鎌倉のスイーツシーンはチョコレートがアツい! お土産にもおすすめ!鎌倉で人気のユニークなチョコレート専門店に注目!
ビーン・トゥ・バーブームの先駆け〈Dandelion Chocolate〉をはじめ、チョコレート専門店がひしめく鎌倉。Hanako『老舗も、新しい店も。ずっと、のこってほしい場所 鎌倉遺産。』「新しいチョコレート店の、鎌倉愛を感じる店づくり。」より、銀行をリノベーションしたカフェや、和菓子を取り入れたチョコレートなど、意外性溢れるニューフェイスをご紹介します。
1.〈CHOCOLATE BANK〉/御成
東日本銀行鎌倉支店の跡地に、今年1月オープン。銀行の面影をところどころに残し、鎌倉の生チョコレート専門店〈ca ca o〉が手がける店として生まれ変わった。店の外からも中からも覗ける厨房では、“チョコレートと魔法の世界へ”をコンセプトに、さまざまなプロダクトを作っている。たとえば、ショーケースに並ぶカラフルなクロワッサン。
クロワッサンはミニサイズ(300円~)も。
「チョコレート屋が作るクロワッサンって、どんなものだろう?」と思いをめぐらせ、パンからオリジナルで製作した。
チョコレートアイスやビター生チョコソフトのアクセントは、キャラメルクリームやキャラメリゼしたアーモンド。香ばしさがほどよい。
店内奥に残された金庫室では、お酒とチョコレートのペアリングバーが開かれる。
銀行時代の名残、金庫室でも自由に過ごすことができる。中には〈BACH〉が選書を務めるライブラリーがあり、チョコレートの本が並んでいる。
〈CHOCOLATE BANK〉
■神奈川県鎌倉市御成町11-8
■0467-50-0172
■10:00~18:00(ペアリングバーは、通常は木金土の21:00~24:00) 月休
■30席/禁煙
2.〈Chocolaterie CALVA〉/北鎌倉
桐箱に入った、羊羹?ではなく、東京やフランスで研鑽を積んだ田中二朗シェフが鎌倉をイメージして作ったチョコレート。
イートインも可。手前から、「羊羹ショコラ」、「栗きんとんショコラ」、「テリーヌショコラ」をひと切れずつ楽しめる「門前スペシャル」1,000円は飲み物付き。桐箱入り羊羹ショコラは1本2,200円。
「栗きんとんショコラ」や「羊羹ショコラ」など、和菓子の要素とチョコレートを掛け合わせた独創的な品だ。
ショコラにも和素材を取り入れる。左上から、「ぶどう山椒」、「ほうじ茶」、「黒糖」各250円。
こだわりは店のしつらえにも。
軒先にはのれんが掛かり、床には大磯石の洗い出しが敷かれている。照明は提灯のように柔らかだ。和を意識した店作りは、シェフの鎌倉愛によるもの。寺院と飲食店、住宅が静かに並ぶ北鎌倉は、田中シェフが幼い頃から見てきた“本当の鎌倉”。「その風情を守ってきた地元の人のために」と作った、唯一無二の鎌倉土産が手に入る。
〈Chocolaterie CALVA〉
■神奈川県鎌倉市山ノ内407
■0467-38-6259
■10:00~18:00 火休
■4席/禁煙
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(Hanako1158号掲載/photo : Kenya Abe text : Kahoko Nishimura)