家族6人で楽しめる時間!我が家流、子連れキャンプの極意|モデル asacoの4回目の育児 – fourth time around
この連載は……
モデルとして雑誌やCMに出演するいっぽう、子ども服ブランド「kitutuki」のディレクターとしても活躍中の asacoさんの連載。実は5月に4人目のお子さんを出産したばかりのasacoさん。4人目育児ってどんな感じ? 家族の関係は変化した? 家事やお仕事は? などなど、にぎやかな家族の日常を綴ります。
vol.18 「我が家流、子連れキャンプの極意!」
以前、かぜおくん生後1ヶ月でキャンプデビューした旨をこちらで書かせていただきましたが、その後も順調にキャンプライフを謳歌している我が家。6人家族になって大きなテントを新調し、ついにはキャンプの事を考えて超巨大なアメ車を購入し、先日そのNEW CARと共に念願の初キャンプへ出かけました。いつも出発前の荷積めの時点で四苦八苦するのですが、さすがアメ車、荷物は問題なくたくさん乗るし、行き帰りの道中、広い車内で子どもたちの喧嘩も少なくなったし、何より、キャンプ場で車がお部屋のように使えるのが非常に良い!今シーズン、この車ひっさげてのキャンプがより一層楽しくなりそうで、今からワクワクしている私です。ま、キャンプにハマった勢いで色々と買い物してしまうのは、ちょいと問題ではあるんですけど…
さて、全くの初心者だった私たちがキャンプを始めて丸2年。回数を重ねてやっと、子連れキャンプの極意みたいなものが掴めてきました。今回は、そんなポイントをいくつかご紹介。これからキャンプ始めてみたいなぁって思っている方は是非、以下参考にしてみてくださいね。
まず、場所取り。キャンプ場によっては、あらかじめ区画が決められているところもありますが、自由に場所を決められる場合は、できるだけ「トイレに近い」事を優先しています。子供たちって、夢中で遊んでいるとついオシッコしたいのを忘れてしまうもの。(我が子に突然「トイレ!」と言われた経験はきっと皆さんお有りですよね、、、)しかも、野外トイレ自体がハードル高いのに、日が落ちると周りは一気に暗くなって、そこに辿り着くまでも一苦労なんです。お風呂が無い環境でのお漏らしを避けるためにも、ぜひ子連れキャンプの際はトイレに近い場所を陣取ることをオススメします。
次に服装。これは出かける場所によってかなり違ってくるのですが、標高が高い場所だったら要注意です。6月に出かけた初めてのキャンプでは、日中は汗ばむ陽気で皆半袖だったのに日が沈むとみるみる気温が下がって、念のために持ってきていたダウンジャケットに救われた、という経験をしました。そのキャンプ場は標高約800メートル、寒暖差がすごいのです!それ以来、現地の気温は事前に必ず下調べするように。かなり冷え込みそうな場合は、冬仕様のしっかりとしたアウターも忍ばせて寒さに備えます。
ちなみに、外で思いっきり走り回っている子供たちは、大人は肌寒いと感じていても、平気で「全然寒くない!」と言い切ります。そっか、子供ってすごいなぁ〜なんて放置しておくと、いつの間にか体が冷えきって、遊び終わってふと我に返った時に急に寒さに震え出したりします。寒くない!と言われても、無理やりにでも何か一枚羽織らせておくと安心です。
そして、靴。こちらも以前、まさかのトラブルに見舞われたことがあります。夏だったので、サンダルとスニーカーで参戦したのですが、問題は夜。気温がぐっと下がると、原っぱが夜露に濡れ、まさかの足元がグチョグチョに。(涙)それから、念のため長靴を持参することが増えました。とは言え、正直家族分の長靴ってかなりかさばるので、キャンプ場の地面がどんな状況か、もし事前に分かれば気温同様に確認しておくと良いと思います。
テントに寝袋に、何かと荷物が増えがちなキャンプでは、いかにコンパクトに収納するかも肝。我が家は、衣類に関しては家族6人での初海外旅行で習得した技、圧縮袋を使ってまとめています。とっても小さくなる上に、袋ごとに誰の服が入っているのかも一目瞭然、コレ本当に便利です。小さなお子さんを連れてゆく方は、オムツ収納にも最適ですよー!
それから、キャンプ場でのご飯事情。始めのうちは現地でイチから調理したりもしていたのですが、テント張ったり、タープ張ったり、到着してからしばらくは何かとセッティングに時間が割かれるものです。しかし、そんなのお構いナシで「お腹すいたー!」と訴えてくるのが子供たち…。そこで、最近は事前に家で ある程度仕込んでおくようにしています。定番は、ドライカレーとパスタソース。この2つを用意しておくと、現地ではご飯炊くだけ(もしくはレトルトご飯を温めるだけ)、パスタを茹でて和えるだけ。なんとも手軽にお料理が完成するのです。残った具材は、翌朝食パンに挟んでホットサンドにしても美味しいですよ〜。
秘密基地を作ったり、草野球をしたり、川遊びをしたり。田舎で育った私は、近所の空き地や裏山で遊ぶのが当たり前でした。でも、東京で暮らす我が子たちにそんな日常を与えることはなかなか難しく、そもそも時代の移り変わりと共に、ゲームをしたり動画を見たり、インドア派の現代っ子もかなり増えているのではないでしょうか。
それが、キャンプに出かけるといつになく目を輝かせる子供たち。オモチャに携帯、テレビがなくたって、ちゃんと大自然の中に楽しい遊びを見つけられるのです。ただただ走り回ったり、木に登ったり、テントの中でヒソヒソお話したり。そんなシンプルな事で笑顔になれるのが、キャンプの醍醐味だなぁと出かける度に感じます。
とは言え、長女が6年生になって、あとどれくらいファミリーキャンプに付いてきてくれるのでしょうか。家族6人で楽しめるのも限られた時間だと思うと、何だかしんみりしてしまう母…。だからこそ、今年もできるだけたくさんキャンプ行きを企画したいと思うのです。