「食べるお茶」に「飲むデザート」!? アーティスティックなパフェで人気の〈アサコ イワヤナギ〉、今秋オープン予定の新店が気になる!
アーティスティックなパフェで人気の〈PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI〉に、今秋待望の新店がオープン!その気になる様子を、Hanako『ひんやりスイーツと夏の男。』「ひんやりスイーツ注目の人③」よりお届けします。
2人のこだわりが結集した、〈アサコ イワヤナギ〉の新店は?
〝宝石のように美しい〞と称されるパルフェやケーキ。とくに上質なフルーツを主役としたパルフェは、ひんやりスイーツ好きならずとも、食べたい絶品だ。そんな唯一無二のスイーツを生み出すのが、シェフの岩柳麻子さん。そしてその世界観をクリエイティブディレクションの面から引き出すのが、岩柳さんの夫であり、一級建築士の宿澤巧さん。
東京・等々力に〈パティスリィ アサコ イワヤナギ〉がオープンしたのは、2015年のこと。昨年、リニューアルを行うなど、パティスリーとしてのさらなる理想を形にしていく一方で、実は2人にはまだまだやりたいことがあり、それを実現するために、2店舗目の計画に至った。
「新しい店の中心となるのは、ジェラートとチョコレート。ジェラートは常時12種類ほど用意する予定で、得意とするフレッシュフルーツなど+αの素材とあわせて提供しようと考えています」と岩柳さん。
店の名前は〈アサコ イワヤナギ プリュス〉。場所は現在の店のすぐ隣で、イートインの席はなく、カウンターのみのスタンド形式に。
「〈パティスリィ〉で人気のパルフェも、テイクアウト用にアレンジして販売。ジェラートをのせてその場で楽しむことも、のせずに蓋をして持ち帰ることもできます。ほかにもフルーツタルトやジャム、注文を受けてから焼くクレープやガレットを提供。さらに、僕はコーヒー、彼女は日本茶が好きなので、それぞれの飲み物とスイーツのペアリングができる一角も設けます」(宿澤さん)
お茶は飲むだけでなく、ジェラートやパルフェのジュレなどにもふんだんに使われる予定。また、ジャムをお茶に溶かして飲むなど、「食べるお茶、飲むデザート」というテーマにも力を入れて取り組む。
こだわりは、内装にも。「ジェラートが入った容器は、モルタルのカウンターに埋め込まれているような構造。一つひとつにモルタルの蓋がつき、開けると鮮やかなジェラートが覗くという意外性のあるデザインになっています。ただ、すべてにおいて計画が壮大すぎて、動き出してからすでに1年半…(笑)。納得がいくまでにはもう少しかかりそうです」(宿澤さん)
オープンは10月上旬を予定。さまざまな試みが詰まった新店のお披露目を、心待ちにしたい。
岩柳麻子/パティシエール。デザイン系の専門学校を卒業後、独学でスイーツの道へ。
宿澤 巧/一級建築士。実家は山梨でフルーツ農園を営み、店でも提供する。
〈PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI〉
■東京都世田谷区等々力4-4-5
■03-6432-3878
■10:00~19:00 月休(祝の場合は翌休)
■24席/禁煙
※〈ASAKO IWAYANAGI PLUS〉は、隣の敷地にオープン。進捗はFBをチェック。
Hanako『ひんやりスイーツと夏の男。』特集では、ひんやりスイーツ注目の人を多数ご紹介しています。
(Hanako1162号掲載/photo : Michi Murakami text : Nami Hotehama)