おしゃれなカクテルにも注目。 ノンアル派も大歓迎!【東京】名物モクテルがあるおすすめバー6選 FOOD 2021.11.06

お酒は苦手だけど、バーの雰囲気を楽しみたい!そんな要望に応えてくれる素敵なモクテル提供バーが今増えています。

1.〈銀座ROCK FISH〉/銀座

口開けすぐに客が訪れるハイボールの聖地〈銀座ROCK FISH〉で、評判を呼んでいるのがノンアルコールの「あのハイボール」。「以前からノンアルのハイボールを作りたいと思っていたので、頭の中にあったイメージを形に。完成度は90点」と自信を覗かせる店主の間口一就さん。ウスターソースやレモン、生姜など10種以上の素材を合わせ、ウイスキーに近いフレーバーを再現。爽快な飲み心地で、名物の氷なしハイボールの“あの”味を彷彿とさせる。お供となる自慢のつまみは、ノンアルに合わせてポーションを調整する心配りも忘れない。

これまで100万杯近く作ったというほどハイボールにこだわる理由は、「お客さんがおいしいと言ってくれるから」。ノンアルコールでの営業を決めたのも「お客さんが一番」という信条が根底にあればこそ。状況に合わせて進化を遂げながら、「365日、誰かが行きたいと思った時に開いているバーでありたい」と、間口さんは今日もカウンターに立つ。

〈銀座ROCK FISH(ぎんざロックフィッシュ)〉
漬物を使った半月ピザなどつまみも充実。左から、「ジンジャーリッキー」1,100円、「あのハイボール」900円、「ビタール」1,100円。チャージ300円。家飲み用に間口さんがセレクトしたワインやオリジナル雑貨も販売し、ランチ営業も計画中。アルコール再開時は「あのハイボール」はアレンジを加えて提供予定。

■東京都中央区銀座7-3-13 ニューギンザビル7F
■03-5537-6900
■14:00~19:00(土日祝~18:00)無休
■20席

2.〈BAR 5517〉/銀座

酒類提供自粛に伴ってノンアルコールフルーツバーへと姿を変えたオーセンティックバー〈BAR 5517〉。「今まで敷居が高いと感じていた方や、お酒が苦手な方にもバーに親しんでほしくて」と、チーフバーテンダーの湯浅和希さん。新たに挑んだ季節のフレッシュフルーツを主役にしたモクテルは、バーテンダーの経験と技量が問われるジャンル。「味の骨格となるアルコールがない分、フルーツと向き合って単なるジュースにならないように工夫しました」と、バラの香りのノンアルコールジンや粒山椒をアクセントにするなど味に厚みをもたせた。

見目麗しい一杯を目当てに新規の客が9割を占めるという反響で、「バーならではの楽しさや雰囲気を知って、また来てほしい。銀座のバー文化を途絶えさせたくありません」と、今後もモクテルは継続予定。ジャズの流れる重厚な空間で、バーテンダーの美しい所作を眺めてグラスを傾ける時間は大人のエンターテインメント。新しい扉を開いてくれるはずだ。

〈三笠会館本店 BAR 5517〉
由緒ある正統派バーが期間限定でフルーツバーに。左から、「山椒と酢橘(すだち)のバージントニック」1,000円、「シャインマスカットスパークリング」1,200円、「ビッグアップル」1,200円、「シャインマスカットマティーニ」1,200円。

■東京都中央区銀座5-5-17 三笠会館本店B1
■050-3134-5673
■営業時間・定休日については公式HPで確認を。

(Hanako1201号掲載/photo : Mina Soma text : Rie Ochi edit : Hanako Kajiyama, Yue Morozumi (Mo-Green))

3.〈Low-Non-Bar〉/日本橋

「東京駅のそばということもあって、お店のイメージとしては駅なんです。いろんな人が集まって、交差するような場になればいいなと。どんな方にも開かれているバーですし、ほかのお店を紹介することでバーの世界への入口にもなったらいいなと思っています」。
肝心なノンアルコールカクテルの味はというと、複雑味があってクリエイティブ。アルコールを使うとボリューム感が出やすいですが、それがない分、味を積み重ねるノンアルコールカクテルは、実は味覚のプロであるバーテンダーさんの腕の見せ所だったりします。
「アルコールが入っていなくてもゆっくり味わいながら飲める複雑な味わいを心がけています。バーテンダーはお酒を出す仕事ですが、アルコールにも限界があって、その限界を超えていきたいという想いでやっています」。アルコールの壁を越えて、誰でも楽しめるバーの姿はなんとも平和で新しい世界。反町さんが見せてくれる壁の向こうに今後も期待!

