「五感で楽しむ美しい焼肉」がコンセプト! “焼き師”によるフルアテンド焼肉店〈銀座 焼肉R〉の全15品・極コースを実食レポ。
2021年10月11日(月)、最高級の銘柄牛を肉の最適な焼き加減を熟知した「焼き師」がフルアテンドで焼き上げてくれる焼肉店〈銀座 焼肉R〉がオープン。全席個室、五感全てで焼肉の「美しさ」を体感できると聞き、早速伺ってきました。
銀座一丁目駅直結!全室個室&コースのみ提供の〈銀座 焼肉R〉。
「銀座一丁目」駅直結の〈PuzzleGinza〉8Fにオープンした〈銀座 焼肉R〉は、居心地の良さにこだわったラグジュアリーな全席個室スタイルのお店。2~10名の個室が全15室あり、1日1組限定で銀座の街を一望できるカップルシートも用意されているなど、デートや結婚記念日、誕生日などの特別な日にも打ってつけです。
メニューはコースのみで、「楓コース」(11,000円)と「極コース」(15,000 円)という2種類。今回は全15品からなる「極コース」をいただいてみました。
煙とともに宝箱から現れる銘柄牛に感嘆!
〈銀座 焼肉R〉のコンセプトは「五感で楽しむ美しい焼肉」。そんなコンセプトを体現したかのようなおもてなしは、コーススタート時から堪能することができます。それがスタッフさんが運んでくださる重厚な宝箱。箱を開けていただくと、煙とともにその日使用する銘柄牛などの食材が現れました。美しいサシの入った銘柄牛たちとの圧巻のご対面に、気分が高揚せざるを得ません。
お料理をいただく前に、まずは乾杯。久しぶりの飲食店での飲酒だったので、シャンパンを頼んでみました。同店では焼肉との相性を考慮したワインを中心に、90種類以上のドリンクを取り揃えているようです。
前菜からユッケ&ウニ、あん肝&キャビアなど、高級食材のコンボ!
1品目は「和牛ユッケ 季節の海宝添え」。筒状に積み上げた氷の上にスライスした大根を敷き、常陸牛のサーロインを使ったユッケと、北海道根室産のバフンウニ、穂紫蘇、そしてエディブルフラワーをあしらっています。トロッとしたバフンウニと適度な肉感を帯びたユッケが、序盤から濃厚なうま味の応酬で迎え入れてくれます。
続く2品目は「旬の魚介の瞬間燻製」。蓋を開けていただくと、桜チップの薫香が中からあふれ、茨城県産のあん肝がお目見えしました。あん肝にはイタリア産のオシェトラというキャビアと柚子の酢味噌を合わせており、フレッシュな無花果とエディブルフラワーがアクセントになっています。
序盤の料理から美しいビジュアルに驚かされるばかりですが、3品目の「特製茶碗蒸し イクラを添えて」にもびっくり。茶碗蒸しとは思えないほど、北海道産のイクラがたっぷりと敷き詰められています。茶碗蒸しは、ヒメダケとエビ入り。卵と魚卵の組み合わせということで合わないはずがありませんね。
4品目は金箔が散りばめられ、華やかな「和牛肉寿司」。常陸牛のサーロインを使った肉寿司は、肉のうま味が引き立つような少なめの赤酢シャリがよくあっていました。
タン食べ比べ、山形牛のハラミ、宮崎牛のランプステーキなど銘柄牛が目白押し!
