絶景イタリアンランチやクルーズ、キャビンからの夜景鑑賞など、みなとみらい周辺を一日周遊! いつもとちょっと違う非日常気分を味わえる!横浜日帰りプチトリップ。
東京から小一時間と、ちょっとしたお出かけ気分を味わえるスポット「横浜」。まだちょっと新型コロナウイルスの流行が心配で、旅行に行きたいけどあまり遠くはちょっと…と思う人にぴったりのスポットなんです。今回参加した『横浜市主催プレスツアー』では、横浜みなとみらいの景観を楽しめるクルーズ体験や絶景イタリアンランチ、地上65階の“天空の茶室”、新しくできたキャビンから眺める夜景、、といったちょっとした非日常を味わえる、おすすめ観光コースを体験してきました!ちょっと足を延ばして、横浜に1日プチトリップしに行ってみませんか?
【日本大通り駅】〈象の鼻テラス〉から、横浜周遊プチトリップスタート!
横浜市開港150周年事業として、2009年に開館した〈象の鼻テラス〉は、アートスペースを兼ね備えたレストハウス(休憩所)。音楽ライブやマルシェなどの文化プログラムが定期的に開催されています。同テラス内にある〈象の鼻カフェ〉では、象をかたどった人気メニュー「ゾウノハナソフトクリーム」(420円)のほか、ピザやサンドイッチなどのテイクアウトメニューが充実。横浜散策のちょっとした休憩にぴったりのスポットです。
〈象の鼻テラス〉
■神奈川県横浜市中区海岸通1
■045-661-0602
■10:00〜18:00
■無休
■みなとみらい線「日本大通り駅」1番出口より徒歩約3分
【日本大通り駅】みなとみらいを一望できる〈International cuisine subzero〉で、贅沢イタリアンコースを堪能。
次は、大さん橋にある、〈International cuisine subzero(インターナショナル キュイジーヌ サブゼロ)〉でランチをいただきます。入口からどんどん歩いて行った、大さん橋の先端の部分にあるお店。広く取られた窓から見える、まるで絵画のようなみなとみらいの景観とともにイタリアンを味わえます。プロポーズをするカップルも多いそうで、雰囲気の良さも納得ですね。
〈International cuisine subzero〉でいただいたのは、「SUBZERO LUNCH A COURSE(サブゼロ ランチ Aコーズ)」4,400円。イタリアンの郷土料理をベースに地元・神奈川県の素材を使って再構築したという、新感覚イタリアンランチコースです。
Stuzzichino(ストゥッツィキーノ=前菜の前に提供される、おつまみのようなもの):「ホタテとカリフラワーのムース」。これからおいしくなる時期という北海道のホタテを使った、大粒のイクラが贅沢に彩る一品。
Antipasto(アンティパスト=前菜):「鰆のカルパッチョとマイヤーレモン 黒米のサラダ仕立て」。皮を香ばしく炙った旬の鰆(さわら)に、ハーブの爽やかさとマイヤーレモンの酸味がアクセント。目の前の海を思わせるようなマリンブルーのお皿に盛られ、ハーブやラディッシュ、黒米などとの色合いも美しく目でも楽しめます。
Zuppa(ズッパ=スープ):「岩手白金豚バラ肉と冬野菜のボッリート シロインゲン豆のポタッジオ仕立て」。イタリア人が作る豚汁をイメージして作られていて、豚肉の口溶けを良くするようブイヨンで4時間じっくり煮込んでいます。下仁田ネギが香ばしく、身体に染み入るような滋味豊かな味わいでした。
Primo(プリモ=1皿目):「本日のパスタ」は、神奈川県平塚市産の「しらなみポーク」という豚肉で作られた、自家製サルシッチャ(ソーセージ)を使用。イタリアンパセリやエストラゴン、ディル、セルフィーユなど、4種のハーブがどっさり入っていて、パスタと合わせた自家製サルシッチャの味を引き立てています。
Secondo(セコンド=2皿目):「ニュージーランド産 乳飲仔牛ロースのロースト ポルチーニ茸のソース」。乳飲仔牛とは、牧草を一切与えず、母牛のミルクだけで育った仔牛のことで、柔らかい肉質が特徴なのだそう。確かにお肉にナイフを入れるとスッと切れる柔らかさで、ポルチーニ茸の芳醇な香りとともに口の中でとろけるような味わいでした。
Dolce(ドルチェ=デザート):「おまかせドルチェの盛り合わせ」。この日は、ショコラムースとフランボワーズのソルベ、季節のフルーツ添えでした。甘酸っぱいフランボワーズの香りが口の中に広がり、お口直しにぴったり。
〈International cuisine subzero〉
■神奈川県横浜市中区海岸通1−1 大さん橋国際客船ターミナル2F
■045-662-1099
■ランチ11:30〜15:00(14:00LO)、ディナー17:30〜22:00(20:30LO)、土日祝17:00 〜