〈Low-Non-Bar〉
レンガ張りのバックバーにはノンアルコールスピリッツとお酒がずらり。ノンアルコールバーながら本格的なバーの内装の中で楽しめる。2Fには系列店のバーも。

■東京都中央区日本橋3-2-4 nefi nihombashi 1F
■03-6665-6022
■17:00〜25:00(月〜土)、17:00〜23:30(日・祝) 不定休

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4.〈JANAI COFFEE〉/恵比寿

とあるビルの地下にあるコーヒースタンドで、あることをすると奥につながるバーへの扉が開かれる…。そんな秘密のバーが2020年の8月、恵比寿に登場しました。1ヶ月先まで予約待ちとなっている〈JANAI COFFEE〉をプロデュースしたのが、今回登場する3人です。
広告やデザインの仕事も持ちながら、JANAIでは明円さんがコンセプト作り、吉田さんがオペレーション、大槻さんはPRやファイナンスを主に担当。どこか部活のように楽しみながら、新しいバーの形を模索しています。

〈JANAI COFFEE〉
ホームページの謎を解くと、その扉が開く秘密のバー。表はコーヒースタンド。コーヒー系カクテルやジャケが可愛いクラフトジンなど、初心者にも優しいメニューがそろう。

■東京都渋谷区恵比寿南2-3-13 山燃ビルB1F
■03-6412-7037
■18:00〜24:00 年中無休

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5.〈No.(number)〉/代々木上原

荻島さんの発想力の原点は、人との繋がり。お店で流れる音楽から、近所の人気レストランまで、リサーチは欠かしません。そんな荻島さんが働く〈No.〉は、昼はカフェ、夜はバーの2つの顔を持つカフェバー。ランチついでに寄ることもでき、ノンアルコールカクテルもあるなど、選択肢の幅が広いのが魅力です。

「お店のカクテルはナンバーで振り分けられているんです。カクテル名がわからなくても、1とか2とか番号で覚えてもらえたらよいなと。共通の番号でアルコールとノンアルコールのカクテルがあります。番号順にバランスがとれていて、さっぱりから重くなり、また甘くなってからさっぱりとなっていくので、番号に沿って飲んでいくのもおすすめです」たとえばNo.5は、元はエスプレッソマティーニ。名前を知らなくても番号で頼んだ後に、そのカクテルを知っていくのも面白い。

〈No.(number)〉
デザインオフィス301が手掛けるカフェバーは、人と人が出会い、アイデアを生み出す場所を目指して作られた場所。昼14:00からお酒も提供し、ノンアルコールカクテルも豊富に揃う。

■東京都渋谷区上原1-33-11 TOPCOURT4 3F
■03-6712-5068
■9:30〜23:00 (L.O. 22:30) 月曜定休

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(text&edit : Mariko Kojima)

6.〈鉱物Bar by 鉱物アソビ〉/吉祥寺

日本初の鉱物バー&鉱物カフェ。「紫水晶ケーキ」1,000円など鉱物みたいな月替菓子はSNSでも話題。一番人気の「蛍石」1,000円をはじめカクテルはビーカーと試験管に入ったスタイルで提供され遊び心たっぷり。モクテルも充実しているのでお酒が苦手な人も。カウンター席(要チャージ500円)には光に浮かびあがる鉱物が並び、自然の造形美に向き合える。

〈鉱物Bar by 鉱物アソビ〉
■東京都武蔵野市吉祥寺本町1-34-10 204号室
■13:00~21:00くらい*月~水休(祝の場合は営業)
■7席

(Hanako CITYGUIDE「クセになる、吉祥寺。」掲載/photo:Mina Soma text:Rie Ochi)

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