有名絵画を再現した『アフタヌーン・エキシビジョン』の第6弾。 〈メズム東京〉よりフェルメール『真珠の耳飾りの少女』がモチーフのアフタヌーンティーが登場!
JR東日本グループの日本ホテルと世界最大のホテルチェーン、米マリオット・インターナショナルとの初提携ホテルとして2020年春、東京・竹芝にオープンした〈メズム東京、オートグラフ コレクション(以下、メズム東京)〉。同ホテルの16階のバー&ラウンジ〈ウィスク〉にて『アフタヌーン・エキシビジョン』の第6弾として、17世紀オランダ絵画の巨匠ヨハネス・フェルメールの代表作『真珠の耳飾りの少女(Girl with a Pearl Earring)』の世界観を表現した『パール(Pearl)』が期間限定で登場します。
アートや音楽、食などで五感を満たす新感覚のラグジュアリーホテル〈メズム東京〉。
“TOKYO WAVES”をコンセプトに、絶えず変化する東京の躍動を五感で感じるラグジュアリーホテル〈メズム東京〉。山手線の中で最も海に近い浜松町駅より徒歩6分、大門駅より徒歩7分、竹芝駅より徒歩3分ほどにある、複合施設〈ウォーターズ竹芝〉のタワー棟16~26階に位置します。〈ウォーターズ竹芝〉は、〈メズム東京〉の他に、〈JR東日本四季劇場〉や商業施設〈アトレ竹芝〉で構成され、「グルメ」「芸術」などを満喫できるスポットとしても注目を浴びています。
〈メズム東京〉では、壮観な東京のベイエリアや歴史ある〈浜離宮恩賜庭園〉といった美しい眺望、そして五感にも心地よい刺激を与えるアートや音楽といった豊かな地域資源と、〈劇団四季〉〈猿田彦珈琲〉〈バルクオム〉などのさまざまな企業とコラボレーションして誕生した、ユニークな商品やサービスを展開しています。
アーティストのアトリエがコンセプトのバー&ラウンジ〈ウィスク〉。
〈メズム東京〉の16階にあるのが、芸術家のアトリエ(工房)をコンセプトに、絵画をモチーフにした五感をくすぐるコンセプチュアルなオリジナルミクソロジーカクテルをはじめ、自家製スイーツや軽食を味わえるバー&ラウンジ〈ウィスク〉。「ウィスク(=混ぜる)」の言葉通り、伝統と革新、刺激と趣、静と動が混ざり合う、ミクソロジストによって生み出される創造的なカクテルやモクテルを楽しめます。
デイタイムは美しい東京のウォーターフロントを一望する心地よい水辺のカフェのような空間、ナイトタイムはきらめく夜景と共に音楽やアートのライブパフォーマンスを堪能できるバー&ラウンジへと変化。刺激と遊び心に満ちた新感覚のパブリックスペースになっています。
フェルメール『真珠の耳飾りの少女』の世界観を表現したアフタヌーンティー。
そんなバー&ラウンジ〈ウィスク〉にて平日限定で行われているのが、芸術性あふれる美食体験と、細部までこだわり抜いたコンセプトが特徴の『アフタヌーン・エキシビジョン』。2022年7月1日(金)~10月31日(月)の期間、平日15食限定でスタートするのが、昨年春の第2弾で好評を博したフェルメール『真珠の耳飾りの少女』の世界観を表現した『パール(Pearl)』です。
前回のメニューをさらに進化させ、画家フェルメールの生涯や、当時の人々の暮らしや食文化を深く堪能できるセットメニューに仕上げた『アフタヌーン・エキシビジョン』第6弾。フェルメールが生きた17世紀オランダの息吹を感じる8種のスイーツ&セイボリーや、ペアリングで楽しむモクテル、そして最高傑作『真珠の耳飾りの少女』をモチーフとしたフォトジェニックなケーキを、すべて自家製で作り上げています。
フェルメールの生きた17世紀オランダをめぐるスイーツとセイボリー。
バロック期を代表する画家ヨハネス・フェルメールの生きた17世紀のオランダを、8種のスイーツ&セイボリーとペアリングモクテルで表現。黄金時代といわれた当時のオランダを旅するかのようなひとときを楽しめます。
左にあるのは、オランダ発祥といわれ、表面の模様が特徴的なパンであるタイガーブレッドで、ジューシーな自家製粗挽きハンバーグやチェダーチーズをサンドした「タイガーブレッドバーガー」。カリッと香ばしいバンズが印象的な一品です。フェルメールが誕生した1632年頃のオランダでは、三十年戦争の終焉により他国との貿易で得たスパイスが盛んに流通していたといわれており、ナツメグやブラックペッパーなどのスパイスをハンバーグに混ぜ込むことで、当時の時代背景を再現しています。
その右隣は、オランダで親しまれているデザートのひとつ「セモリナプディング」。小麦粉の一種であるセモリナ粉と牛乳をゆっくり煮詰めて焼き上げ、ベリーのソースをかけて仕上げています。セモリナ粉特有の舌触りと、牛乳と香りづけのシナモン、甘酸っぱいベリーソースとのハーモニーが楽しめます。
代表作『真珠の耳飾りの少女』でも目を引くウルトラマリン色を表現したのが「パート・ド・フリュイ」。グレープフルーツやライチをゼリー状に固め、爽やかな風味に仕上げています。20~30代の頃、安定した生活を送っていたフェルメールは、高級品で画材として使用されるものではなかったラピスラズリが原料のウルトラマリンを、顔料として絵画に取り入れていたというエピソードにもとづいたスイーツです。ライチのオリエンタルな味わいは、アジア各国とも貿易を盛んに行っていたオランダの黄金時代を感じさせます。
