何で寄付するの?を考える。“あなたは何で〈日本赤十字社〉に?”

LEARN 2023.04.24PR

災害、紛争、病気など、苦しむ人を救うため、あらゆる支援をしている〈日本赤十字社〉。そもそも、どのような組織で、具体的にどんな活動をしているの?実際に勤める2名の方にインタビューをし、「寄付」の大切さについて考えてみました。(PR/日本赤十字社)

Q.「あなたはなぜ、日本赤十字社に入ろうと思ったの?」

CASE1:掛川智可さんの場合

A.「“どの命も救えるのは人間だけだ”と思ったから」

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一つ一つの仕事に責任を感じています

ーー昨年、入社7年目に、本社のパートナーシップ推進部に配属された掛川さん。いま、どのような業務を手掛けているか教えていただけますか?

掛川智可さん(以下:掛川) 主に法人様に向けて、赤十字が行う人道支援活動へのご理解をいただき、寄付のお願いをしています。継続してご支援いただけるよう、心強いパートナーシップを末長く築いていくことを目指し活動しています。企業にそったSDGsやCSR(企業の社会的責任)の観点があるため、どのように日本赤十字社の活動をご支援いただけるのか、それぞれの思いを汲み取り、より良いかたちをご提案することで、課題解決を実現したいと心がけています。また、日本赤十字社の事業への寄付となる「赤十字活動資金」のみならず、世界中で発生する人道危機や災害等での活動支援となる「海外救援金」や、日本国内での地震や大雨災害による被災地の方々へお見舞金をお届けするための「国内災害義援金」の受付についても当課で担っています。

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ーー日本赤十字社に入社したいと思ったのは、なぜだったのでしょうか?

掛川 大学では生物学を学んでいて、中学・高校の教員を目指していました。教育実習や大学の勉強会で生物の話をする際「どの命も救うことができるのは人間だけだな」と気づいて。そんなときに、日本赤十字社が世界中にネットワークを持っていることや、苦しんでいる人たちを救うという精神、「人間を救うのは、人間だ」というスローガンに共感したのです。教員免許を取得したあとでしたが、一気に就職活動へと方向転換しました。

ーーそのほか、日本赤十字社に魅力を感じた点はありましたか?

掛川 入社した会社に長く勤めたいと思っていたので、一つの企業にいながら幅広く経験を積めるのは魅力でした。日本赤十字社には9つの事業があり、その中にも様々な担当があるので、異動するたびに転職したかのように大きな違いがあります。しかも、一つひとつの事業における責任や社会に与える影響が大きい。「社会貢献」という言葉をそのまま担っている会社だなと思いました。

東京都支部にいた頃、イベントにて。
東京都支部にいた頃、イベントにて。

ーー実際に入社してみていかがでしたか?

掛川 日本各地に献血ルームや児童養護施設、看護大学があるなど、想像を遥かに超えて、事業の幅が広かったですね。その上、どの事業に所属していても、その先には必ず助けを求めている方がおり、「苦しんでいる人を救いたい」というひとつの強い信念のもと、それぞれが活動の場を広げています。

寄付は「助けたい」気持ちを託す手段

――「寄付」という行為について、入社前と入社後で意識が変わりましたか?

掛川 私自身も入社前はデパートやコンビニなどに設けられた募金箱に小銭を入れる程度でしたが、入社後は寄付で成り立っている企業であることを実感。「赤十字活動資金」の使い道として、国内での災害救護活動はもちろん、救援物資の配布や避難所での巡回診療、被災されて家族をなくされた方々の心のケア、その後の復興支援など、長い目で支援することができるのは赤十字ならではの良い活動だなと。 大切な寄付を無駄にすることなく活用しています。
国内だけでなく海外に目を向けても、いち早く現場に駆けつけている職員を私は生で見ているし世界192の国と地域のネットワークを駆使して助けに来てくれる。そういった報告を受けると、国ごとで活動の場や主とする事業は違えど、赤十字一丸となっていると実感します。

――掛川さんの考える〝寄付の意義”とは何でしょうか?

