ニットを縮ませずに洗うには? 自宅で冬物を洗濯する際のコツ6選
illustration_Maki Kobayashi text_Ami Hanashima
もぎ・たかし/クリーニング店を営む傍ら、オリジナル洗剤ブランドの開発や、洗濯の楽しさを伝えるプロ集団「洗濯ブラザーズ」としても活動を行う。国内外アーティストの衣装クリーニングも担当。
ニットを縮ませずに洗うには?
洗うと縮む、毛玉ができやすいなど、衣類の中でもトラブルが尽きないのが冬物のニット。その原因は、素材と洗濯方法にあると語るのは、茂木貴史さん。
「ニットは編み目の隙間に水が入ることによって繊維が縮んでしまうナイーブな性質です。汗をかいたり、においが気になったりするタイミングで洗濯機のデリケートコースにおまかせで洗いがちですが、洗いとすすぎで20〜30分ほど水に浸かる工程を含み、さらに脱水時は激しい遠心力も加わって生地への負担は大きくなってしまいます。
そこで、僕がおすすめしているのは、洗濯機を活用しながら手洗い〜脱水まで10分以内に終わる究極のデリケート洗濯術。水に触れる時間を最小限に抑えつつ、すすぎと脱水のタイミングをひと工夫することで、無駄なく汚れを落として風合いも格段に上がる方法です。
また、手洗いをすると汚れの状態を直接確認できるので、自ずと洗うタイミングが分かるようになりますよ。夏物に比べて、冬物は生地や仕立てがしっかりしている分、値が張るものも多いのでお気に入りの一着を長く愛用したい人も多いはず。ニット以外にも、カシミヤのマフラー、キュプラのブラウスなど洗い方に迷うものは季節を問わず応用できるので、積極的に試してみてください」
簡単4ステップできれい!
1. 洗う

ニットは全工程裏返して洗う。水自体は洗浄力が強いため、中性洗剤を入れることで色落ちや縮みを緩和。洗剤量が多いとすすぎきれず黄ばみの原因につながるので、規定量かやや少なめに入れて水としっかり混ざった状態にしておく。
2. 脱水

デリケートな衣類ほど、水に触れる時間を短くするのがポイント。脱水を挟むことで汚れと洗剤を一気に飛ばし、水に浸かる工程=すすぎを減らせる。洗濯ネットに入れた後は余った部分を縛り、摩擦を防ぐようにすると傷みにくい。
3. すすぐ

脱水を終えたニットを取り出し、手ですすぎ、洗剤残りをしっかり落とす。洗いと同様、擦らないよう注意しながら3分押し洗いを。その後、前と同じ要領でネットへ入れて脱水。型を崩さず、水滴が落ちない程度に水気が飛べば◎。
4. 干す

水分で袖や肩幅部分が伸びて型崩れするのを防ぐため、重さを分散させて干すこと。平干しネットが無い場合は、肩幅の広いハンガーにニットをかけ、身頃と袖はもう1本のハンガーにのせる「おばけ干し」がおすすめ。
お洗濯トリビア
住所:東京都世田谷区池尻2-7-12 ストアハウス三宿1F
電話番号:03-5431-0970
営業時間:11:00〜19:00
定休日:水木休
手洗いにこだわった水洗いクリーニングを提供。オリジナル洗剤などのグッズも購入可。横浜、富ヶ谷店もあり。
プロ集団「洗濯ブラザーズ」のノウハウを詰め込んだ一冊。部屋干し臭の解消法、クリーニング代を節約しつつ衣類を長持ちさせる秘訣など、普段の洗濯方法を見直したい人におすすめの洗濯バイブル。1,540円(アスコム)
















