今週なにする? | エゴン・シーレ展、ユホ・クオスマネン監督の新作映画など (4/3~4/9)
一週間の始まり、月曜。毎週なにか面白いことをしたいなと思っても、気づいたら日曜だった!なんてことがあったり、なかったり…。日々どこでなにが行われているか、アンテナを張ったHanako編集部が気になるものを紹介します。今週は新たな発見のある、一週間にしてみませんか?
1. 30年ぶりのエゴン・シーレ大規模展を堪能する
「東京都美術館」で開催される本展、「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才」は、エゴン・シーレ作品の世界有数のコレクションで知られるウィーンのレオポルド美術館の所蔵作品を中心に、シーレの油彩画、ドローイングなど合わせて50点を通して、画家の生涯と作品を振り返る。加えて、クリムト、ココシュカ、ゲルストルをはじめとする同時代作家たちの作品もあわせた約120点の作品を紹介。夭折の天才エゴン・シーレをめぐるウィーン世紀末美術を展観する大規模展です。この機会をお見逃しなく。
2. 最悪の出会いではじまる最愛の旅を目撃する『コンパートメントno.6』
モスクワに留学中のフィンランド人学生ラウラ。彼女の、古代のペトログリフ(岩面彫刻)を見に行く旅は、恋人にドタキャンされ、急遽一人旅に。そんな彼女が寝台列車6号コンパートメントに乗り合わせたのは、モスクワのインテリたちとは正反対の、粗野なロシア人労働者リョーハ。最悪の出会いから始まった、二人の長い旅の行方は……。携帯もSNSもない1990年代を舞台に、アキ・カウリスマキを思い起こさせるメランコリーとオフビートなユーモア、そして雪をも溶かす純な心が、不器用で孤独な魂を結びつける愛の物語。
今夜は劇場に行って、思いがけない列車の旅に出かけてみては?
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3. 世界中の美しい本が一堂に。ユニークなブックデザインを楽しむ
本展では、2022年2月にドイツ・ライプチヒで開催された「世界で最も美しい本2022コンクール」で選ばれた受賞図書とともに、日本の「第55回造本装幀コンクール」をはじめ、ドイツ、オランダ、オーストリア、フランス、カナダ、中国で開催されたコンクール入賞図書を加えた約160点を展示。
世界最高峰のブックデザインと造本技術を楽しむことができる。
インスピレーションを得たい日にうってつけの展示です。
4. 建築のダイナミズムを感じにいく
本展は、ヘザウィック・スタジオの主要プロジェクト28件を「東京シティビュー(屋内展望台)」で紹介する日本で最初の展覧会。試行錯誤を重ね、新しいアイデアを実現する彼らの仕事を「ひとつになる」、「みんなとつながる」、「彫刻的空間を体感する」、「都市空間で自然を感じる」、「記憶を未来へつなげる」、「遊ぶ、使う」の6つの視点で構成し、人間の心を動かす優しさ、美しさ、知的な興奮、そして共感をもたらす建築とは何かを探る。
建築の無限の可能性を感じにゆこう。