実は毎日の食事と相性抜群って知ってた?素材の味を引き立てるジンの魅力
ジンソーダを日々の家飲みに、料理と合わせて。

ハイボールやレモンサワーに続き、ジンのソーダ割り・ジンソーダが人気を博している。シュワッとした爽快感や、アルコール度数を調整できる飲みやすさはハイボールなどに同じ。加えてさまざまなボタニカルの香りが「食事に合う」と、おいしいもの好きから支持を集めているようだ。
製造工程で、ジュニパーベリーやコリアンダーシードなどのボタニカルで香り付けするジンは、スピリッツの中でもフレッシュ感のある香りに特徴がある。その香りや風味は、調理ではハーブ、スパイスとして肉や魚、野菜など素材の味の引き立て役となるのはご存じの通り。料理に合うのも納得だ。かつてスパイス料理といえば異国の味だったが、今や日本の家庭料理も多彩なスパイスでのアレンジが定番化している。加えて近年、緑茶や山椒、和の柑橘を使ったジャパニーズクラフトジンも急増中。食中酒としてのジンソーダ、まだまだ広がりを見せそうだ。
ジンってこんなお酒。
ボタニカルの香りで個性が生まれる。
ジンは穀類を原料とし、発酵、蒸溜して得たスピリッツに、ジュニパーベリーに代表される多様なボタニカル(草根木皮)を加えて再度蒸溜したスピリッツ。一般的な「ジン」はドライジン(ロンドンジン)を指す。
原料の用意

トウモロコシ、大麦、ライ麦やサトウキビを使用。
糖化工程

原料を粉砕し水やぬるま湯を加え、発酵に必要な糖分を生成(サトウキビの場合は不要)。
醸造工程

糖化済みの原料に、水、酵母を加え発酵させてもろみを作る。アルコール度数は10%前後。
初溜(しょりゅう)

もろみを連続式蒸溜機で蒸溜し、アルコール度数約96%のベーススピリッツをつくる。
再溜(さいりゅう)

ベーススピリッツにボタニカルを加え、単式蒸溜器でじっくり蒸溜し香味を付ける。
量や組み合わせで味わいをデザイン。
ジンの味わいを決定づけるのがハーブ、スパイスなどのボタニカルでジュニパーベリーやコリアンダーが代表的。近年、柚子や山椒など日本古来のボタニカルを使うジャパニーズクラフトジンも注目を集めている。
レモンピール

レモンの皮を乾燥させたもの。爽やかで、ほのかな苦味も。
コリアンダーシード

香菜(パクチー)の完熟した種子。甘く爽やかな香り。
アンジェリカ

ヨーロッパ原産のセリ科植物の茎や根を乾燥させたハーブ。
カルダモン

ショウガ科の果実。甘くスパイシーな香りが鮮烈。
シナモン

クスノキ科の常緑樹の樹皮から作られる甘苦系香辛料。
オレンジピール

乾燥させたオレンジの皮。レモンピールより甘みが強い。
ナツメグ

ニクズクという植物の果実。肉料理との相性でも知られる。
オリスルート

アヤメ科植物の根。香水のベースノートとしても有名。
リコリス

漢方でもおなじみ、甘草の一種。強い甘みが特徴。
キャラウェイ

ヒメウイキョウの種や果実。クミンとよく似た外観を持つ。
フェンネル

ウイキョウの種子。爽快な風味と穏やかな甘みある。
ジュニパーベリー

西洋杜松(ねず)と呼ばれる針葉樹の実。ジンの代表的ボタニカル。ウッディでほのかな甘みも感じる。
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