技術とこだわり、自然への配慮が詰まった工場。 長野県大町市に「サントリー天然水」のブランド体験型施設がオープン。
人々や動植物の命をつなぐ、水。言うまでもなく水はとても大切なものですが、水が作られる過程を学べる場所は限られています。5月14日、長野県大町市にオープンする〈サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場〉は、「サントリー天然水」の生産工程に加え、水が生まれるまでの仕組みや水の魅力も知ることができる注目の施設。オープンにあたり内覧会が開催され、工場の概要や見どころが紹介されました。
長野の無垢な自然を感じられる環境。
長野県大町市は、標高3,000m級の山々が連なる北アルプスをはじめ、豊かな自然に恵まれた土地。JR長野駅から〈サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場〉に向かう道中、いくつもの景勝を目にすることができます。
駐車場とメインの施設となる「天然水ハウス」や「ものづくり棟」を結ぶ道は散歩道になっており、清流や森、「青のトンネル」を楽しむことができます。
なお、〈サントリー食品インターナショナル〉ブランド開発事業部の平川青澄さんによると、「青のトンネル」は、五感を研ぎ澄ませることを目的に開発された施設なのだそう。
「外の風や光が遮断された空間である『青のトンネル』を抜けると、風や光が一気に五感を刺激するため、大自然を感じていただけると思います」と、平川さん。
優れた生産性と環境への配慮を両立させた工場。
この日は「天然水ハウス」にて、〈サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場〉の概要説明と質疑応答が行われました。登壇したのは、工場長である澤田元充さんと、〈サントリー食品インターナショナル〉ブランド開発事業部の平川青澄さんです。
澤田さんいわく、〈サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場〉のコンセプトは「未来へ続くものがたり」。このコンセプトには、「清冽な感動体験をとおしてサステナブルな未来を創造したい」「未来の子ども達にも、今と同じおいしい天然水を飲んでもらいたい」という想いが込められているそう。
「高品質で高効率なモノづくりの現場」であり、「“清冽な天然水”のブランド体験ができるフィールド」でもある〈サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場〉は、こうした想いを体現した場所です。
また、〈サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場〉の生産拠点としての特長も説明されました。本工場は、デジタルトランスフォーメーションを活用した次世代型ファクトリー。なかでも特徴的なのが、製品一つ一つに固有のID番号が付与されている点なのだそう。これにより、製品に天然水が充填された時間など細かい情報が把握できるため、エラーが起きた際は、従来の10分の1の時間での原因究明が可能になったそうです。
効率を追求するいっぽうで環境にも十分配慮しており、例えば、工場を稼働させるためのエネルギーは、太陽光パネルやバイオマスボイラー※といったCO2を排出しない機器を使って賄っているそう。なお、バイオマスボイラーに使用する木質チップは地域の森林組合から供給を受けるなどし、地域内で資源を循環させている点も特徴です。
※バイオマスボイラーはゴールデンウィーク明けより本格稼働予定。
清らかな水を五感で堪能!
「〈サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場〉では、『サントリー天然水』の清冽さをお伝えしたいと考えています。これを念頭に置きつつ、大自然に囲まれた心地いい空間とものづくりへのこだわりが感じられる体験型コンテンツ、環境に対応した施設を構築しました」と語ったのは平川さん。
例えば「ものづくり棟」には「ものづくりアーケード」というコンテンツが設けられており、「サントリー天然水」の持ち味や商品へのこだわりなどを知ることができます。また、「天然水ハウス」のそばに広がる「みずのわ広場」にはカフェが設けられており、天然水を使ったメニューを味わうことができます。
工場の周辺に広がる自然を楽しみ、さらには水ができるまでのストーリーやものづくりへのこだわりを知った後に飲んだ「サントリー天然水」は、いっそうおいしく、清らかに感じられました。〈サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場〉への訪問をきっかけに、おいしい水が飲めることの喜びやきれいな水を守ることの大切さを実感できるはずです。
〈サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場〉
■長野県大町市常盤8071-1
■050-3182-7911
■9:30~16:30(最終入場15:30)
■月火休、工場休業日休(冬季休業・臨時休業あり)
※冬季休業:1~2月、12月
※時期によって変更になる可能性あり。最新情報はホームページを参照のこと。
■公式サイト