HanakoWebエディター選定、2024年で最も良かった記事4選

HanakoWebエディター選定、2024年で最も良かった記事4選
Hanako Web編集部談義
HanakoWebエディター選定、2024年で最も良かった記事4選
LEARN 2025.01.01
食と旅の雑誌『Hanako』ですが、Hanako Webでは食と旅以外に切り込むこともしばしば(いや、むしろ食と旅以外の社会課題に向き合ったコンテンツの方が多いかも)。そんなHanako Webで2024年、最も良かった記事を編集部員がピックアップ。私たちが思う“良い”や大切にしていることを、ぜひ一緒に感じてください。
Hanako Webチーム

考え続けることで見えてきた、「やりたいことがない」自分の生き方。雑談の人・桜林直子さん

<記事の概要>

仕事に、恋愛に、結婚に、出産に…さまざまな選択を突きつけられることが多い30代。今40代の女性たちはそんな時期をどんなふうに過ごしていたのだろう? その時自分を支えたケアとは? 20〜30代が中心のHanako読者が、できるだけ健やかにしなやかに30代を生き抜く術を、先輩に学びます。
今回訪ねたのは、TBSラジオの人気Podcast番組「となりの雑談」で、コラムニストのジェーン・スーさんと雑談する「雑談の人」サクちゃんこと、桜林直子さん。シングルマザーとして子育てに追われた20代、クッキー屋「SAC about cookies」を開店した30代を振り返りながら、困っていた自分を変えた“考え方”について伺いました。

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エディターK

私はこの記事の担当編集なのですが、「もともと働いていた半分の時間で倍稼ぐ」、というパンチラインにハッとさせられましたね。20代を育児で過ごした時に「まわりの友達と比べてつらくなかったですか?」と聞いても「その時代にSNSがなかったから感じたことなかった」と返ってきて、今はインターネットで繋がりすぎているからこそ苦しいのかもと思いました。サクちゃんはやりたいことがないだけで、問題に対してどうすべきなのかを考えて行動してきた人。やりたいことがなくてもいいんだと、とても考えさせられる取材でした。

未来のために今を犠牲にしてないか。受け身でも主体的でもない新たな生き方

<記事の概要>

自立や主体が重要視され、いい大学、いい会社、キャリアアップ、老後の貯蓄…と、未来への投資のために今を犠牲する生き方が当たり前になっている現在の社会。今とつながり、他者や自然と共存する未来を描くためには? 政治学者の中島岳志さんと英文学者の小川公代さんが自己責任論社会を超えるための「ケア」や「利他」の可能性を考えます。

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エディターH

自立や軸の強さが正しいと刷り込まれた人生の中で、誰かに頼り頼られる在り方は強みであるという、私の価値観の転換点になった記事。人種や国や植物や動物、あらゆる命を区別したり特別視しないという「惑星的視座」が自分の考えととても共鳴して、そういう感覚がもっと広がるといいなと思いセレクトしました。

「自殺とは、他殺である」|河合優実主演・映画『あんのこと』を通じて戸田真琴さんが感じた、実在の人物を描くことの怖さと希望の光

<記事の概要>

映画『あんのこと』は、2020年の日本で現実に起きた事件をモチーフにしている。杏役を務めたのは、TBSドラマ『不適切にもほどがある!』でも熱演が話題となった河合優実。脇を固めるのは、佐藤二朗と稲垣吾郎と豪華布陣だ。今回、自身も映画監督として活動する文筆家の戸田真琴さんに本作のレビューをお願いした。

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SNS担当N

2024年見た映画の中で、この映画は特に良かったので記事も注目して読みました。
「正義についての話」において「正しさという価値観が万能ではない」という考え方に共感したし、1つの事件をエンタメで消費せず1人の人の人生を記録したという視点はとてもよかった。戸田さんの言葉にも共感したし、作品自体も見て欲しい。SNSでの反応もとても良かった記事です。

“私たちの元に生まれてきてくれてありがとう”。自分、子ども、家族の幸せの在り方を考える

<記事の概要>

結婚や妊娠、家庭とひと口に言っても、その在り方は人それぞれ。“普通”とされる選択“じゃない方”がしっくりくる人だってたくさんいる。そして、そのどれもが正解であり、自分らしい生き方。カップル間でのコミュニケーションや心理学を学んでいる、工藤まおりさんが、そんなあらゆる価値観や選択を掬い上げ、言葉として綴ります。今回は、我が子との医療ケアに向き合いながら、互いの幸せを尊重し合う、星野しほさん・孝輔さんご夫婦にインタビュー。

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ディレクターF

人を好きになる時、多くの人は相手に求める条件から逃れられないけど、星野さんご夫婦はお互いが顔を知らない段階で心で惹かれあっていて、外見を介さずに一緒になった。そこに未来くんが生まれてきてくれた意味があると感じざるを得ませんでした。この記事の中では、ちっとも悲壮感がないし、とても尊い。
笑顔で過ごせるのは、星野さんが誰にも負けない強いキャリアを築いてきたから、家庭のことに全力で向き合えるのかなとも思いました。どんなことが起きても立ち向かえるように、選択肢や武器をたくさん持っておくことの重要性を感じた記事です。

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