掛川 現地に行けないけれど「助けたい」「支えたい」という方々の代わりに、私たち赤十字が駆けつける。その託された想いが寄付だと思っています。世界には多種多様な考えがありますが、国境や人種、宗教を超えて、「力になりたい」という気持ちを実現し、ひとつになれる手段のひとつです。
より多くの方にご理解いただけるよう、ホームページに最新の活動内容を掲載したり、毎年度、事業報告書を公開したり、各支部や施設でも地域の方々との強い関係性を築けるようにしています。寄付される際にはその団体がどういうもので、その先にどういった支援を必要としている人がいるのかを一度考えてみていただくと、より良いのではと思います。

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――自身のお仕事を通じて、“寄付が生かされている”と実感することはありますか?

掛川 最近だと、やはり国際活動です。ウクライナ人道危機やトルコ・シリア地震がありましたが、メディアによる反響も大きいですし、みなさまから寄せられた救援金はどういった使途が効果的なのか、現地のニーズを把握しながら調整をしますが、実際に送金され、被災者の方に届いたときは特に実感します。1つの国や地域を救うために本当にたくさんの人が関わっているなと。また、日本赤十字社と現地の赤十字社が連携して活動している姿を見ると、世界の一員なのだなと感じますし、こうして国内外で活動できているのは、多くのみなさまからのご支援があってこそだと感じて胸が熱くなります。

CASE2:近藤勇気さんの場合

A.「自分のいのちを救ってくれた恩返しがしたいと思ったから」

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「助けたい」という共通の想いをもって突き進んでいるのはすごいこと

ーー近藤さんは入社7年目に本社のパートナーシップ推進部に配属され、現在は「青少年赤十字」の担当ですが(※2023年3月取材当時)、まずは、「青少年赤十字」について教えていただけますか?

近藤勇気さん(以下:近藤) 青少年赤十字とは、幼稚園、保育所、小・中・高等学校等の間で青少年教育を行う事業です。「気づき」「考え」「実行する」を態度目標に据え、赤十字の精神に基づき、いのちと健康の大切さ、地域社会や世界の人々に奉仕する心と交流する心を育みます。指導者は青少年赤十字に登録している学校の先生で全国に2万人以上、学校単位では全国14,441校が加盟しています。

ーー近藤さん自身はどのような活動をされているのでしょうか?

近藤 先生方と直接やりとりしている全国47都道府県支部の活動のとりまとめや、研修会の開催、教材の開発などの業務を担当しています。今年2月には、青少年赤十字創設100周年を記念して、書籍『青少年赤十字のひみつ』を発表。約10か月かけて制作しましたが、本当に大変でした…。

ーーそもそも日本赤十字社に入社されるきっかけは何だったのでしょうか?

近藤 大学1年生のときに「再生不良性貧血」という血液の病を発症してしまい、余命宣告もされ、輸血を55回も受けたんです。その経験から、「いま生きていられるのは、顔も名前も知らない献血者がいるからだな」と実感して。体調が落ち着き、将来、何をしたいのか考えた結果、日本赤十字社でそのときの恩返しがしたいと思い入社しました。入社1年目に希望が叶って献血課に配属され、献血者に「ありがとうございました」と伝えられたときは泣きそうになりましたね。

サッカーの強豪高校に越県留学するほどのスポーツマン。大学でもフットサルに夢中だった。
サッカーの強豪高校に越県留学するほどのスポーツマン。大学でもフットサルに夢中だった。

ーー実際に入社してみて、いかがでしたか?

近藤 日本赤十字社のスローガン「人間を救うのは、人間だ」の通り、人を動かし、人を助ける場所だなと実感しました。様々な事業がありますが、その全てにおいて“人を助けている”実感がもてる。たくさんの人間が一つの想いを共有して突き進んでいるのは純粋にすごいことだと思います。

献血も、誰かの架け橋となる大切な寄付

(左から)献血推進キャラクターのけんけつちゃん、近藤さん、ハートラちゃん。
(左から)献血推進キャラクターのけんけつちゃん、近藤さん、ハートラちゃん。

――「寄付」という行為について、入社前と入社後で意識が変わりましたか?

近藤 献血課にいた頃、各地の献血者の方と直接話す機会があったのですが、仕事で来ているのに「来てくれてありがとう」と言ってくれて。その場で寄付をしてくれる人もいて、日本赤十字社の信頼の証を実感。日本赤十字社の理念に賛同し寄付してくださったのだなと思うと、入社前に比べて“寄付の価値に対する重み”はだいぶ変わりました。

――近藤さんが考える、〝寄付の意義”とは何でしょうか?

