第23回 チュートリアル福田充徳の「はじめてパパのなんでも〈新発見〉!」 【チュートリアル福田の育児エッセイ・23】泣きたいときは泣いていればいい。これ、間違ってます?

MAMA 2019.02.20

2017年12月、待望の第一子となる男の子が誕生! 新米パパとして、まだまだわからないことだらけだと言う福田さんの育児日記です。子どもとの毎日の暮らしの中でみつけた発見や感動、ときにするどい(!?)ツッコミを赤裸々に語っていただきます!

泣きたいときは泣いていればいい。これ、間違ってます?

近頃の悩みは息子がごはん中に食べ物を投げてしまうこと。そろそろ手づかみ食べをさせてみようと、ゆでたニンジンをスティックにして出したり、細いアスパラを出したりしているんですけど、掴んでは投げ、掴んでは投げなんですね。これは、みなさんどうしているんでしょう? やはり根気よく「食べ物は投げたらあかんよ」と言っていくしかないのかな。で、ちゃんとできたら褒めてあげる。この積み重ねをしていくことが大事なんですかね。

あとは、やっぱりどうしても奥さんの負担が大きくなってしまうことが心苦しいなって思います。夜泣きもまだしているので、2時間おきとか3時間おきに息子は泣いて起きる。僕もいるときは寝かしつけを手伝ったりしていますが、でもやっぱり奥さんのほうが断然みている時間長いですからね。僕だって、抱っこをして寝かしつけした次の日は仕事中とか眠い。これ、毎日のことだから辛いだろうなって思います。

早く仕事が終わるときとか、お休みの日とか、息子のことはみているから、マッサージに行くとか、友達と会うとか好きなことしていいよというのは、やってあげているつもりですが、そういうことだけじゃないんやろなとも思うようになりました。「今、いてほしい」みたいなとき、いてあげられるのが一番ええんやろなと思うんです。困ったときにいてほしい。それが本心だと思います。できるだけ協力はしたいと思っていますが、仕事だったり、付き合いであったり、家にいない時間が僕のほうが断然長いので、いつも申し訳ないなと思っています。

だけど、父親と母親で根本的に違うなと思うこともあります。息子が「ぎゃーっ」と泣き出して泣き止まない時がある。そういう時、ぼくはほっておくんです。ごはんも食べた、オムツも替えた、部屋も寒くない…ま、泣きたいんやろな、あるやろ、泣きたいときも。そう思って僕はほっておくんですけど、奥さんはそれが理解できないというんです。たいてい「なにしてんの!? かわいそうでしょ!」と怒られます。

子どもが泣いていてもなんとも思わへん。そんな父親を、多くの母親は非難するでしょうけど、それは無関心なわけではないんです。「泣きたいなら泣かせておけばいい」と父親は思っているんですよ。これ、父親あるあるだと思います。だって、泣けば体力使うから夜も寝るやろし、喉や肺も鍛えられる。それでええやんと思うんですけど、女性にはなかなか理解してもらえないですね。

実際、僕は息子が泣いていても、まあ泣きたいんやろなと、ほっといてテレビとかみています。でも、奥さんの足音が聞こえたら慌てて「どうしたんや〜」って息子にかけよる。息子が泣いているのは平気ですけど、奥さんに怒られるのは無理なんです…。

ベトナム旅行からもう1枚、プールサイドにて。
ベトナム旅行からもう1枚、プールサイドにて。

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