1164号『LOCKER ROOM』はみだしレポート 【野球 山川穂高選手 埼玉西武ライオンズ】批判も受け入れるプロアスリートの覚悟。
LEARN 2018.09.08
Hanako本誌の人気連載「LOCKER ROOM」で紹介しきれなかった写真&こぼれネタをご紹介。今回は1164号から、日本プロ野球界屈指のスラッガー、山川選手(埼玉西武ライオンズ)。
試合直後のお疲れのところ、本誌取材に応じてくれた埼玉西武ライオンズの山川穂高選手。写真撮影が始まると、「細く見えるようにお願いします!」とお茶目なリクエスト。厚い胸板やたくましい腕など、豪快なホームランを量産する大きな体に胸キュンの女性も多いと思うのだが、その旨を伝えると、「それは少数派だと思いますよ」と茶化して笑う。
取材をしていて感じた山川選手の印象は強い意志を持つクレバーな人。本誌でも紹介した「東京五輪にはできれば参加したくない」という発言然り、自身の野球道に対してブレない芯がある。でも、決して、日の丸を背負う重責から逃げているわけではない。「日本代表として出場して、大事な場面で三振したり、エラーなんかしたら一生叩かれる」と苦笑しながらも、「言われるのはプロだから仕方がない」と自分の立場を受け入れる。実はこの日、残念ながらチームは敗れ、山川選手の成績は5打数1安打。「今日は1本しか打てていないから、飲み屋とかでファンの人にめちゃくちゃ言われてると思いますよ。でも、言ってくれてけっこうです。お客さんはお金を払って試合を見に来ているわけだから。プロなんですから言われて当然」とキッパリ。プロスポーツ選手の覚悟の言葉が心に刺さっ
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