近藤 苦しんでいる人、助けを必要としている人と、その人を「救いたい」という気持ちの架け橋になることですね。献血も「Blood donation」と言われる通り、同じ志の寄付の一つだと思っています。推進課にいたとき、「日本赤十字社がなかったら、病気で輸血しなければいけない人は家族や友人に頼る。それでも足りないときは、大勢の人が集まる駅前で叫ぶと思います。その役割を果たすのが日本赤十字社です」という話をよくしていたのを思い出しました。「なんとなく助けたい」「人のために役に立ちたい」と少しでも感じたときは、ぜひ日本赤十字社に寄付してほしいです。日本赤十字社は1つの寄付を集めているわけではなく、「日本赤十字社の活動資金」「国内災害義援金」「海外救援金」の3種類の使い道があります。きちんと細分化されて、必要なものを届けられるようになっているんです。

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「寄付」の種類

日本赤十字社に個人が行えるのは、3種類の「寄付」。それぞれ使われ方が明確に異なる。
ひとつめは「赤十字活動資金」。日本赤十字社全体に寄付する、という意味合いがあり、例えば災害が起きたときの救護活動や、災害に備える訓練などにも使われるもの。「いのちと健康、尊厳を守る」、「迅速な」寄付をしたいならこちら。
対して「国内災害義援金」は、被災者の生活支援に役立てられる寄付。被災した都道府県の「義援金配分委員会」に全額送られ、市区町村等の自治体を通して配分される。
「海外救援金」は、いままさに耳目を集める寄付。海外で大規模な災害や紛争などが起きた際に、被災各国の赤十字社、および日本赤十字社が現地で実施する救援活動や復興支援活動に役立てられる。

寄付する|日本赤十字社 (jrc.or.jp)

from Hanako Stand

Hanakoがプロデュースするショップ〈Hanako Stand〉のECサイトでは、商品を購入すると日本赤十字社に寄付できるキャンペーンを実施中。4月24日(月)〜8月末は、ウェルフード マーケット&カフェ〈imperfect表参道〉の商品です。

おいしく役立つ“寄付”、対象商品はこちら!

*上記「購入はこちら」、および各商品下のリンクから、「Hanako Stand」ECサイトに飛びます。
*今回の寄付は、「Hanako Stand」のECサイトからのみ適用されます。「imperfect」のECサイト経由で同じ商品を購入しても日本赤十字社への寄付対象外となりますのでご注意ください。
*個数には限りがあります。

「チョコレートバーク ボックス(小)」9枚入り 2,000円

チョコレートバーク ボックス imperfect

ナッツやドライフルーツをトッピングした、食べ応え抜群のチョコレートバークを4種類とimperfectのロゴが入ったかわいいチョコレートを詰め合わせたチョコレートバークボックス。チョコレートはガーナの森林保全や農家の自立への取組みを通じて生産されたカカオを使用しています。

「ナッツ3種詰め合わせ (お好きなグレーズドナッツ3種類がお選びいただけます!) 」2,700円

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農家の自立支援や環境保全の取り組みを行いながら生産された原材料を使用。バラエティ豊かなナッツと、エスプレッソ&メイプルシュガー、ハニー&オレンジ、ソルティマスタードなど様々なフレーバーが楽しめる「グレーズドナッツ」。全4種類から、お好みで3種類チョイスして。

「アイスキャンディー4本セット」1,800円

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一般市場には流通せず廃棄せざるを得なくなったみかんを始め、アップル&ベリー、ピーチ&パインなどのフルーツを使用した4種類のフレーバーをセットに。果物そのものの味わいがする秘密は、果物と果汁を一緒に固めているから。食べやすいサイズ感で贈り物にぴったり。常温でお届けしますので、自宅で凍らせてお召し上がりください。
※保存方法:直射日光・高温多湿を避けて保存してください。
※使用上の注意:開封後はお早めにお召し上がりください。

日本赤十字社×マガジンハウス

Photo:Wataru Kitao text:Moe Tokai

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