Hanako Beauty「あのコスメが生まれた理由」 目指すは“冴えた顔”?ファンケルグループからスキンケアブランド〈BRANCHIC〉が生まれた理由。
Hanako本誌連載「Hanako Beauty Skin Care あのコスメが生まれた理由」を掲載。今回はファンケルグループ関連会社から誕生した新しいスキンケアブランド〈BRANCHIC〉が生まれた理由をご紹介します。
眠る肌感覚を呼び覚まし冴え肌を叶えるケアが誕生。
コロナ禍で人に会う機会が減った今、触れあうことの重要性を見直す動きが出ている。この秋誕生したブランシックというスキンケアブランドも、肌に優しく触れることで機能を活性化し、美肌作りに役立てるメソッドを開発。注目を集めている。「ブランシックは、世界で初めて“メルケル細胞”に着目してスキンケア製品を開発しました。メルケル細胞とは触覚に関わる細胞のことで、感覚の鋭い指先に最も多く存在します」(ブランシック プロダクトプランナー・原田真希さん)
指先の感覚は、年齢を重ねてもあまり衰えない。一方で頬など顔の感覚は、なんと30代からどんどん鈍くなってしまうという。「私たちはここに、美肌のカギがあるのではないかと考えました。そこで感覚の鋭さと肌状態の関係を調査したところ、頬など顔の感覚が鋭いほど、キメやハリの状態がよいことを発見したのです」
肌の感覚が衰えると、なぜキメやハリが乱れてしまうのか。原田さんによると、そこにはメルケル細胞が深く関わっているそう。「メルケル細胞は、活性化すると肌の生まれ変わりに関わる成長因子や“幸せホルモン”とも呼ばれるオキシトシンなど、肌機能に重要な物質を分泌します。肌に存在するオキシトシンは高い抗酸化力を発揮することが分かっていますが、ストレスや老化でメルケル細胞の働きが鈍ると、オキシトシンも減ってしまいます。このことから、メルケル細胞が元気な肌は肌状態がよく、エイジング度合いに差が出る、と言えるのです」
そこでブランシックでは、肌のメルケル細胞に着目して開発した成分デカペプチドを全2品に配合。「ひとつめは、スイッチマキシマイザーという温感ジェル洗顔料です。蜂蜜のように濃厚なジェルが密着することで、毛穴の奥から汚れを吸着。じんわり温感とスパイシーハーブの香りで、洗顔が快感になるひと品です。ふたつめは、美容液のスイッチショット。高濃度のビタミンC誘導体、APPS+をマイナス40℃で凍結乾燥させた粉体と、デカペプチドなどが入った美容液を混ぜ、1本を10日間目安で使い切るフレッシュ処方に仕上げました。たった1本でも肌に違いが出るパワフルさで、シミや毛穴の開き、たるみに悩む人におすすめです」
それぞれ、使い方にもこだわりが。「2品とも、肌の触覚に働きかけるタッチメソッドを提案しています。目指すのは、明るくハリのある“冴えた顔”。優しいタッチで眠れるメルケル細胞を呼び覚まして、凜とした美肌を実現しましょう」
Brand Profile
2021年10月にファンケルグループ関連会社から誕生。長年の研究成果を応用し、美容感度の高い女性に向けた製品を開発。公式インスタグラムでは“冴え顔サロン”と題し、モデルのクリス ウェブ佳子さんや料理家の寺井幸也さん、スタイリスト辻直子さんのライブやコラムなどを掲載。