みんなを支えるお守りストーリー #3 刺繍作家・小林モー子さんの「私とお守りの物語」

LEARN 2023.01.22

近くに置いておくだけで、気付かぬうちにパワーをくれる。ミュージシャンや作家など、クリエイターを支えるお守りのストーリーを紹介。今回は、刺繍作家・小林モー子さんの物語です。12月26日発売 1216号「開運聖地」特集からお届け。

古き良き習わしが続いていくのがうれしい。

新宿の総鎮守。商売繁盛や家内安全の御神徳を祈願した熊手守。毎年11月に開催される大酉祭だけでなく、年間通して授与される。初穂料800円。●東京都新宿区新宿5-17-3
新宿の総鎮守。商売繁盛や家内安全の御神徳を祈願した熊手守。毎年11月に開催される大酉祭だけでなく、年間通して授与される。初穂料800円。●東京都新宿区新宿5-17-3

花園神社の「熊手守」
以前小さな会社に勤めていたのですが、毎年みんなで酉の市に行っていたんです。それっていいなと思って、アトリエとプロデュースしている飲食店〈こんにゃく寿司とかき氷 KON〉の社員そろって行くことにしています。「来年も同じメンバーで来られたらいいな」、と願いながら。熊手はどんどん大きくしていくものだけど、参拝の方が大事なので、屋台で販売しているものではなく、神社で授与されているシンプルなものをいただいています。
花園神社を知ったのは、文化服装学院に通っていた頃。夜、飲み会帰りにふらふらと歩いていたら、「百貨店の隙間にこんなところがあったのか」と発見して調べてみたんです。いい神社だなと思って、訪れるようになりました。
熊手をいただくと、一年のやる気が湧いてきます。飲食店の監修をしていただいたり、アクセサリーを置いてくれていたりと親しくしているお店が熊本にあるのですが、そちらにも毎年メッセージを添えて熊手をお送りしています。来年もお互い頑張ろうね、という思いを込めて。

illustration:Mame Ikeda text&edit:Kahoko Nishimura

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