そんなときは、ボルボのアシスト機能を利用しましょう。高速でもアクセルを踏み込むことなく、すーっと加速し、常に車線をはみ出さないように走ってくれる優秀さに感動している間に、あっという間に東京まで帰ってきました。
最初は恐る恐るだったドライブでしたが、安全で環境への優しさも詰まった「Volvo Recharge」の安心感のおかげで、帰る頃にはボルボの虜に。片道約2時間、電気とガソリンを効率よく使ったおかげでとてもエコな旅になりました!!これからEVが普及していくといわれている昨今、使い勝手を考えると、PHEVが今の時代に即したベストな車と言えるでしょう。気になる人はぜひ一度試乗してみることを強くお勧めします!車や環境に対する考え方が変わるはず。