プロジェクションマッピング国際大会『1minute Projection Mapping Competition』はファイナリスト19組の作品を上映。 光の祭典『TOKYO LIGHTS』が明治神宮外苑で12月12日まで開催中。
冬は光が美しく見える季節。2021年12月9日から12日まで明治神宮外苑で開催中の『TOKYO LIGHTS』は東京から日本、そして世界をテラス光(希望)の祭典として今年からスタートしました。プロジェクションマッピングの国際大会と、光のエンターテイメントが楽しめる『TOKYO LIGHTS』のプレスプレビューで、光の作品と演出を体験してきましたので、その魅力をご紹介します。
世界54カ国から参加があった1分のプロジェクションマッピングを競う国際大会。
実物と映像を融合させることで生まれるプロジェクションマッピング。歴史的建造物などをスクリーンのようにして、形に合わせた映像が生き生きとした魅力的な世界を見せてくれます。
『1minute Projection Mapping Competition』は、2012年に始まったアジア最大級のプロジェクションマッピング国際大会です。その名の通り1分代のプロジェクションマッピングの作品を競うイベントです。
初の東京開催となる今回は、東京都の“光の祭典”『TOKYO LIGHTS』のメインプログラムとしての開催されています。『TOKYO LIGHTS』が、東京から日本をそして世界を照らす光(希望)の祭典と位置付けられていることから、『1minute Projection Mapping Competition』の応募作品も「希望 / HOPE」を制作テーマとされています。
世界54の国と地域から246組ものエントリーが寄せられ、一次審査を経て19組のファイナリストが決定しました。その19組のプロジェクションマッピングが12月9日から12日まで明治神宮外苑聖徳記念絵画館で映し出されます。そして最終日の12日には、公開審査会及び授賞式が開催される予定です。
審査員には、本大会の総合プロデューサーを務めるクリエイティブディレクター石多未知行さん、森美術館特別顧問で美術キュレーターの南條史生さん、アーティスト、インタラクションデザイナー、プログラマ、DJの真鍋 大度さん、映画監督で演出家の本広克行さんら豪華な顔ぶれが参加します。
聖徳記念絵画館に映し出される個性的で美しいプロジェクションマッピング。
プレスプレビューでは、ファイナリストの作品の一部が上映されました。
それぞれお国柄なども垣間見られ、映像の美しさ、ストーリー展開が気になるものなど、特徴のある作品ばかりです。
また、招待作家のスペシャル作品として、前回の優勝者でウクライナのジュリア・シャムシェイエワさんの作品『Every breath』と、グラミー賞受賞経験もあるのバート・クレサさん率いるBARTKRESA studioによる『Panta Rhei: A Vivid Meditation』の2作品も上映されます。
会場での鑑賞は無料ですが予約が必要です。19組のファイナリストの作品はTOKYO LIGHTS 公式YouTube チャンネルでも見ることができます。しかも、12月11日(土) 21時までオンライン上で「オーディエンス賞」の投票も行われます。その方法は、各作品を見た後、気に入った作品に「いいね」を押すだけ。「いいね」の数がオーディエンス賞の選出に大きく影響するそうですので、ぜひチェックを。
光のエンターテインメントとして100メートルもの光のトンネル「MIRAI SANDO」も。
会場の明治神宮外苑総合球技場軟式球場では、光を使ったエンターテインメントが楽しめます。
圧巻なのが『MIRAI SANDO』。100メートルにも及ぶ国内最長の没入型、光のトンネルです。自分の体にも美しいレーザーの光が当たって、SFファンタジーの世界に迷い込んだような不思議な感覚を体験できます。
イベントのシンボルとなる光のモニュメント『TOKYO LIGHTS』、リアルパフォーマンス×映像テクノロジー×最先端レーザー技術が融合したショー『REFLECTION ‐いのりのひかり‐』も準備されています。
冬は空気が澄んで、光が綺麗な季節。世界中から集まるハイレベルで個性豊かなプロジェクションマッピングが彩る東京の光の祭典を目撃してみませんか?
『TOKYO LIGHTS』
■2021年12月9日~11日
第1部 16:45~18:45、2部 19:00~21:00(各日2部入れ替え制)
12月12日1回公演公開審査会及び授賞式 17:30~21:00
■東京都新宿区霞ヶ丘町1-1 明治神宮外苑 聖徳記念絵画館及び総合球技場軟式球場
■事前予約制(無料)
■公式サイト