〈貴布禰総本宮 貴船神社〉
2022.01.23 — Page 1/2

2022年、いまこそ行きたい神社。 水の神のお告げ?【京都】心に響く水占みくじが人気の〈貴布禰総本宮 貴船神社〉へ。

日本には日々の喧騒から離れて静かに心を取り戻す場所が守られている。敷地内を心地よい風が抜け、鳥の声が聞こえる神社やお寺だ。昔の人もそっと自分をかえりみたり、大事な人の健康を願った。私たちも時間に余裕ができたら大自然に抱かれた社寺へも、参拝を目的に訪れてみてはどうだろう。緊張した日々を過ごしたこの一年、2022年への希望と共に新たなる一歩を踏み出すために。今回は、京都〈貴船神社〉を訪れました。

京の奥座敷で水神を祀り、氣の生ずる根源の地。

朱塗りの春日灯篭が連なる本宮の南参道はいかにも貴船神社らしい眺め。木々の緑と朱のコントラストが美しい。毎年11月には「貴船もみじ灯篭」が開催され、夜間にライトアップされている。
朱塗りの春日灯篭が連なる本宮の南参道はいかにも貴船神社らしい眺め。木々の緑と朱のコントラストが美しい。毎年11月には「貴船もみじ灯篭」が開催され、夜間にライトアップされている。

市街から1時間ほどの京都の奥座敷・貴船。鎮座する貴船神社(きふねじんじゃ)の歴史は古く、神武天皇の母・玉依姫命(たまよりひめのみこと)が黄色い船に乗り大阪から川を遡り、清水の湧き出る地を見つけ祠(ほこら)を建てたことに始まるとされる。現在の奥宮がその場であり、地中に龍穴を持つ本殿にひときわ神聖な気が漂うのは、そんな理由がある。

かつて“きふね”は氣生根と書き、氣の生ずる根源の地として、御神気に触れることで気が満ちるとされてきた。新たな様式の生活が始まった今こそ訪れ、心身のリセットをはかりたいパワースポットのひとつ。社伝には白鳳6(677)年に社殿造営が記されていることから、京都でも有数の歴史を誇る古社。御祭神は水を司る神の高龗神(たかおかみのかみ)だ。

心身ともに浄化して、新たにこれからの一歩を踏み出す。
心身ともに浄化して、新たにこれからの一歩を踏み出す。
結社ではかつて葉に願いをしたためた。現在は結び文に願いごとを書き、結び処に結んで祈りを捧げる。
結社ではかつて葉に願いをしたためた。現在は結び文に願いごとを書き、結び処に結んで祈りを捧げる。
心身ともに浄化して、新たにこれからの一歩を踏み出す。
結社ではかつて葉に願いをしたためた。現在は結び文に願いごとを書き、結び処に結んで祈りを捧げる。

貴船の読み方が地名では“きぶね”としながら、神社名は“きふね”と濁らないのも、清らかな水が濁らないようにとの思いが込められている。水は万物の命の源。貴船山から湧き出る御神水に触れるのは本宮で。御神水に浮かべれば文字が浮かび上がる水占(みずうら)みくじは、まるで水の神のお告げのように心に響くに違いない。

貴船山からこんこんと湧き出る御神水は、汲んで持ち帰ることも可能。容器も境内で販売されている。上は御神水に浮かべ、文字が現れた水占みくじ。/「これまで一度も枯れたことのないまろやかな御神水」
貴船山からこんこんと湧き出る御神水は、汲んで持ち帰ることも可能。容器も境内で販売されている。上は御神水に浮かべ、文字が現れた水占みくじ。/「これまで一度も枯れたことのないまろやかな御神水」

本宮、結社(ゆいのやしろ)、そして奥宮の3社からなる貴船神社。御神座が本宮へと遷されて950年の節目となる2005年に建て替えられた本殿が、まだ新しく神々しい本宮。縁結びの神の磐長姫命(いわながひめのみこと)を祀り、様々な縁を結びたいと願い足を運ぶ結社。厳かな空気が満ちる、創建の地である奥宮。巡るうち、いつしか心は穏やかに、貴船川や山のマイナスイオンを浴びた体はすっきりと。人々が貴船に惹かれる理由を実感するはずだ。

編集部
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