ひとりひとりの女性が自分らしく輝けるように。 【妊活特集】サニーサイドアップグループ・谷村江美さん『すべての女性の充実したライフプランのために。』
妊活をしながら、ひとりひとりの女性が自分らしく輝けるように。 社会ではさまざまな取り組みが始まっています。今回は、サニーサイドアップグループ・谷村江美さんにお話を聞きました。“人の心と世の中を動かす”をミッションに掲げ、マーケティング&コミュニケーションを提供するサニーサイドアップグループ。女性の豊かなライフプランのために始動した、画期的なプロジェクトとは?
より豊かな社会のためにジャンルを超えて情報発信やPR活動を行ってきたサニーサイドアップグループが、社会的課題に取り組む新会社としてグッドアンドカンパニーを発足。その一環として、昨年新たに始動したのが、すべての女性が納得して充実したライフスタイルを築ける社会の実現を目指した「W society」だ。その内容や今後の課題について、グッドアンドカンパニー代表取締役社長の谷村江美さんに話をうかがった。
「サニーサイドアップは社員の半数以上が女性で、個人の生き方の多様性をとても大切にしてきました。女性社員が活躍するうえでのお守りになれば、という思いを込めて2015年に卵子凍結および、保管に関わる費用の一部を会社が負担する福利厚生も導入しています」外資系企業でも卵子凍結の福利厚生が少しずつ取り入れられたタイミングではあったが「性別問わず、自分のカラダのメカニズムについて把握している人は多くない。女性のホルモンバランスや妊孕性について正しく知る機会があればと医師を招いてセミナーを行ったことがいまの活動につながっています」。
「W society」は、女性が自分自身のカラダについて学ぶきっかけをつくるプロジェクト。女性の心身的課題と女性を取り巻く社会的課題の両方向からその解決を目指す。「企業を横断し、産官学連携で社会全体にムーブメントを起こし、女性が自分のカラダと向き合いながらそれぞれのライフプランの選択のもとに輝ける世の中をつくるというのがプロジェクトのゴールです」
アンバサダーに各界で活躍する女性を迎え、メディカルパートナーの協力のもとにプロジェクトを推進。“私のカラダの今を知ろう”をテーマに「egg week」というキャンペーンも開催しており、卵子の数の目安がわかる検査に対するリテラシー向上もはかる。「妊娠をライフプランのひとつに考える人にもそうでない人にも、自分のカラダと向き合う場を提供し続けていきたいです」
「W society」
社会的課題解決のプラットフォーム事業として、各分野に特化した専門家やビジネスパートナーと連携し、その実現を目指す。自分自身のカラダを知るきっかけをつくるキャンペーン「egg week」も開催。
Profile…谷村江美(たにむら・えみ)
2009年にサニーサイドアップに入社。新規事業や広報などの経験を生かし、2021年に社会課題解決を目的としたグッドアンドカンパニーの代表取締役社長に。