歴史的な倉庫の街×白銀の世界へ! 北海道TRIP1/小樽運河を望む〈ホテルソニア小樽〉がリボーン!
白銀の世界に浮かび上がるレトロな倉庫群がロマンチックな小樽の街。小樽運河沿いに建つ西洋風建築の〈ホテルソニア小樽〉が2019年2月にリニューアルしたということで、さっそく小樽まで泊まりに行ってきました。
新千歳空港から電車で約1時間30分、小樽駅に到着!
2月の北海道は、一面の雪景色。北海道に初めて降り立った九州育ちの筆者にはただただ子犬のように喜ぶばかり。雪の丘にダイブしたくなる衝動を必死にこらえ、小樽駅からすぐの場所にある人気の三角市場へ。まずは景気づけに、海鮮丼で腹ごしらえです。
新鮮すぎるエビ、イクラ、ウニ…!「う〜ん、やっぱり北海道のシーフードはレベルが違う!」と独り言をつぶやきながら、今回の目的地へと急ぎます。
小樽駅から徒歩8分、小樽運河沿いの〈ホテルソニア小樽〉。
〈ホテルソニア小樽〉の目の前にある小樽運河は、レトロな街・小樽を代表する人気のスポット。かつて港町として栄えていた歴史を物語る運河沿いの建築物は、その多くが当時の姿のまま残され、いまはおしゃれなカフェなどとして再利用されています。この日も海外や国内からの観光客が大勢、写真撮影を楽しんでいました。
実は小樽はお酒好き女子にはとても魅力的な街。朝ドラ『マッサン』のモデルとなった〈ニッカウヰスキー〉の故郷・余市も近く、小樽運河の近くにはワイナリーや地ビールのブルワリーが点在。夏には運河沿いの店に登場するテラス席で地ビールで乾杯できるそう。最高すぎます。
新築棟に、運河を見渡す55室が誕生。
海外からの観光客が前年比で150%アップし、ホテル不足が叫ばれていた小樽に、この2018年12月27日、彗星のごとく誕生したのが今回宿泊する〈ホテルソニア小樽〉の新築棟です。
かつて倉庫だった場所にあり、その際に使用されていた小樽軟石を採用したエレガントなロビーを抜け、宿泊フロアへ行きお部屋をいくつか見せてもらいました。
その一例が、エキストラベッドを使用すれば最大4名が宿泊できるデラックスファミリートリプルルーム。藤色の壁が上品な印象です。
こちらは、シングルベッドが2つ並んだ「コンフォートツイン」2名1室1名5,000円〜。街側の眺望です。
1Fにカフェ〈SONIA COFFEE〉が誕生!
1階にはフレンチプレスで提供するおしゃれなスペシャリティコーヒーショップ〈SONIA COFFEE〉も誕生。オリジナルのコーヒーブレンドのほか、エチオピア、インドネシア、コスタリカの豆のブレンドや、カフェラテがいただけます。
北海道の海の幸が集合! 寿司バル〈イルオナイ〉。
雪深い小樽では、ひとたび吹雪くと外出するのもひと苦労。そんな時に便りになるのがホテルのレストランですよね。北の海が誇る新鮮な魚介類を芸実的に握る“蝦夷前寿司”が味わえる寿司バル〈イルオナイ〉もニューオープン。
モダンな空間で、ワインやニューウェーブの日本酒もいただけます。
お邪魔したレセプションでは「刺身御膳」(2,150円)、「季節のランチコース」(4,500円)、「北海道旬魚御膳」(1,580円)、「炙りステーキ御膳」(2,380円)など心躍るメニューたちがズラリ。魚だけでなく肉寿司をメインにしたメニューも登場するそう。
寿司バル〈イルオナイ〉では、小樽駅から徒歩8分の場所に位置するワイナリー〈OSA Winery〉のワイン「tabi」もいただけます。小樽発祥の希少なブドウ「旅路」を使った4種類の個性的なワインが、ゲストの旅を彩ります。
天然温泉大浴場「小樽運河の湯」。
ホテル最上階には、これまた新設された天然温泉浴場「小樽運河の湯」が。天井がオープンエアになった半露天風呂の窓からは小樽の町並を見下ろすことができます。
脱衣所のヘアドライヤーがダイソン製で、これで髪を乾かすと翌朝寝起きのヘアスタイリングがとっても楽ちんだったのが個人的ツボでした。
徒歩0分で行ける、姉妹ホテル〈ホテルノルド小樽〉。
〈ホテルソニア小樽〉のすぐ隣には、姉妹ホテル〈ホテルノルド小樽〉が。こちらにはシンプルなビジネスタイプから家族で滞在できるファミリータイプ、遠くの山並みや運河を見渡せる部屋に、落ち着いたしつらえの和洋室まで計9種類の部屋があります。
グランデ(ファミリー)には、小樽の白銀の世界を見渡せるバスルームも。
新鮮な食材を活かした朝食やランチ、数多くのワインが楽しめるレストラン〈Sizzle〉。
夜は〈BAR Duomo Rosso〉で地ビール&おでん。
せっかく迎える小樽の夜。サクッと寝るには名残惜しい。そんな時には、ホテル併設のバーの出番です。姉妹ホテル〈ホテルノルド小樽〉の最上階にあるバー〈BAR Duomo Rosso〉を訪ねてみて。
フードのラストオーダ22時、ドリンク23時と、比較的夜が早い小樽でも、のんびり遅くまで飲むことができるのと、ノーチャージなのが魅力的。こんな雰囲気のいいホテルのBAR、東京ではちょっと敷居が高いですが、こちらはお値段的にもふらっと立ち寄りやすくありがたかったです。
朱色の美しいドーム型の天井の下、バーテンダーさんがカクテルを作る優雅な所作に見とれてしまいます。
オーダーしたのは聖杯をイメージしたシグネチャーカクテル「Doumo Rosso」(写真左)。BACARDI、 BOLSのストロベリーリキュール、ラズベリージュース、グレープフルーツジュース、ラム酒などで構成され、その美しい色はBARの天井の朱色とシンクロします。2杯目は、赤ワインの製法で作られたオンレンジワインの「orange」(写真右)。北海道産のお肉を使用した種類豊富なシャルキュトリーをアテに乾杯しました。
〆に洋風おでんでをクラフトビール「小樽ビール」で味わいながら、ロマンチックな小樽の夜は更けていったのでした。
北海道でも屈指の人気を誇るスキーリゾート・ニセコへも小樽からは車で約90分、電車で約120分と近いので、新千歳空港からの中継地点として、〈ホテルソニア小樽〉に宿をとるのもオススメです。
〈ホテルソニア小樽〉
■北海道小樽市色内1-4-20
■0134-23-2600
■IN15:00・OUT11:00
■公式サイト