食洗機&電子レンジOK!センスも機能も満たすうつわ3選|“センスがいい人”になりたくて Vol.7
家は自分だけの特別な空間。お気に入りのものを、納得いく洒落感でスタイリングできたら毎日がもっと“気持ちいい”のは確実。だけれど、私たちを悩ませるのが「なんかしっくりこない問題」。これ、センスの問題? 素敵な暮らしづくりのプロ、菅野有希子さんにありがちお悩みをぶつけます。今回は、食洗機&電子レンジOK、センスのいいうつわがテーマです。
雑誌、書籍、WEBメディア等でライフスタイル提案のスタイリングや撮影を行う。リノベーションしたマンションでのおしゃれなライフスタイルを紹介するインスタグラムが人気。うつわ愛好家。ハナコラボパートナー。 Instagram:yukiko130
現代の忙しい暮らしに「食洗機と電子レンジ対応は必須!」という方、多いですよね。「でも、食洗機対応の食器って、実用重視でなんだか味気なくなりがち…」そんなふうに感じていませんか?

実は最近では、食洗機も電子レンジもOKなのに風合いも良く高級感あるうつわも増えてきています。
今回は、日々の家事の負担を減らしながら、食卓の雰囲気もちゃんと格上げしてくれる“使えるうつわ”を3つご紹介。リアルに毎日使っている私物も含めた、信頼のセレクトです!
高級感あふれる現代版有田焼〈1616/arita japan TYパレス〉

有田焼の窯元である百田陶園とデザイナー柳原照弘さんが共同で生み出したブランド「1616/arita japan」。中でも人気の高い「TY Palace パレス」は、東京パレスホテルのために制作されたもの。高級ホテルのためにつくられたデザインというのも納得の高貴な佇まいながらちょっと頑張れば手の届く価格。しかも電子レンジも食洗機もOKという利便性をかねている、まさにデザインと機能性を兼ね備えた一枚です。
真っ白ではなくライトグレー、そして触れるとザラリとしている完全にマットな質感。そして厚みもかなり薄い。このはかなく薄い食器の繊細さやほんのりグレーみがかった白の色合いが高級感を高めている印象です。

おすすめは取り皿や小皿として使える「160」というサイズ。大きいプレートも豆皿サイズも捨てがたいですが、この繊細で上品な趣きを最大限発揮するなら直径16cmのサイズ感がベスト。花びらのようなフォルムと薄くて軽い繊細なうつわを生かすなら、まずもってケーキ皿として使用するのにぴったり。お寿司やおにぎり、ちょっとした副菜にも良さそうです。
土の風合い感じる〈Homeland〉信楽焼シリーズ

「これが食洗機&電子レンジOKなの!?」と、驚くNo.1といえば「Homeland(ホームランド)」の信楽焼シリーズ。
信楽の窯元「菱三陶園」とキッチンツールプロジェクト「Homeland(ホームランド)」とのコラボによるうつわです。
食洗機や電子レンジOKのうつわといういえば、磁器の業務用食器のようにツルツルで厚みもあるものが真っ先に思い浮かぶのですが、こちらは伝統的な信楽焼の持つ温かみある緋色や、温もりを感じる土の風合い強く感じる質感など、手仕事感あるルックスにもかかわらず利便性も担保しているというのがすごい!

素朴で温かみある赤みがかった緋色は、他のうつわにはない個性を醸し出してくれます。とくにソテーや揚げ物など温かいおかずがおいしそうに見えますね!使い勝手の良い21.5cmプレートはリムがあるので盛り付けやすく、普段の生活に馴染むこと間違いなし。
かっこよさと利便性の両立!〈HASAMI PORCELAIN ハサミポーセリン〉

長崎・波佐見焼の老舗商社「西海陶器」と、L.Aを拠点するデザイナー篠本拓宏(tortoise)が共同で開発したグローバルなテーブルウェアブランド〈HASAMI PORCELAIN ハサミポーセリン〉。
サイドがすっと立ち上がった直線的な形状。ミニマルでカジュアルな雰囲気とシックな色展開。マットな黒もおしゃれ、釉薬のかかった艶のある薄いグレーもおしゃれ。とにかく問答無用で使いやすく洗練されてるブランドです。友人におすすめする食器ブランドの定番といえば真っ先にあがるのが〈HASAMI PORCELAIN ハサミポーセリン〉といっても過言ではありません。

ボウルやマグのタイプもありますがなんといってもこのベーシックなプレートシリーズが一押し。おうちごはんがカフェっぽく決まります。難点は完全にフラットなので汁気の多いものを盛り付けた場合少し表面に流れて若干留まりにくいところ。とはいえシャバシャバな液体以外は大丈夫。カラフルなサラダから地味色のおかずまでなんでも合います。
電子レンジ&食洗機OKはもちろん、スタッキングできるので収納の面でも便利ですね!

今回ご紹介した3ブランドは機能性はもちろん、美的センスも抜群のものばかり。”毎日ガシガシ使えておしゃれ”って一番うれしいですよね。
忙しい毎日でも、自分の好きな器に料理をのせるだけで、食卓がほんの少し特別な時間に変わります。便利さと美しさ、どちらもあきらめずに、日々の食卓を楽しんでくださいね。
text&photo_Yukiko Sugano

