フェルメールの代表作の一つ『牛乳を注ぐ女』に描かれる食材を再現したのが「パンプディング」。牛乳に浸したパン・ド・カンパーニュ(田舎風のパン)のしっとりとした味わいと素朴な甘さが、当時の食生活と絵画に描かれた人々の日常を連想させる一品です。
絵画『紳士とワインを飲む女』から着想を得たのが「ワインゼリーシャーベット」。アルコール分は飛ばしつつも、赤ワインならではの芳醇な赤ブドウの風味が口いっぱいに広がります。安全な飲料水を確保することが難しかった当時、水分補給としても親しまれていたワインに想いを馳せ、これからの季節にぴったりのフローズンスイーツに仕上がっています。
オランダでは、ミラのニコラオスの日やクリスマスに食べられている「スペキュラース・サレ」。近年、フェルメール初期の傑作『窓辺で手紙を読む女』が修復され、背景に描かれた弓矢を持ったキューピッドの姿が公開されたことにちなみ、天使を模した形に仕上げています。シナモンやジンジャーなどのスパイスを加えて香ばしく仕上げたクッキーは、長期保存が必須であった当時を再現しており、硬くザクザクとした食感が印象的です。
その右隣は、少し厚めのクレープ生地のような食べ物で、モチモチとした食感が特徴のオランダの家庭料理「パンネクーケン」。オランダの名産品であるゴーダチーズの濃厚な口当たりと、オランダ産のホウレンソウや、オランダで古くから親しまれているチコリのシャキシャキ食感が楽しめ、お酒を合わせたくなる味わいです。
右端にあるのは、17世紀頃オランダで出版された料理本のレシピをもとに再現した「タルトプルーン」。夏から秋にかけて旬のプルーンの深みのある甘酸っぱさと果肉感がしっかり伝わる食感、しっとりとしたアーモンドクリーム生地の優しい甘さが絶妙な一品です。
リンゴをイメージしたノンアルコールモクテルをペアリング。
アフタヌーンティーとともに提供されるのは、オランダの名産のひとつであるリンゴをイメージしたノンアルコールのモクテル。ルビー色が鮮やかなハイビスカスティーとリンゴジュースをベースに、ホエーシロップで味に柔らかみとまろやかな酸味を持たせています。さらに、ソーダとレモンを加えることで暑い季節にもぴったりな爽快な味わいに。ドライアップルを添えて、まるでリンゴそのもののような可愛らしい見た目にも注目です。
『真珠の耳飾りの少女』を表現したケーキとモクテル。
さらに『アフタヌーン・エキシビジョン』では、光の魔術師とも称されるフェルメールの代表作『真珠の耳飾りの少女』の印象的なシルエットを大胆に表現したケーキとペアリングモクテルも振る舞われます。
『真珠の耳飾りの少女』は、フェルメールが暮らしたオランダ・デルフトから程近いオランダ・ハーグの〈マウリッツハイス美術館〉に所蔵されており、漆黒の背景に青いターバンの少女がただ一人というシンプルな構図が特徴です。こちらを振り返る少女の謎めいた表情や、「フェルメール・ブルー」と呼ばれるウルトラマリンの顔料を使って描かれた鮮やかで独特な深い青色のトルコ風ターバン、艶やかな光を放つ真珠の耳飾りが、見る人の心を惹きつけてやまない作品です。
『真珠の耳飾りの少女』をモチーフにしたケーキは、ふんわりとした食感のローズムースが、絵画の少女のような優しく上品な味わい。ローズの香りと、ラズベリー、ブルーベリーの酸味の華やかなマリアージュが口いっぱいに広がります。外側のマスカルポーネは柔らかくフワフワとした食感で、繊細で軽い味わい。底に敷かれたパイ生地は、ミルフィーユのようにサクサクした口当たりで、甘いクリームにアクセントを加えています。
周りには、絵画の中でも黒い背景に映える青と黄色の美しいターバンをイメージし、フェルメール・ブルーに仕上げたホワイトチョコレートとクレープを添えています。まるで絵画そのものを見ているように、美しく上品に再現された質感も魅力です。
さらに注目したいのは「真珠」の飴細工。ひとつひとつが手作りされた真珠の飴細工を割ると、中からパッション&オレンジの酸味と甘みが、バターのコクと合わさった香り高いソースがあふれ出ます。添えられているクレープに甘いソースを絡めれば、フランス菓子「クレープシュゼット」として味わえます。
合わせて提供されるドリンクは、オランダを含めたヨーロッパ地域の夏の定番ドリンク、エルダーフラワー・コーディアルをイメージしたモクテル。エルダーフラワーを砂糖水に漬け込んで作った自家製シロップに、マスカットジュースとソーダを加え、さらにレモンで酸味がしっかりときいた一杯です。ケーキの甘みとドリンクの酸味の絶妙なハーモニーを楽しめます。
ちなみに『アフタヌーン・エキシビジョン』では2種類のモクテルに加え、コーヒーや紅茶なども提供されます。
まるで午後のアート鑑賞のように、フェルメールの世界に浸る午後のひとときを、美しいウォーターフロントの絶景とともに堪能できる『アフタヌーン・エキシビジョン』。前回訪れた方も、そうでない方も更なる進化を遂げた『パール(Pearl)』を体感してみては?
アフタヌーン・エキシビジョン第6弾『パール(Pearl)』
■東京都港区海岸1-10-30 メズム東京 16F バー&ラウンジ ウィスク
■03-5777-1111
■14:00~、15:00~(2022年10月31日までの平日15食限定。前日17:00までの予約必須)
■公式サイト