年末年始に6人家族全員インフルでダウン!のリアル|モデル asacoの4回目の育児 – fourth time around
この連載は…… モデルとして雑誌やCMに出演するいっぽう、子ども服ブランド「kitutuki」のディレクターとしても活躍中の asacoさんの連載。実は5月に4人目のお子さんを出産したばかりのasacoさん。4人目育児ってどんな感じ?家族の関係は変化した?家事やお仕事は?などなど、にぎやかな家族の日常を綴ります。
vol.10 両親揃ってインフルでダウン、年末年始6人家族のリアル
あけましておめでとうございます。2019年、新しい年が始まりました。さて、皆さまどんなお正月を過ごされたでしょうか。我が家は今年、全く想定外の事態に見舞われ、かなり過酷な年明けを迎えました。
年末に差し掛かった頃、健康だけが取り柄の私が珍しく風邪っぽく、騙し騙し過ごしてなんとか切り抜けたと思った矢先、夫の政治くんがあっけなく体調不良で倒れ、その2日後に私も倒れ、これはもしや、と休日診療に駆け込むと、インフルA!ガ〜〜〜ン。。。
たとえ風邪だとしても子どもたち4人のお世話があるので中途半端なレベルでは寝込むこともできず、いっそのことインフルだったら胸張って寝ていられるのになぁ〜なんて、正直そう思っていた私ですが、よりによって夫婦でインフルだなんて……結局、ゆっくり休んでなんていられないし、むしろ真っ先に頭によぎったのは、それこそ日々の家事 誰がするの?って事でした。
一番懸念されたのは食事の支度。食べ盛り3人を抱える我が家では死活問題と言ってもよいのですが、どう考えてもインフルであろうが何だろうが、私か政治くんどっちかがやるしか選択肢はなく。結果、体調がまだマシな方がキッチンに立っていました。これぞ親の宿命ってヤツでしょうか…… 我ながら頭と体がフラッフラの中、よく頑張ったと思います。
ありがたいことに、かぜおくんのお世話はかなり長女のりねんがこなしてくれました。夫婦2人で寝室でぐったりしていると「大丈夫?」と私たちの様子を伺いにやって来た彼女が、かぜおくんをエルゴで前抱っこしていたのには思わず笑ってしまった。「え、そっちこそ大丈夫?」と聞くと「今寝かしつけてるの、全然大丈夫!」とピースなんかしちゃってなんだかものすごく頼もしく、その他オムツ替えやおまるでのおしっこ、粉ミルクを作って飲ませる一連の流れも全てりねんがやってくれて、もう本当にありがたいの一言に尽きました。あー、こんな風に娘に頼れる日が来たんだなぁとしみじみしちゃいましたね。
そして2番目の息子ざいざいと3番目の娘すいちゃんにも嬉しい変化が。2人で協力してお風呂掃除をしてくれるようになったのです。遊びの延長だとしてもありがたや〜。その流れでお湯を溜めたら、長女りねんも一緒に子どもたち3人でお風呂タイム。両親インフル中はりねんが湯船に浸かっているタイミングでかぜおくんをお風呂に連れてゆき、一緒に湯船に入れてもらっていました。ポカポカに温まったかぜおくんを受け取って着替えは私。あー気持ちよかった!と言わんばかりのニコニコ顔は、体力的に弱った私にとって何よりのお薬でした。
しかしながら、まだ小さなかぜおくんは夜中私の隣で寝ることが必須。パパっ子のすいちゃんは普段父ちゃんの添い寝で眠りにつくのに、突然「父ちゃんの隣に来ると風邪がうつっちゃうからダメ!」と言われて大号泣。頑張って姉兄と一緒に寝に行くのですが、夜中に必ずメソメソしながら政治くんの布団に潜り込んで眠る始末で、こりゃ自宅内隔離なんて無理だわ〜と思っていたら、嫌な予感は的中しました。元日の朝、案の定すいちゃんとかぜおくんが発熱したのです。政治くんも全く症状がよくならなくて、何か別の病気を併発してるのではと疑いもあり、私もインフル患者なんだけども、そんなこと言ってられない!車出して、みんなを休日診療に連れて行き、お薬もらって、コンビニで飲み物とゼリーを爆買いして帰宅。のんびりダラダラしまくる予定だったお正月、元旦からこんな展開になるとは。(涙)
それはそうと、休日診療に行って思いました。世間がお正月モード一色に染まっていようが、元旦から医療機関は動いているということ。お医者さんも、看護婦さんも、受付のおばちゃんも、薬屋のお兄ちゃんも、みんなみんなありがとう!と心から思いました。むしろ到着した時、私自身が体調悪くてちょっと不愛想だったことを謝りたいです……。そして年末年始だというのに、同じように小さなお子さんと一緒に診療所に駆けつけていた親御さんは、もう同志としか思えませんでした。不思議と仲間がいるって心強いもので、沈みかけた心に光がさしました。皆さんもお疲れさまでした。
ちなみに、生後7ヶ月で初めて感染した風邪がインフルとなってしまったかぜおくん。それこそ一人目だったらパニックになっていそうなものですが、これまた4人目ともなると両親共に落ち着いたものです。高熱が出ても元気に泣いておっぱいや粉ミルクが飲めていれば大丈夫。解熱剤も処方されるんですが、薬で下げた熱が再び上がる時に起こる熱性けいれんに一度息子がなってから、ほぼ使っていません。熱が出るのはウイルスや菌と戦っている証拠。今、体の中でバイ菌を倒してるところなんだよー、がんばれー!と話して、できるだけ自分の力で体温をコントロールするよう促しています。
このお正月についに離乳食を始めようと思っていたのに、10倍粥ならず初めての薬を舐めることになってしまったかぜおくんも、この経験でまた一つ成長するのかな。そして結果的に小学生チームも程なくして倒れ、家族全滅した冬休み。いつもなら「うるさーい!喧嘩しなーい!」と叫びっぱなしなのが急にみんなぐったりして静かだと、それはそれで拍子抜けするもんですね(笑)月並みではありますが、やっぱり健康第一。今年は家族皆が健康で元気に過ごせるように、日々の食事や生活習慣を今一度見直してみようと思います。
2019年、こんなドタバタなスタートを切った我が家ですが、今年もひとつよろしくお願い致します!