5品目の「自家製キムチ盛合せ」に続いて、いよいよ焼肉がスタート。「極上黒タン2種食べ比べ」。一つは1cmほどに分厚くカットされた黒毛和牛の黒タン。ロースターで火入れしたのち、火から上げて肉を休ませ、さらに火入れするなど、焼き師による絶妙な焼き加減によって、外は香ばしく、中はフルフル揺れるくらいのレアなタンに仕上がっていました。ハツ刺しのような舌触りで、サクッとした食感にあっぱれです。
もう一つは、薄切りの大きな黒タン。こちらは両面ロースターでサッと炙り、クルクルと巻いてお皿に盛り付けていただきます。薄切りにもかかわらず、しっかりと牛タンの味わいがして驚きです。最初はツンとするものの、後からほのかな甘さを感じる静岡県産の生ワサビともよく合いました。
さらに山形牛を使った「特選厚切りハラミ」、宮崎牛のランプを使った「本日の赤身ステーキ」と続きます。ほんのり甘みを感じるエゴマスタードやイギリス・マルドンの塩と合わせていただくと、より一層おいしくいただけました。
その後、黄色や緑のズッキーニや刻んだパプリカ、春菊、パンジー、スナップドラゴンで仕上げたブーケのようなサラダが登場。特製ネギドレッシングがちょっぴりタコスソースのようなスパイシーさも帯びていて、たっぷり野菜もおいしく食べ進めることができました。
コースフィナーレも牛カツサンドにタレ焼肉、焼きすき焼きに、土鍋ごはんと豪華絢爛!
いよいよコースも終盤を迎える10品目は、目の前で仕上げを行う「究極の和牛ヒレカツサンド」。自家製の食パンに特製味噌ソースを塗り、揚げたての牛ヒレカツを乗せ、さらに味噌ソースを塗り、最後に羊のミルクでできたペコリーノロマーノチーズをたっぷりと振りかけてサンドしていただきます。こってりとした味噌ソースに羊の香りを感じるミルキーなチーズ、そして牛ヒレカツのうま味のハーモニーが絶妙です。お好みでスポイトに入ったマスタードソースを追加して、味変して楽しめるのも面白いところです。
スライスしたスダチがたっぷりトッピングされた涼やかな「一口葛そうめん」でお口直しをしたら、2種類のタレ焼肉をいただきます。
青森県の倉石牛を使った「特選霜降り肉のタレ焼肉」は、両面をサッと炙って、クルクルと一口大にまとめ、お好みで黒七味を合わせていたきます。きめ細やかな肉質で肉のうま味もありつつ、ジューシーさもしっかりとあり、甘めのタレともよくあいます。
極め付けは常陸牛を使った「サーロインの焼きすき焼き トリュフと共に」。特製の味噌ダレを軽くつけた常陸牛のサーロインの両面をこれまたサッと炙り、割下と奥久慈の卵黄が入った器に入れ、最後に小さな宝箱に収められていたトリュフをスライスしてトッピングしていただくという贅の尽くしよう。とろけるサーロインに、ねっとりと濃厚な奥久慈の卵黄に割り下の甘塩っぱさが混ざり合い、そこにトリュフの高貴な香りがプラスされ夢うつつな気分に。一口に至福が閉じ込めれたような逸品でした。
締めは「土鍋の炊き込みご飯」。この日は舞茸と銀杏、コシヒカリなど秋の食材を使った炊き込みご飯でした。肉を食べた後に、旬のご飯をたっぷりいただくことの幸せと言ったら!鹿児島県枕崎産のカツオ出汁でとったお吸い物も、たらふく食べた後に染み渡る一杯でした。
デザートは「季節のフルーツの水羊羹」。この日は山梨県産のシャインマスカットに白ワインのジュレを合わせた水羊羹でした。フレッシュでみずみずしい味わいが、焼肉の〆にぴったり。
こだわり満載、ほかではなかなか味わえない五感で楽しむ焼肉店の〈焼肉 R〉。店名の「R」には以下の3つの意味が込められているのだとか。
Rare:銘柄牛や部位、食べ方、希少な食材を使用
Raw:生肉取扱いの許可を取得しており、ユッケなどで新鮮なお肉も提供
Respect:食材や生産者、お客様、スタッフ全てにおいてリスペクトを忘れず営業
非日常感満載のおもてなしと料理が堪能できる〈焼肉 R〉ではなら、記念日やお祝い事もより一層思い出深いものになりそうですね。
〈銀座 焼肉R〉
■東京都中央区銀座2-5−19 PuzzleGinza8F
■03-5579-5099
■17:00〜23:00(22:00LO)
■無休
■公式サイト