お酒大好きハナコラボメンバー瀬古さんがインタビュアーに挑戦! 伝説のバーマン【チャールズ・シューマンさん】に特別インタビュー!

LEARN 2018.03.29

第67回ベルリン国際映画祭カリナリー・シネマ部門でプレミア上映され、2018年4月21日からシアター・イメージフォーラム他で全国順次公開される映画『シューマンズ バー ブック』。伝説のバーマンと呼ばれるチャールズ・シューマンさん(76)が世界各国のバーを4年間かけてめぐった旅の記録映画です。

世界中のバーでバイブルとなった革新的レシピ本「シューマンズ バー ブック」の著者で、ミュンヘンで35年以上不動の人気を誇るバーのオーナーであるシューマンさんに、ハナコラボのメンバーである瀬古あゆみさん(フリーランスPR)がインタビューをしました。

伝説のバーマン、チャールズ・シューマン

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瀬古さん:これまでカクテルはただ飲むだけで深く考えたことはなかったのですが、この映画を見て、歴史や文化がすごく詰まっていることを知ることができました。

シューマンさん:映画の中でご紹介させていただいた東京のバーは、男友達や彼氏と一緒に行くならありかもしれないけれど、女の子用ではないですね。お勧めはミュンヘンにある私のバーです(笑)

ちなみに映画で紹介されていたのは、銀座にある「スタア・バー・ギンザ」、「バー ハイ・ファイブ」、「銀座 テンダー」、新宿にある「バー ベンフィディック」の4軒です。

Schumann's Bar MŸnchen
FOTOGRAFIE Klaus Brenninger © 2007
Rue du Milieu 10a
CH-2502 Bienne (Suisse)

jusqu'ˆ 31.3.2007: Oberdorf 46, CH-2512 AlfermŽe (Suisse)
Schumann's Bar MŸnchen
FOTOGRAFIE Klaus Brenninger © 2007
Rue du Milieu 10a
CH-2502 Bienne (Suisse)

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シューマンさん:私のバーは若い人たちもたくさん来るバーです。お客さんの中には子供連れの人もいますし、中には、10歳とか15歳の子で一人で来る子もいるんですよ。…もし東京で行くとしたら、アルコール以外を揃えているバーも行くのもアリですし、女性のバーテンダーがいるバーもいいかもしれません。

瀬古さん:確かに女性がバーにいたら安心する気がします。

シューマンさん:そうだと思います。私みたいな年老いた飲んだくれのオヤジが行くバーに行く必要はないですよ(笑)

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瀬古さん:海外のバーだと、女性客は多いのでしょうか?

シューマンさん:ドイツでは普通ですね。子どもを連れてファミリーで来るのもよく見る光景です。

瀬古さん:日本だと、バーに行くことは少しハードルがあるような気がしています。女性で一人でバーに行くというと、かなりお酒が好きというイメージを持たれやすいと思うのですが、そこまでお酒が得意でなくてもバーを楽しめる方法は何かありますか?

シューマンさん:日本にもカクテル本があると思うけれど、とりあえずバーに行く前に、本を読んだりして、いろいろ情報を集めるのがいいね。それから、いいバーに行く時はぜひおシャレな格好で。若い人たちにとってバーで出される飲み物は決して安い飲み物ではないと思うし、せっかくの機会なので、きちんとしたお洒落をしていってほしいな。

瀬古さん:なるほど。

シューマンさん:食事が出るワインバーから始めてもいいしね。「今日はバーに行って5杯ウイスキー飲むぜ!」と覚悟しなくていいですよ(笑)

シューマンオリジナルレシピを教えてもらいました!

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瀬古さん:バー初心者の女性におすすめのカクテルはありますか?

シューマンさん:日本酒ベースのカクテルかな。酒もしくは焼酎に、ほんの少しジン、ライムジュース、砂糖を少し、それをシェイクするんだ。

瀬古さん:美味しそう…!!

シューマンさん:酒ギムレットだよ。今、インスピレーションでカクテルを作っているんだ。オリジナルレシピだよ。

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シューマンさん:あとは、桜の時期ですから、酒にライム、さくらんぼのリキュールをちょっとだけ入れて、後ほんのちょっと砂糖を足してもいいね。アルコールの度数を高めたくなければ、お酒を減らしてジュースを増やせばいい。

瀬古さん:オリジナルレシピを教えてもらえて嬉しいです。

シューマンさん:次に日本に来るときはもう少し考えてくるよ。初心者のためのカクテルブックが売っているだろうから、自分で作ってみて、ちょっと飲んでみる経験をしてからバーに行くと何を頼めばいいかわかってくる。寧ろそうしないと、もったいないです。何の知識も情報もないまま行くと何を頼んでいいかわからないから。

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昨年11月に結婚したばかりの瀬古さんはお家でのカクテル作りにも挑戦したいようで…

瀬古さん:女性が家でカクテルづくりに挑戦したいと思った時、とりあえずこれがあったら大丈夫というリキュールを教えてください。

シューマンさん:シェイカーは絶対必要です。あと素敵なグラス、氷…。アルコール類は自分がどんなものを飲みたいか方向性が分かっていると思うので、それに合うようものを持っていると思います。実は、僕は家では飲まないんだよね(笑)

瀬古さん:そうなんですか!

シューマンさん:もし家で作るとしたら、ベルモット、カンパリビターは持つかな。食べ物に合わせるものを作るとしたらジンはあるといいかも。絶対必要というわけではないけれどあればいいのはウイスキー、ラム、ウォッカ。日本人だったら日本酒と焼酎も手に入りやすいね。あとはフレッシュなレモンやオレンジといった果物かな。

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瀬古さん:イチゴやりんごでカクテルを作ってみたいのですが…

シューマンさん:りんごは難しいですかね。イチゴはいいと思う。それじゃあ、特別にイチゴのカクテルを教えましょうか。イチゴを潰して、ちょっとだけ砂糖入れる。ライムジュースと、ほんの少しウォッカ、これは焼酎でもいいです。それらに蓋をして、それを振らずに冷蔵庫で1時間ほど寝かす。寝かしたら混ぜて、氷2つ入れましょう。そこにシャンパンか白ワインの辛口を入れてまた混ぜます。香りが良くなるフレッシュミントを入れてもいいでかな。

瀬古さん:美味しそう。フルーツとお酒はいろんな相性があるんですね。

シューマンさん:そうですよ。例えばメロンはラムと合いますしね。お酒とフルーツをミックスして色々試すのも面白いかな。

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瀬古さん:ありがとうございます!最後に一言お願いします!

シューマンさん:今回の映画は、世界のバーを訪ねる4年間の旅の記録で、いろんなバーの種類が出てきます。若いバーテンダーも熟練のバーテンダーも日本のバーも紹介しました。映画も見て欲しいし、ぜひミュンヘンの私のバーにも遊びに来て欲しいです。

〈シューマンズ バー ブック〉 
4月21日(土)、シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー。

監督:マリーケ・シュレーダー 
出演:チャールズ・シューマン、シュテファン・ウェーバー、デイル・デグロフ、ジュリー・ライナー、コリン・フィールド、岸久、上野秀嗣、他 
2017年/ドイツ/98分/カラー/シネスコ/ステレオ
後援:ドイツ連邦共和国大使館
配給:クレストインターナショナル 
公式サイト: crest-inter.co.jp/schumanns/

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