■無休
■みなとみらい線「日本大通り駅」3番出口より徒歩約10分
【馬車道駅】【日本大通り駅】ドリンク片手に海の上から横浜を眺める、〈赤レンガcafe クルーズ〉。
ランチの後は、海の上から横浜を楽しめる〈赤レンガcafe クルーズ〉を体験!リゾート感たっぷりの船内やデッキで、ドリンクを片手に横浜港内をクルージングできます。赤レンガ倉庫近くの桟橋から出発し、ベイブリッジの下をくぐったり、横浜の名所を海から眺めたりと、45分間たっぷりクルーズを楽しめました。
〈赤レンガcafe クルーズ〉
■神奈川県横浜市中区新港1-1先(出発地のピア桟橋)
■045-290-8377
■10:30〜、11:30〜、13:30〜、14:30〜、15:30〜
■運航日:金土日祝
■1,500円
■みなとみらい線「馬車道駅」または「日本大通り駅」より徒歩約10分
【馬車道駅】【日本大通り駅】海沿いで開放感たっぷりの商業施設〈MARINE&WALK YOKOHAMA〉。
赤レンガ倉庫隣接の商業施設〈MARINE&WALK YOKOHAMA〉。セレクトショップやベイフロントを望むテラス席のあるレストランやカフェが集うモールで、モニュメントや緑、アートなどが配され、海外にある街並みのような雰囲気も味わえます。さまざまなオリジナルのソーダドリンクが飲める〈SODA BAR〉や、西洋とアジアの華やかさを活かした料理やクレープが人気の〈CAFE GRACE〉は、ティータイムにおすすめ。
〈MARINE&WALK YOKOHAMA〉
■神奈川県横浜市中区新港1-3-1
■045-680-6101
■11:00~20:00、レストラン〜23:00※一部店舗は異なります。
■不定休
■みなとみらい線「馬車道駅」または「日本大通り駅」より徒歩約9分
【みなとみらい駅】【桜木町駅】〈横浜ロイヤルパークホテル〉65Fにある、天空の茶室「開光庵」でお点茶体験。
続いて訪れたのは、〈横浜ランドマークタワー〉内にある〈横浜ロイヤルパークホテル〉。このホテルの65階に、“天空の茶室”と呼ばれる「開光庵」があります。客室階の一角にありながら、格子戸や灯籠、砂利道、置石、畳などが設えてあり、静謐な和の空間が広がります。
特徴は、何と言ってもその高さ!“天空の茶室”というだけあり、地上65階の窓からは天気の良い日には富士山や三浦半島なども見渡せるほどです。この日は、うっすら富士山を眺めることができました。
茶室では、実際に講師の方がお手前を目の前で披露。窓からの眺望とともに、季節のお菓子をいただきながら抹茶を味わえます。横浜というと中華街や山手の西洋館など異国情緒を感じる場所というイメージでしたが、こんな日本情緒溢れる場所もあることを知れて新鮮でした。
〈横浜ロイヤルパークホテル〉65F 茶室「開光庵」
■神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1-3 横浜ロイヤルパークホテル65F
■045-221-1155(レストラン予約)
■11:00~17:00
■火水休(祝日を除く)
■点茶体験(薄茶・生菓子・干菓子・サービス料・税込)2,100円
■みなとみらい線「みなとみらい駅」より徒歩約3分、各線「桜木町駅」より徒歩約5分
【みなとみらい駅】幻想的な夜景を楽しめる、〈横浜みなとみらい万葉倶楽部〉の「展望足湯庭園」。
散策疲れの足に嬉しい、足湯の体験に〈横浜みなとみらい万葉倶楽部〉へ。館内に入ったら、お好みの柄の浴衣に着替えて屋上にある「展望足湯庭園」に向かいます。みなとみらいの夜景とライトアップされた庭園が演出する幻想的な雰囲気の中、足湯に浸かれます。ここは男女一緒に楽しめるスポットなので、カップルで夜景と足湯を楽しんでもいいですね。
〈横浜みなとみらい万葉倶楽部〉
■神奈川県横浜市中区新港2-7-1
■0570-07-4126
■24時間営業
■無休
■入館料:中学生以上2,750円
■みなとみらい線「みなとみらい駅」より徒歩約5分
【馬車道駅】【桜木町駅】〈YOKOHAMA AIR CABIN〉で、空からみなとみらいの夜景をたっぷり満喫!
横浜観光最後のスポットは、今年4月に開業したばかりの都市型ロープウェイ〈YOKOHAMA AIR CABIN(横浜エアキャビン)〉。〈横浜ワールドポーターズ〉近くにある「運河パーク駅」と「桜木町駅」の間の約630mを、約5分でつないでいます。
キャビンのライトアップは世界でも名高い照明デザイナー石井幹子さんが監修されたそうで、石井さんはコスモワールドの観覧車のライトアップなども手がける横浜にゆかりのある方だそう。キャビンのみライトアップされているので、まるでキャビンが空中に浮いているかのような幻想的な雰囲気に!
