フローリストが教える、緑を取り入れるコツも。 夏に向けて模様替え!涼しさを感じる簡単インテリアコーディネート集
軽やかな夏服へ衣替えをするシーズン。同時に部屋のインテリアも夏に向けてリニューアルし、気分一新。Hanako『ひみつの鎌倉』「ポジティブおこもり」より、簡単に取り入れられるインテリアアイディアをご紹介します。
1.ガラスの器に替える。
季節が変われば、食材も変わる。食材が変われば、料理も変わる。出番が増える果物やサラダ、冷たいジュースはガラスがお似合い。
日本のブランド「fresco」のガラス製品は、ハンドメイドによる一点一点異なるゆらぎが、それぞれの個性となって愛おしい。
2.作品集を飾る。
アーティストの作品集をどこかのお店のようにディスプレイ。ポイントは、カバーデザインのテイストが似ているものを並べること。
3.花を飾る。
切り花は手入れが必要だけれど、みずみずしい色、香りは生ものだからこそ。写真のライラックとジャスミンはちょうど今の季節の花。
4.フックでカゴ収納する。
省スペースになり、かつ部屋の中にリズムをつけられる吊るす収納は、カゴを使うとおしゃれな空間に。あえて違う形のものを並べて。
フローリスト・渡辺安樹子さんに聞いた!インテリアコーディネートのアイディア。
1.ベランダをグリーンスポットにする。
アウトドアが気持ちよくなる季節。おこもりでも、外を楽しめる場所=ベランダだ。居心地よくしつらえるために、緑を活用しよう。
「アウトドアリビングとして、この季節は扉を開けっ放しで過ごします。高い壁があるので人の目も気にならないんです。ここは直接光を感じながらリラックスできるお気に入りの場所。最近キャンプを始めましたが、ベランダでもそんな気分を味わっています。たっぷりルイボスティーをいれて、葉のこすれる音を聞きながら本を読んでいると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。」
背の低いフクシアから高いヤシ、吊るしているホヤなど高さの違う植物を組み合わせると、ベランダに奥行き感が出る。「花をつけるものも少し。あと、照明が当たる場所にヤシの木を置いています。夜は影が揺れて気持ちいいです」。
2.花びらでグリーンスポットをつくる。
もしもベランダがなかったり狭かったりしても、グリーンをおうちで楽しむ方法。生花を飾った後お花を捨てず、また愛でられる。
飾り終えた花も、お気に入りはドライに。花部分のみお盆などにのせて室内で乾燥させ、好みのガラスの器へ。「花びらが薄い花はきれいに乾きます」(渡辺さん)。ドライフラワーも、ガラスに入れることで春夏仕様に。少しずつたまるのも楽しい、花貯金だ。
フローリスト・渡辺安樹子/中目黒の花屋、〈farver〉でフローリストとして働く。ちなみにGWは母の日の前で、一年で一番忙しい。
Hanako『ひみつの鎌倉』特集では、長期休暇の楽しみ方を多数ご紹介しています!
(Hanako1172号掲載/photo : Hiromi Kurokawa, Chihiro Oshima styling : Yui Otani text : Kyoko Kashimura, Miho Arima, Nao Yoshida edit : Nao Yoshida)