カリスマシェフ待望のオープン! 東日本橋のベーカリー〈ビーバー ブレッド〉の多彩なコラボパンに注目!
パンラボ池田浩明さんが教えてくれた、カリスマシェフが東日本橋にオープンした〈ビーバー ブレッド〉。人気肉料理店の手作りソーセージを挟んだホットドッグや、名ワインバーのカレーが入ったカレーパンなど、その多彩なコラボレーションに注目です!
注目のベーカリー〈ビーバー ブレッド〉
肉料理の巨匠、ブルックリン帰りの料理人、モデルにヘアメイク&ヘッドピースアーティスト、デザイナー……昨年11月に開店した〈ビーバー ブレッド〉の前に集ったこの面々は一体なんなのか。みな、〈ビーバー〉の豪華なコラボレーターたちなのだ。
割田さんはコラボレーションの達人。リスペクトし、波長も合う人たちに声をかけ、楽しく共同作業を行う。TV『情熱大陸』に出演した肉料理のカリスマ、〈マルディ グラ〉和知徹さんもその一人。〈ビーバー〉のコッペパンに〈マルディ グラ〉が手作りするソーセージがドッキングする夢のホットドッグ。
なんと肉料理の名店が手作りする無添加のソーセージをはさみ、注文を受けてからあつあつで提供。「MGドッグ」1,000円。
やりとりを繰り返しできあがったのは、豚の肩ロースとバラをミンチにして、手で練って結着させ、腸に詰めて桜のチップでスモークしたもの。
「肉汁とスパイスをパンに沁みさせます。味付けは粒マスタードだけ。オーダーをもらってから作り、あつあつで提供します。無添加のソーセージを一度食べてほしい」と和知さん。
メロンパンにペルー産のカカオニブを入れる革新。甘さとカカオ感が同居する官能。「カカオニブメロン」280円。
フランス産小麦をメインにブレンドした、1週間経ってもおいしいカンパーニュ。「マルディグラ」140円/100g。
九州から取り寄せる明太子を使用。コッペパンにマッシュポテトとそば粉を加えるひと工夫。「九州の明太フランス」280円。
割田さんが、愛して止まない名ワインバー〈サロン デ サリュー〉のカレーを入れちゃいました。350円。
パンだけでなく、内装さえコラボから生まれる。〈ビーバー〉オープン3日前、普通のシェフなら準備に血眼になっているとき、割田さんは都内のスタジオにいた。〈ビーバー〉のパンを元に大原佐智さんはヘッドピースを製作、パン王国の王女さながらに、人気モデル仲川希良さん、山野ゆりさんが頭にかぶって撮影。いまは〈ビーバー〉店頭をおしゃれに飾る。
ご近所のつながりもある。岩本町〈北出食堂〉得意のタコスのスプレッドから「チキンのティンガ」をサンドイッチにしたり。1+1は2ではなく、3になり、4になり。誰かと組めば組むだけ、相手の色を加えて、なぜかますます割田色になる。
誰かと出会うたび、次々新たなパンが生まれる。〈ビーバー ブレッド〉から目が離せない。
〈ビーバー ブレッド〉
近隣住民が「いつものパン屋さん」として使う、飾らない雰囲気も魅力。ビーバーがプリントされたショップバッグも人気だ。
■東京都中央区東日本橋3-4-3
■03-6661-7145
■8:00~18:00 不定休
(Hanako1150号掲載/photo : Kenya Abe, Mao Yamamoto (portrait) text : Hiroaki Ikeda edit : Kahoko Nishimura)