こちらが、キャビンから見たみなとみらいの夜景。〈横浜ランドマークタワー〉の展望台や〈コスモワールド〉の観覧車の上から夜景を眺めると見下ろす感じになってしまいますが、このキャビンの高さは最高点で約40mなので、すぐ目の前に息を呑むようなみなとみらいの夜景が広がります。
運営会社の方いわく、週末より平日の方がオフィスビルに灯りが多く、夜景が豪華になるのだとか。また、キャビンの開口部の関係上、「桜木町駅」→「運河パーク駅」よりも「運河パーク駅」→「桜木町駅」の方が景色がキレイに見えるそうです。
このなんだか近未来を感じさせるようなデザインの建物が、〈YOKOHAMA AIR CABIN〉の「桜木町駅」。JR「桜木町駅」の駅前にあります。
〈YOKOHAMA AIR CABIN〉は、この桜木町駅から〈横浜ワールドポーターズ〉のある新港付近までは、結構距離があるのに今まであまり交通手段がなかったため、高齢者の方などにもお孫さんと一緒に横浜散策を楽しんで欲しいとの思いから導入されたそうです。昼と夜とで全く雰囲気の違う景観が楽しめるこの〈YOKOHAMA AIR CABIN〉、新しいみなとみらいの交通の楽しみとして認知されていきそうですね。
〈YOKOHAMA AIR CABIN〉
■神奈川県横浜市中区新港2-1-2
■045-319-4931
■10:00〜22:00
■無休※荒天、定期点検等により臨時で運休する場合があります。事前にHPでの確認を。
■入館料 片道:1,000円、往復:1,800円
■運河パーク駅:みなとみらい線「馬車道駅」4出口より 徒歩約7分、桜木町駅:JR「桜木町駅」東口より徒歩約1分
【元町•中華街駅】横浜中華街の老舗料理店〈状元樓 横浜中華街本店〉で、本場上海料理コースを賞味!
ディナーを食べに訪れたのは、やはり横浜観光といえば外せない横浜中華街。コロナ禍の一時期は閑散としていましたが、今では道ゆく人も増え人気が戻ってきている様子です。
その中で、今回伺ったお店は〈状元樓(じょうげんろう) 横浜中華街本店〉。創業1955年という、中華街でも1番古い上海料理店だそうです。1920年代の租界時代の「老上海」をイメージしたという店内は、西洋から見た当時の中国を現していて異国情緒溢れる優雅な雰囲気。インテリアは、どれも中国で買い付けたり作らせているというこだわりようです。
上海料理は煮込み料理が多いとのことで、この〈状元樓 横浜中華街本店〉でも煮込み料理が名物。コンセプトは、“老菜(伝統料理)+新菜(新しい料理)の融合”を目指してるそう。いただいたのは、こちらの「水晶コース」4,500円です。
「上海式前菜盛り合せ 4種」は、海老の塩茹で、蒸し鶏とネギの香味和え、窯焼きチャーシュー、豆腐干絲が一皿に。柔らかくなるまで茹でられた海老は、頭からそのまま食べられるほど。
「カボチャの茶碗蒸しスープ仕立て」。優しい甘味のカボチャスープに、ぷりぷりのエビやイカ、豆腐などが入って、スルスルいただける喉越しの良い一品。
「本日のおすすめ点心」は、「海鮮錦糸団子」でした。提供される点心は、お店の裏にある工場で全て手作りされたものだとか。エビのすり身がベースで、プリプリした食感がたまりません。
「海老と季節野菜の大葉炒め」は、プリプリ食感のエビやシャキッと歯ごたえのある野菜、優しい味わいのキノコの組み合わせが、シンプルな中に素材の旨味を感じるおいしさ。この海老のプリプリした食感を出すためには、丹念な下ごしらえが必要なのだとか。
「鶏肉とネギの生姜醬油蒸し」は、直火にかけず20分蒸し調理することにより、お酢やネギの香りがじんわりとスープに溶け込むのだそう。ショウガやネギの香り、鶏肉の旨みが滲み出たスープが後引くおいしさです。
「スパイシー葱チャーハン」は、豆板醤と胡椒のピリリとした辛さが効いた一品。箸休めの大根の醤油漬けも、付け合わせにぴったりのさっぱりした味わいで止まらなくなります。
サンザシの赤いゼリーで飾られた、「自家製杏仁豆腐」。ゼラチンと寒天で作られたしっかり目の食感で、さっぱりした味わいでした。
〈状元樓 横浜中華街本店〉
■神奈川県横浜市中区山下町191
■045-641-8888
■11:30-22:00 LO、金土祝前日〜22:30 LO
■不定休
■みなとみらい線「元町・中華街駅」2番出口より徒歩約3分
今回は、まるっと一日満喫できる、横浜みなとみらい周遊プランをご紹介しました。横浜であれば、都内から電車で訪れ朝から晩まで楽しんでも、日帰りが可能。とはいえ、異国情緒やクルージング、ベイエリアの夜景といった、いつもと違った非日常も感じられる場所でもあります。ご紹介したスポットで気になる場所があれば、週末のお出かけなどで訪れてみてくださいね。