富士山を望むクルージングや、魚市場での鮮魚ランチ! 海も山も絵になる富士山と舟盛りランチを堪能!春の静岡への旅【後編】。
『静岡デスティネーションキャンペーン』プレスツアー2日目は、〈駿河湾フェリー〉に乗っての海からや〈日本平夢テラス〉での山からの富士山の眺めを見比べ、清水港で水揚げされたばかりの鮮魚が集う〈清水魚市場 河岸の市〉での豪華鮮魚ランチなど、世界遺産や自然、グルメ、歴史など、様々なジャンルの魅力が揃う静岡県をご紹介します!
前編はこちら
船の上から、雄大な富士山を一望できる〈駿河湾フェリー〉。
土肥港から清水港まで、駿河湾を約70分で横断。。横に長い静岡を海上をクルージングするという、贅沢な移動手段です。
乗船したのは、通常運賃より500円プラスした特別室。目の前の海を眺めつつ、のんびり寛ぎながら過ごせます。
外に出れば、海の向こうに富士山の姿も(当日は少しうっすらしていましたが)!
〈駿河湾フェリー〉の中でよく使われている、“223(ふじさん)”ナンバーと富士山は、絶好のフォトスポット(残念ながら、やっぱりうっすら)。
船上で販売されている、“223(ふじ見)”焼き。中はつぶあんやクルミ入りのあんなどが入っていて、大判焼きに近いです。
〈駿河湾フェリー〉
■(株式会社エスパルスドリームフェリー) 静岡県静岡市清水区日の出町10-80 マリンターミナルビル3階
■〈駿河湾フェリー〉公式サイト
古くから日本の芸術でモチーフとされてきた、〈三保松原〉。
富士山世界文化遺産の構成資産に登録された〈三保松原〉は天女の羽衣伝説で知られ、羽衣を掛けたといわれる羽衣の松もあります。
約7kmの海岸に約3万本の松が生い茂り、海の青さや富士山と織りなす風景は、日本では昔から浮世絵や絵画などの題材に使われてきました。
こちらは、今年3月30日に開館する〈三保松原文化創造センター“みほしるべ”〉。実は年間の2/3は、霞んでたり天気が悪かったりと綺麗に見えない富士山。そんな時でも美しい富士山の姿を映像などで楽しむことができます。
古くから浮世絵や絵画、文学や和歌で表現されてきた、三保松原と富士山を知ることができる展示の数々。館内の天井には、羽衣をイメージしたオブジェが飾られています。
こちらが海岸と松、富士山で構成された、〈三保松原〉の風景です。
〈三保松原文化創造センター〉
■静岡市清水区三保1338-45
■〈三保松原文化創造センター〉公式サイト
〈清水魚市場 河岸の市〉で、獲れたて鮮魚の舟盛りランチ。
「新鮮で美味しい魚をもっと気軽に食して欲しい」との想いを持った仲卸業者達が集まって作られた〈清水魚市場 河岸の市〉。年間100万人以上が来場する“清水港地元の台所”で、清水魚市場の仲卸業者が直接販売する施設です。
ランチでいただいたのは、舟盛りになった新鮮な魚介が味わえる食事処〈岸家〉の「刺身定食」。船形の器の中には、マグロと白身それぞれ3種に、イカ、赤エビ、桜エビ、生シラス、サザエと11種もの刺身が満載!
国内で消費されるマグロの半数が水揚げされるという、マグロで有名な清水港。この定食では、赤身・ビンチョウ・中トロと3種類ものマグロを堪能できます!新鮮で臭みが全くなく、魚そのものの旨味がたまりません。
清水港の名物、“海の宝石”桜エビ。近年は水揚げ量が少なくなってきていると言われますが、微塵も感じさせないほどたっぷり盛られています!笑
ランチの後は、市場を散策。新鮮な魚介類や海産物、野菜、惣菜などが所狭しと販売されています。
新鮮な生カキを立ち食いできるお店があったので、せっかくなので食べてみることに。
殻を開けたてのカキをその場でいただきます。調味料がいらないほど、新鮮でカキをのものの味が濃い!
〈河岸の市〉
■静岡県静岡市清水区島崎町149
■〈河岸の市〉公式サイト
ニューオープンの絶景スポット〈日本平夢テラス〉。
標高307mの丘陵地で、富士山や清水港、伊豆半島などのパノラマビューが楽しめる景勝地として知られる、日本平。その山頂に昨年11月オープンした施設〈日本平夢テラス〉。館内には展示やラウンジ、展望フロアなどがあります。
屋外にある展望回廊は1周約200mで、富士山や駿河湾、三保松原など、360度のパノラマ展望が楽しめます。
当日は午後だったため、残念ながら富士山はかなりうっすらとしか見えてませんが…。ただ、伊豆の山々や駿河湾などのパノラマビューは絶景でした!午後は霞んでしまうことが多いそうなので、富士山を見に行くときは午前がおすすめです。
館内にあるラウンジエリアでは、パノラマビューを眺めながら静岡名物のお茶やソフトドリンク、わさび茶漬けなどが味わえます。
〈日本平夢テラス〉
◼️静岡県静岡市清水区草薙600-1
◼️〈日本平夢テラス〉公式サイト
徳川家康公が眠る、全国の久能山の総本山・国宝〈久能山東照宮〉。
〈日本平ロープウェイ〉に乗れば、5分ほどで国宝である〈久能山東照宮〉へ。ロープウェイの車体には徳川家の葵の御紋が施されていて、気分も高まってきます。
〈久能山東照宮〉は全国で最初に創建された徳川家康公を祀る東照宮で、家康公が埋葬されているとされています。
50年に一度の塗り直しを7年前に終えたばかりの御社殿は極彩色で美しく、建てられた当時の姿を想像させます。徳川家康公を「東照大権現」としてお祀りするこの〈久能山東照宮〉の創建により、その後に建てられるこの建築の形式は「権現造」と呼ばれるようになったそうです。
〈久能山東照宮博物館〉は久能山東照宮に付属する歴史博物館で、徳川家康公の日常品がまとまっていることや徳川歴代将軍の武器や武具が充実していることが収蔵品の特徴。
4月から6月までの期間限定で徳川15代の甲冑が展示される「徳川歴代将軍明宝展」を開催するほか、刀剣特別展示として4月は「重要文化財 太刀 無銘 光世作(ソハヤノツルギ)」、5月は「国宝 太刀 銘 真恒」の展示も。歴史好きには見逃せませんね。
〈久能山東照宮〉
■静岡県静岡市駿河区根古屋390
■〈久能山東照宮〉公式サイト
〈久能山東照宮博物館〉
■〈久能山東照宮博物館〉公式サイト
今回2日間かけてめぐりながら、静岡県は海や山など多くの自然があり、グルメや歴史文化遺産も豊富で、老若男女幅広い世代が楽しめるエリアであることに改めて気づかされました。
4月から6月にかけての『静岡デスティネーションキャンペーン』中は、観光列車の運行や各種特別展など、期間中だけの特別企画が多数予定されています。この機会に、ぜひ静岡県へ訪れて新たな魅力を発見してみませんか?