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ハナコラボ・諸岡なほ子の高知旅 その1 Hanako、高知県に上陸!まずは幕末好き必見「幕末維新博」の会場をハシゴしよう!
「おいしいものを囲めば、みんな家族!」をテーマに高知県を旅したHanako。高知市に到着し、さあ何を食べようか?と意気込むハナコラボ・諸岡なほ子さんの目に入った「幕末維新博」とは、いったい何?
高知といえば、一本釣りで有名なカツオをはじめ、おいしい海・山・川の幸が揃う場所。「特技は食べることです!」とおなかのウォーミングアップを入念にしてきた諸岡さん、高知市内に着いた瞬間からやる気満々のご様子。ですが、その前に何か気になることがあるようで。
諸岡「あれ、なんだか街のいたるところに『幕末維新博』という文字がありますね。気になる…」
高知県(土佐藩)は坂本龍馬をはじめ、中岡慎太郎やジョン万次郎など、幕末の日本に多大な影響を与えた偉人を輩出した土地。2017年は大政奉還からちょうど150年ということで、土佐が生んだ偉人ゆかりの地や、幕末の歴史や文化に触れられる施設を回ろう!というのが「志国高知 幕末維新博」なんです。
諸岡「ふーん、会場は高知県内に23か所もあるんだ。じゃあ、まずはメイン会場の〈高知城歴史博物館〉に行ってみたいです!」
まずは高知城と目と鼻の先、〈高知県立高知城歴史博物館〉へ。
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2017年3月4日にオープンしたばかりのピカピカの博物館は、高知の貴重な文化財を未来へと運ぶ「船」をイメージしたデザイン。
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展示の目玉は土佐藩主山内家伝来の実物資料の数々と、坂本龍馬の書簡!龍馬は達筆だったんですね。
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歴代藩主が所有した兜も展示、レプリカは自由に着用できます。コスプレ好きを自称する諸岡さんも、いざ試着!
諸岡「ウサギの耳をモチーフにした兜があるなんて。土佐の人は昔からユーモアがあったんだなあ〜」
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館内の展望ロビーからは高知城の天守閣がバッチリ見えて、最高のビュースポット!ちなみに高知城は日本に12しか残っていない、貴重な「現存天守」のひとつです。
諸岡「これは写真、撮らなきゃ! 館内は展示物も含めて写真撮影OKだから、SNSにもアップできてうれしい♡」
やっぱり、紙っていいなあ。〈いの町紙の博物館〉で紙すき体験。
幕末の歴史と文化に興味津々の諸岡さん、お次は高知市から西へ車で30分ほどの、いの町にある〈いの町紙の博物館〉へ足を運ぶことに。
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四万十川と並ぶ日本屈指の清流・仁淀川流域にあるいの町は、古くから紙のまちとして栄えた歴史が息づく土地。博物館では和紙の歴史や和紙づくりの工程を見られ、伝統的技法「流しすき」の実演も見学できます。
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体験コーナーではポストカード作りにチャレンジ!
諸岡「お、思った以上に重いです! 和紙作りって、すごい重労働なんですね」
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作った和紙ポストカードはお持ち帰りOK。スタンプコーナーでカスタマイズもできます。食いしん坊の諸岡さんはやっぱりカツオなんですね(笑)。ミュージアムショップで和紙グッズのお土産を買うのをお忘れなく。
最後は佐川町で町歩き。美しい町並みを堪能する。
さらに諸岡さんが「気になる!」という会場・佐川町へも行ってみることに。いの町からさらに西へ、車で30分ほどです。
諸岡「佐川町は昔ながらの美しい町並みが残る地域と聞いていて、ぜひお散歩してみたいなと思ってたんです。ほんと、江戸時代にタイムスリップしたみたいで、素敵です」
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土佐漆喰の白壁が残る町並みは、まさにシックのひとこと(ダジャレじゃありません)。ちなみに日本を代表する植物学者・牧野富太郎博士も佐川町出身。町内にある生家跡地は資料館になっています。
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諸岡さんの一番のお気に入りスポットは、かつて幕末から明治にかけての資料を保管していた〈佐川文庫庫舎(旧青山文庫)〉。明治19年に建てられた白亜の建築は、高知県に存在する唯一の木造洋風建築。佐川で一番フォトジェニックな場所なので、ぜひ見学を!(予約不要)
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また、佐川町は古くから酒づくりがさかんな土地でもあります。江戸時代から続く酒蔵〈司牡丹酒造〉のお酒は、直売所である〈酒ギャラリーほてい〉で試飲&購入もできちゃいます!
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諸岡(酒豪)「香りが豊かなもの、さっぱり爽やかなもの、いろいろあって迷っちゃいますね」
酒づくりの歴史や文化を知りたい人は、さかわ観光協会が入っている〈旧浜口邸〉へ寄り道するのもオススメ。酒づくりに関する貴重な資料を見ることができるうえ、地元素材を使ったスイーツも食べられるので、町歩きの休憩スポットにぴったり。
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ぶらぶら散歩するのも楽しいですが、より深く佐川町の歴史を学びたい人は、地元のガイドさんによる町歩きも申し込めます。
レンタカーを借りて、1日どっぷり幕末気分に浸ってみるのも、今の高知ならではの楽しみ方。「幕末維新博」のホームページ(https://bakumatsu-ishinhaku.com/)
には高知県内23か所の会場マップが載っているので、旅のプランに合わせて立ち寄れば、いっそうディープな高知を知れるはず!
(photo : Mina Soma text : Yurko Kobayashi)
問い合わせ先
〈志国高知幕末維新博推進協議会事務局〉
■088-823-9754
https://bakumatsu-ishinhaku.com/
〈高知県立高知城歴史博物館〉
■高知県高知市追手筋2-7-5
■088-871-1600
■9:00〜18:00(日曜は8:00 ~)
■無休
■常設展500円、企画展700円
http://www.kochi-johaku.jp/
〈いの町紙の博物館〉
■高知県吾川郡いの町幸町110-1
■088-893-0886
■9:00〜17:00
■月休(祝日の場合は翌日休)
■大人500円、小中高生100円、紙すき体験料400円
http://kamihaku.com/
〈佐川文庫庫舎(旧青山文庫)〉
■高知県高岡郡佐川町甲1473
■0889-22-1110
■9:00〜17:00
■無休?
■見学自由
http://www.town.sakawa.lg.jp/life/dtl.php?hdnKey=819
〈酒ギャラリーほてい〉
■高知県高岡郡佐川町甲1299
■0889-22-1211
■9:15〜13:00、13:45〜17:00
■月休、年末年始休
http://www.tsukasabotan.co.jp/
〈旧浜口家邸(さかわ観光協会)〉
■高知県高岡郡佐川町甲1472-1
■0889-20-9500
■9:00〜17:00(喫茶は10:00〜16:00)
■月休、年末年始休
■ガイドウォークもこちらで申し込みを
(10人以下の場合は、人数にかかわらず一律2,000円)。
http://sakawa-kankou.jp/hamagutike.html
高知県の情報ならココ!
高知県のまとめサイト「高知家の○○」
http://www.kochike.pref.kochi.lg.jp/~top/matome/