子連れで冬キャンプの極意!母目線でのキャンプ術をご紹介します。|モデル asacoの4回目の育児 – fourth time around
この連載は……
モデルとして雑誌やCMに出演するいっぽう、夫婦で手がけるケータリング業「マフィオ」として、最近はママキャンパーとしても活躍中の asacoさんの連載。2018年5月に4人目のお子さんを出産して、ますますにぎやかになった家族との毎日。4児の母ってどう?家事やお仕事は?などなど、なにげない日常から感じたことをつづります。
vol.33 「子連れで冬キャンプ!寒いからこその魅力に気づきました」
スケジュールと天気にフラれ続け、ずっと行けていなかったキャンプ。そうこうしていたら季節はめぐりめぐってあっという間に冬となり、今年はもう行けないのかなぁ…なんて思っていた矢先、タイミングよく友人に声をかけてもらって初チャレンジしました、冬キャンプ。
そもそも、アウトドアとはまったく無縁に生きてきたわたしがキャンプにハマったこと自体ミラクルなのだけど、超〜〜〜寒がりなわたしが、ついに冬キャンプにまで出かけるようになるだなんて。自分でも信じられない変化です(笑)。
さて、実際行ってみてどうだったか。思いっきり自己流だけど母目線でオススメのキャンプ術や、1歳半のかぜおくん連れで気づいたこと、などなど、リアルな体験をもとにつづってみようと思います。
【服装】
着替えは寒さ調節のために、とにかく重ねやすさ重視。トップスは、肌着+ヒートテックをインナーに忍ばせ、長袖Tシャツを数枚、セーターorスエット、フリース、ダウンジャケット、ウインドブレーカー。
もちろん、わたしも我が子4人も手持ちアイテムはそれぞれなので、まったく同じように用意するのはむずかしいけれど、自分の中で重ね着の基本を作っておくと比較的支度がしやすいと思います。ボトムスも同じく、スパッツやヒートテックの上にスエット生地のパンツなど、重ね着がオススメです。
ちなみに、今回気づいたのが、その上にさらにロングスカートを履くとめちゃくちゃ暖かいということ!下半身全体がストールに包まれているようでとっても快適。これは今後、わたしの定番スタイルになりそうです。
【テント】
我が家は夏と冬でテントを使い分けています。デンマークのブランド「robens(ローベンス)」のテントは寒さに強く、中にストーブを持ち込めば最強!
今回もお気に入りのトヨトミレインボーを持参して、テント内で快適に過ごすことができました。(注:その際、一酸化炭素中毒にならないよう、換気は必須です)
【マット類】
夜中、寒くて目覚めることだけはなんとしても回避したい!と、いつものスタイルにちょっとだけ工夫を凝らしました。こちらも服装と同じく、大切なのはレイヤー術。
テント内全体にはテントマットを敷いて、その上にエアマット、寝袋。重ねることで、地面の凸凹を感じることなく眠りにつけます。今回は地面からの底冷えを防止するために、テントマットの上にもう一枚ラグを敷いてみました。
そうしたら、寒くて寝られないどころか、わたしはすこし暑いと感じるくらいで対策は大成功(のはず)。子どもたちもぐっすり眠れたようで何よりでした。
【寝袋】
敷物のレイヤー術を万全にしていったので、寝袋は変わらずいつもどおりに。わたしと政治くんはダウン最強ブランドのNANGA(ナンガ)、子どもたちはLOGOS(ロゴス)の封筒型と呼ばれるタイプを使っています。
その名の通り、封筒のような形の寝袋は、同じタイプであれば2つをつなげて使うことができるため、我が家では夏キャンプの際は連結させてダブルサイズにするのが常。授乳中だったときは特に、かぜおくんとわたし2人で寝袋に入れてとても重宝しました。
冬は保温性重視でひとり一つ使用して、ちいさなかぜおくんも一丁前にひとつの寝袋に入って眠ってます(笑)。
【食べ物、飲み物】
冬はやっぱり、体が温まるメニューに限る!というわけで、我が家はスープ系をあらかじめ仕込んで持参することが多いです。今回は初挑戦のサムゲタンを。
透きとおったスープになるはずが白濁した仕上がりになってしまいましたが、味はバッチリ。中に餅米も入れて腹持ちもよく、あらためてリピートしたいメニューです。
さて、ここまでが冬キャンプに関する戦略術。もうひとつ綴っておきたいのが、ちいさな子連れでキャンプにのぞむ際のアドバイスです。
生後1ヶ月からキャンプデビューしているかぜおくんも、今じゃ1歳半を迎え、気づけばテクテクとどこまででも歩いて行けるように。すなわち、今回のキャンプが、今までで一番「見守る」という点で大変でした。(スリングで抱えながらキャンプしてた時代がすでになつかしい…!)
そして特に、冬は暗くなるのも早いし、至るところで焚き火をしていたりと、ちいさな子にとっては危険要素もたくさん潜んでいると痛感したのです。
そんな時、一緒にキャンプに参加していた友人が小型ライトを手渡してくれました。
これ、先っぽが磁石になっていて簡単に服に付けられるタイプ。日が暮れて暗くなっても、ちいさなこどもたちがどこにいるか目印になるように我が子分以外にも多めに持ってきてくれたそうで、その心遣いにグッときました。
お互いに、こどもたちを見守る意識を共有するのって、とても大事なことです。
こちらがその小型ライト。iPhoneと同じケーブルで充電できるので、キャンプ前にフル充電しておけば安心です。
とは言え、最終的には我が子の安全はやっぱり親の責任。じつは見守る目がたくさんあるグループキャンプほど「誰かしら見てくれてる」と油断しがちなのも事実なのです。
人任せにしないこともすごく大切なことなんだと、あらためて肝に銘じたのでした。
ちなみにわたしは今回、もう外は限界!と思った瞬間に、早めにかぜおくんと2人でテントにもどって室内で過ごしました。そう、母は時にあきらめも肝心。
でも逆に言えば、テント内でかぜおくんとより快適に過ごせるように、次回はどう工夫するか?!と考えるのもまた楽しいもの。まだまだ冬キャンプもたくさんの可能性が見出せそうで、ひとりワクワクするわたしなのでした。