駐日ジャマイカ大使も着物姿で祝福! 「ジャマイカ ブルーマウンテン・コーヒー」が結んだ、独立60周年目のジャマイカと日本の絆。
1月9日は日本における「ジャマイカ ブルーマウンテン・コーヒーの日」。制定4周年を祝したアニバーサリーイベントが〈ジャマイカ大使館〉で1月末に行われました。駐日ジャマイカ大使・ショーナ-ケイ-リチャーズ閣下も美しい着物姿で登場。コーヒーが結んだジャマイカと日本の絆について紹介します。
ブルーマウンテン・コーヒーの約70%を日本が輸入。
中南米のカリブ海に浮かぶ島国・ジャマイカ。キューバから145kmほど南下した場所に位置しています。2022年はイギリスから独立60周年を迎えるジュビリー・イヤー!
ジャマイカと日本は50年近くにわたり、ブルーマウンテン・コーヒーによって、深く結ばれてきたことをご存知ですか? 同国最大のコーヒー市場は日本。なんと70%以上のブルーマウンテン・コーヒーが日本へと輸出されているのです。
1966年、ジャマイカコーヒー生産量(7,000袋)60% 以上に相当する計4,400袋をある日本企業が購入契約し、翌年の1月9日に最初の1,400 袋が出港されたニュースは現地新聞のトップを飾りました。日本では4年前に、この歴史的事実を記念して「ジャマイカ ブルーマウンテンコーヒーの日」が制定されたのです。
ちなみにジャマイカの街を走る車の約9割が日本車なんだとか! まだ見ぬ街並みを想像するだけで、ちょっぴり心踊りませんか?
生産区がユネスコ世界遺産に!ブルマウンテン・コーヒーが特別な理由。
200年以上前から生産されているブルマウンテン・コーヒー。どうして世界最高峰のおいしさと評されるのでしょう? それは海抜900から1200mの高地かつ、豊かな窒素とリンを含む肥沃な火山性土壌が、卓越した甘さと香り・風味をもつフルボディのコーヒーを生み出すからです。
希少性が高いのも特徴。輸出可能な年間生産量は世界のコーヒー生産量のわずか0.02%以下ともいわれています。世界で唯一、袋ではなく木の樽に詰め保存されているのもそのため。コーヒーの栽培収穫、加工、販売に関する厳しい基準を設け、完璧な商品のみを販売するよう管理されているそう。
ブルーマウンテン地区は、その特有な気候を守るため、2015 年にユネスコ世界遺産に登録されています。
ジャマイカ名物のラム酒を使ったコーヒーモクテル。
同じくジャマイカの特産物であるラム酒をつかったコーヒーモクテルも目の前でつくってくれました。ラム酒とてんさい糖を煮詰めてつくる自家製メープルシロップを、ドリップしたブルマウンテン・コーヒーに加えると、コーヒー自体の甘さも増していきます。
駐日ジャマイカ大使・ショーナ-ケイ-リチャーズ閣下は、「ジャマイカ ブルーマウンテン・コーヒーの日が日本で制定されたことは、このコーヒーが2国の関係にプラスの影響を与えていることの証です。この重要な4周年記念を迎えるにあたり、大切なパートナーである日本の皆様にに感謝申し上げたいと思います」と笑顔で語りました。